ニュースリリース

第49回那覇市社会福祉大会 末日聖徒イエス・キリスト教会に感謝状

ひとり親家庭への支援活動が評価される

令和7年10月10日、「なはのまち 誰もが安心して暮らせる 地域のきずな」をスローガンに掲げ、第49回那覇市社会福祉大会が那覇市ともかぜ振興会館で開催されました。

本大会は、福祉関係者や地域住民が一堂に会し、連携と協働による福祉のまちづくりを推進することを目的としており、社会的孤立や生活困窮などの課題に対し、住民一人ひとりが支え合う意義を確認する場となっています。

当日は、47名、7団体に感謝状および表彰状が贈られました。


ひとり親家庭への支援が評価

那覇市内のひとり親家庭を支援するため、令和5年度より食糧支援や自立支援を目的としたパソコン講座を那覇市母子寡婦福祉会(以下、那覇市母子会)と協働で実施していることが評価され、末日聖徒イエス・キリスト教会(以下、教会)に感謝状が贈られました。

教会は過去4年間、夏・冬・春の時期を中心に、沖縄県内のひとり親家庭に対して食糧支援を継続的に行ってきました。当初は他団体の活動を支援する形で教会施設を食料配布の会場として提供していましたが、協力団体の活動停止を機に、那覇市母子会とともに独自の支援活動を開始しました

コロナ禍で沖縄県は経済的に大きな打撃を受け、職を失うひとり親家庭が急増。長期休暇中に給食がなくなることで、子どもが新学期を迎える頃には体重が10kg以上減っているといった深刻な事例もあったそうです。そうした状況を受け、那覇市母子会と相談の上、支援活動が始まりました。

4年間で2700世帯に支援

これまでの4年間で、県内15地域・約2700世帯のひとり親家庭に食糧を届けてきました。そのうち那覇市では、3年間で計360世帯への支援を実施しています。

また、食糧支援にとどまらず、自立支援の一環としてパソコン講座を開設。パソコンを持たない家庭でも学べるよう、教会は那覇市母子会へ10台のパソコンを寄贈しまた。講座を受講した20人のうち6人が新たな職に就くなど、成果も現れています。

那覇市母子寡婦福祉会の歩み

昭和44年9月に設立された那覇市母子寡婦福祉会は、ひとり親家庭が安心して生活できる環境づくりを目指し、生活相談や子育て支援、就労支援など多方面にわたる活動を行っています。

理事長の仲盛光子さんは、「困っている方が一人でもいれば救いたい。相談が大事です」と語っています。保護者の病気やケガの際の支援、夜の子どもの居場所づくりなど、現場の声から生まれた支援にも力を注いでおり、特に自立支援としてのパソコン講座は人気が高く、「今後は夕方の開催も検討している」と仲盛さんは話していました。

行政や福祉団体との連携を強化し、幅広い支援ネットワークを構築しているそうです。

「純粋な奉仕の心で」

末日聖徒イエス・キリスト教会 沖縄ステークの比嘉勲さんは、「普段当たり前に食べている食品も、物価高騰で買えない家庭が多くあることを知りました。奉仕活動を通して、イエス・キリストの光を社会や個人に
届けられると感じています」と語っています。

また、「活動が単なる作業にならないよう、イエス・キリストの愛に倣った純粋な奉仕であることを大切にしています。今後は、食糧配布に加え、自立を促す就労支援なども企画・提案していきたい」と今後の抱負を述べました。

教会では、支援に関わるボランティアを対象に人道支援に関するディボーショナルを定期的に開催し、理解と奉仕の心を深めているそうです。

広がる支援の輪

沖縄ステークでは、名護市母子会と連携し、食料配布だけでなく親子でのビーチクリーン活動も行っています。清掃後にはバーベキューを通じて交流を深め、支援と地域のつながりを広げているそうです。

今の社会には、さまざまな課題があり、一人の力だけでは解決が難しいことが多くなっています。だからこそ、団体や個人が信頼し合い、行動でつながる支援のかたちがこれからますます大切になっていくことでしょう。

一滴の水が大海に広がるように多くの人の心に届き、助け合いの輪がさらに広がっていくことを願っています。