ニュースリリース

2021年9月22日-ソルトレーク・シティー|特集記事
孤独と闘い,社会的つながりを高めるための
実証されている6つの方法

「わたしたちはお互いを必要としています」とブリガム・ヤング大学心理学・神経科学教授のジュリアン・ホルトランスタッド教授は述べる

孤独と闘い,社会的つながりを高めるための方法を研究したBYU心理学・神経科学教授,ジュリアン・ホルトランスタッド教授。写真:マーク・A・フィルブリック,BYUフォト。チャーチニュースのご厚意による提供。©All rights reserved

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記事:メーガン・マックケラー,チャーチニュース

「複雑で多面的ですが,社会的なつながりは社会のほとんどすべての分野に影響をあたえています」とブリガム・ヤング大学心理学・神経科学教授のジュリアン・ホルトランスタッド教授は述べる

「わたしたちはお互いを必要としています。わたしは……人間関係が神から与えられたものとして,わたしたちの生活のあらゆる面において,いかに不可欠であるかを学びました」とホルトランスタッド教授は語る。

ホルトランスタッド教授は20年をかけて,社会的つながりが与える長期的な健康への影響について研究してきた。教授は最近チャーチニュースのポッドキャストに出演し,人間関係の重要性について話をし,孤独に対して個人および全体として闘う方法を教えている。

2015年に,ホルトランスタッド教授は世界中で行われた148の研究データを分析し,つながりの欠如が「一日に15本のたばこを吸うのと同じようなリスクをもたらす」ということを発見したことを述べた。「また,それは過度のアルコール摂取,運動をしないこと,肥満,および大気汚染に関係するリスクと同等または超過するものです。」

ホルトランスタッド教授によれば,人間関係は様々な形で健康に影響を与える。例えば,家族や親しい友人は,十分な睡眠を取ることや病院に行くといった健康になるための行動を勧めて,「わたしたちの健康に気を配って」くれる。

また,社会的つながりの欠如は生物学的にも影響を与える:信頼できる人がそばにいないと生理学的に警戒心や恐怖心が高まる可能性があり,それが脈拍数の増加と血圧の上昇を及ぼし,それにより,ストレスホルモンあるいは炎症を身体全体に循環させてしまうことになる。炎症状態が慢性的に高まると,「数々の慢性的な病気を引き起こすリスクが上昇する可能性があるだけでなく,うつ病や軽度の認知機能障害,認知症およびアルツハイマー症などの認知機能の問題といった精神的健康にかかわるリスクも上昇する可能性があります」とホルトランスタッド教授は述べる。

新型コロナウィルスのパンデミックにより世界中で何百万人もの人々が孤立し,社会的な交流ができない状態に陥ったため,研究者たちがこの孤立がどの程度孤独感が増加したのか調査を行った。32の研究を分析した結果,孤独感の程度が増加したばかりでなく,孤独を感じている人の数も増加したことが分かった。また,研究の結果,人によってより影響を受けやすいということも分かった。「これはまた,どういう人が立ち直りが早く,それにはどのような要因が起因しているのかを解明し,ほかの人々を助けるために……その情報をどのように利用できるかを理解するうえでとても重要です。」

1.ほかの人々を支援する

「驚く人もいるかも知れませんが,ほかの人々に支援を提供することにより,場合によっては,(支援を受けるよりも)さらに大きな恩恵を受けることがあります」とホルトランスタッド教授は述べる。「しかし,このことが提示しているのは,自助を行うための最善の方法の一つはほかの人々を助けることであるということです。」ホルトランスタッド教授は,ほかの人々を助けることにより,意義や目的意識が持て,また,より強い社会的なきずなやより強い人間関係につながるため,恩恵がもたらされると信じている。

チャーチニュース・ポッドキャストのエピソード48において,社会的つながりの健康に与える長期的な影響について講演するブリガム・ヤング大学心理学・神経科学教授のジュリアン・ホルトランスタッド教授。チャーチニュース・グラフィック,チャーチニュースのご厚意により提供。©All rights reserved

2.心から行う

ミニスタリングあるいはその他の関係を通じて人々に手を差し伸べる際,単なる行動ではなく,心から行うことが極めて重要です。信頼のきずなは「時間,誠実さ,および対応性を通して」築かれる,とホルトランスタッド教授は述べる。「これをわたしたちがどれほど効果的に行うかは,ある意味,わたしたち自身がそうした関係づくりにどのように寄与するかにかかっています。」

3.自分に合ったグループを見つける

「皆さんは自分が属していると感じれる自分に合ったグループを見つける必要があります」とホルトランスタッド教授は述べる。「ちょうど身体的に活動的でいることを社会的に活動的でいることを比較すると,身体的に活動的でいることは健康のために重要であるとわかっていますが,水泳よりもウォーキングを好む人がいるように……わたしたちは何が個人のやり方や望みに合うのかについて考える必要がありますし,また,存在するかもしれない障壁についても考える必要があります。」

4.感謝を表す

2020年の11月にラッセル・M・ネルソン大管長が唱えた「感謝のもたらす癒しの力」も孤独と闘うためのもう一つの実証された方法です,とホルトランスタッド教授は述べる。感謝やお礼を伝えることにより,きずなが深まり,つながりが強まる。それにより,孤独感の低下につながる。

5.小さな親切な行いをする

ホルトランスタッド教授と研究仲間は,ある研究を行い,その中で,無作為に人々に小さな親切な行いをほかの人々のためにするように求めた。ホルトランスタッド教授たちは,親切な行いをした人々は4週間以上にわたって,孤独感が有意に低下したことを発見した。

6.有意義で前向きなつながりと関係を優先する

多くの良い関係があると自分の護りとなるが,少なくかつあまり良くない関係は有害となる可能性がある。「わたしたちが目指すのは社会的なつながりを増やすだけでなく,前向きな恩恵を実際に受けることができるよう,そのつながりが前向きなものであり,質が高く,深くかつ有意義な関係になるようにすることです」とホルトランスタッド教授は述べる。

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