
2026年1月21日(水)の夕方、神戸ステークセンターにて、プロバスケットボールチーム「神戸ストークス」で活躍するヨーリー・チャイルズ(Yoeli Childs)選手と、その妻であり元NCAAディビジョン1バレーボール選手のメーガン・チャイルズ(Megan Childs)姉妹が、神戸ステークの青少年とYSAを対象にファイヤサイドに参加し、「Walking with Christ On and Off the Court(コート上でもコート外でも、キリストと共に歩む)」
青少年・YSAをはじめ、宣教師とその友人、近隣の教会員約80名(オンライン参加:約30名)が集まり、トップアスリートとして活躍する中で、クリスチャンとしてイエス・キリストへの信仰を深めてきた経験に耳を傾け、さまざまな質問にも答えていただきました。
メーガン姉妹は、末日聖徒の多いユタ州の家庭で育ちましたが、大学では周囲に末日聖徒がほとんどおらず、パーティーでアルコールを断る際に孤独や寂しさを感じることがあったと振り返りました。頑張る自分に神様から何らかの励ましや「しるし」が与えられることを期待したこともありましたが、特別な奇跡が起きたわけではありませんでした。それでも教会に集い続け、独身ワードで礼拝に参加し、インスティチュートに通う中で、「友人がいるから行く」のではなく、「イエス・キリストに従う喜び」によって教会に自分の居場所を見いだすようになったと語りました。
また、モルモン書に登場する預言者リーハイの夢(1ニーファイ8章)を引用し、鉄の棒をつかみ、美しい実にたどり着いた後も、大きな建物の人々に嘲られて動じなかった人々のように、強くあってほしいと励ましました。「神はあなたを愛している。その努力は必ず信仰の基礎を築いている」と青少年にメッセージを送りました。
青少年指導者の言葉を引用し、「キリストと共に歩むとは、一人でも教会に出席し、祈り、聖典を読むこと。たとえその歩みがゆっくりであっても、キリストと共に歩み続けることが大切」であると強調しました。
数年前のサモアでの人道支援の体験では、孤児院の少女たちが神を賛美する姿に触れ、神が彼女たちを愛しておられること、また自分自身も神に愛され見守られていることを御霊から強く示されたと証しました。
一方、夫のヨーリー兄弟もユタ州出身で、大学1年生の18歳で末日聖徒イエス・キリスト教会に改宗し、20歳でメーガン姉妹と結婚しました。NBAマイナーリーグやドイツでのプレーを経て、日本では佐賀バルーナーズを経て、現在は神戸ストークスで活躍しています。

ヨーリー兄弟は、4歳の娘が自分と「歩く」ことを好むのは、娘が父親をよく知っているからであり、「主と歩む」ことも同様に、主を知ることが大切だと語りました。私たちが誰であり、なぜここに来たのか、そして神がどのような御方かを知ったうえで、どのように生きるべきかの模範はイエス・キリストにあると述べました。
彼はプロとしての歩みが思い描いていたものとは異なり、試練に満ちていたと語ります。BYUで歴史に残るチームの一員として活躍していた最終学年、トーナメント目前にコロナ禍でシーズンが中止となり、NBAドラフトにも参加できず、プレシーズンでも解雇されました。プロ1年目はGリーグでプレーしましたが、コロナ禍の影響でわずか15試合の短期シーズンでした。2年目はドイツへ移籍しましたが、3試合でシーズンが終了し、膝の手術を受けました。

その後、家族は夫婦だけの状態から2人の娘が加わり、再びGリーグ、ドイツ、そして日本の2都市でプレーしました。もし思い描いていた人生を歩んでいたなら、NCAAトーナメントに出場し、全米選手権を制覇し、ユタ・ジャズからドラフト1巡目で指名され、NBAで成功を収めていたかもしれません。しかし、これらの経験を振り返り、「理想通りではなかったが、その試練が自分を強くした」と語ります。
人生が思い通りに進まなくても、成長し、より優れたバスケットボール選手となり、良い夫・父になれたのは苦難があったからであり、何より天の御父と救い主との関係が深まったと証しました。「最善を尽くし、イエスの生き方に倣おうと努めるなら、必ず成長と喜びに導かれる」と述べました。
神がどのような御方であるかを知るには、一生をかけて学び続ける必要があります。ヨーリー兄弟が好きなたとえ話「放蕩息子」(ルカ15章)には、ユダヤ人文化を理解すると一層深く味わえる象徴が多く含まれています。その一つは、父が息子に「駆け寄った」ことの重要性です。当時のユダヤ文化では、地位のある男性はゆったり歩くもので、走ることは品位を損なう行為とされていました。それでも父は走り、息子を抱きしめます。この姿こそが天の父の愛を示していると語りました。
イエス・キリストは「すべての人を愛すること」「赦すこと」「戒めを守ること」という完全な模範を示されました。ヨーリー兄弟は、アスリートとしての世界は、彼が神と交わした聖約や戒めとは正反対の文化であると述べます。彼が酒を飲まず、汚い言葉を使わず、不適切な会話から距離を置き、日曜にスーツ姿で試合会場に来る姿を見て、信仰生活を理解するチームメイトも増え、その中には貞潔の律法を守る姿勢に驚く人もいたといいます。それでも彼は、自分の信じることに確信を持ち続け、その姿勢が尊敬や信頼を生むと語ります。
また、完全ではなくても、イエス・キリストのように愛し、赦し、仕え、戒めを守ろうと努めることによって、人生の目的を果たし、より神に近づくことができると勧めました。
18歳のとき戒めについて学んだ際、当初は戒めに抵抗を感じたものの、サモア出身の姉妹宣教師から「戒めは祝福そのものであり、私たちを縛るものではなく、痛みから守り、神と共に歩む道を示す地図である」と教えられ、見方が変わったと証しました。
彼は、戒めを愛するようになると心に喜びと感謝が生まれると語り、神は尽きることのない祝福と赦しと愛を与えてくださる御方であり、すべての人に固有の目的があり、神は私たち一人ひとりとの個人的な関係を深めたいと望んでおられると証しました。
質疑応答では以下のように語りました:
- 練習も勉強も、すべての時間を「神のために捧げる気持ち」で行っている。
- 妻は人生で最も大切で尊敬すべき存在であり、どんな状況でも自分をより良くしてくれる人。福音と聖約によって二人は一つになれた。
- 22歳でNBAドラフトにかからなかったとき、努力し信仰も持っていたのになぜかと神に怒りを感じた。しかし今では、神が最善を備えておられ、日本に来られたこともその一つだと理解している。
- 18歳で改宗したが、「自分はバスケットボーラーだ」という思いが強く、専任宣教師として行くべきかほとんど祈らなかった。若い皆さんには祈るよう強く勧めたい。神は必ず答えてくださる。