ニュースリリース

宗教の自由:日本とアメリカから学ぶ教訓

2025年12月13日にJ・キモ・エスプリン長老は末日聖徒イエス・キリスト教会からの訪問団を率いて、京都の同志社大学法科大学院において開催された宗教と法律に関するカンファレンスに出席しました。このイベントは「宗教の自由80周年を迎えて」と題して、日本国憲法採択から80年が経過したことを記念して開催されました。

訪問団には、教会の全国コミュニケーション評議会のメンバー、中央法務事務局、ならびに関西地域の神権指導者が参加しました。カンファレンスの中で、エスプリン長老は次のように述べました。

「本日のシンポジウムのような集まりはとても重要な意味があります。そうした集まりは宗教の自由が抽象的な概念ではなく、それは社会がどのように多様性を支え、道徳的な高潔さを育み、平和を助長することができるかについての生きた枠組みであることを思い起こさせてくれます。」

日本国憲法はアメリカ合衆国憲法にある原則に影響を受けており、宗教と良心の自由を確約する文言が入っています。

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2025年12月13日、同志社大学で開催された会議の参加者2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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12名の著名なパネリスト(社会的、文化的、歴史的、法務ならびに宗教界からの専門家)がプレゼンテーションを行い、二つの憲法における宗教の自由に関する要素について吟味し、その進化と応用について掘り下げました。話し合いでは、合衆国憲法と日本国憲法の「宗教の自由」に関する原則がどのように解釈され応用されてきているかにおいて、明確な違いと微妙な違いについて強調されました。

中心となったテーマは「宗教」という定義でした。その定義を拡大し、人間の尊厳と人道的原則を対象として「道徳的良心」を含めるべきという考え方は、議論を活発化させるものであり、有益なものでした。

プレゼンテーションと話し合いは自由と良心の保護に関して抽象的な観念を生きた現実的なものに変革する数々の貴重な基盤となる考え方を起こさせるものとなりました。

大石眞教授(京都大学名誉教授ならびに元日本宗教法人審議会座長)が基調講演を行いました。大石教授の講演は、宗教と道徳的良心の持つ実践的で生命を与える力について洞察ある解説を与え、それらが人間の命と努力にもたらす豊かさを強調するものでした。

最終的に、このカンファレンスは行動を呼びかけるものとなりました。すなわち、神のすべての子供たちのために宗教と道徳的良心の持つ恩恵を確保し、保護し、共有するための意識的な努力を奨励するものでした。

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J・キモ・エスプリン長老(右端)、2025年12月13日、同志社大学で開催された会議にて2025 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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エスプリン長老は、自身のプレゼンテーションの中で、宗教と道徳的良心の自由に対する教会の固い決意を表す明確な声明として「信仰箇条」11条を引用しました。

「わたしたちは、自分の良心の命じるとおりに全能の神を礼拝する特権があると主張し、またすべての人に同じ特権を認める。彼らがどのように、どこで、何を礼拝しようと、わたしたちはそれを妨たげない。」

また、エスプリン長老は「協力の呼びかけ」を行うとともに、すべての命あるものに「光」が必要であることを強調しました。

「わたしの希望は、わたしたち一人一人が、学者であろうと、信者であろうと、求道者であろうと、その光の証人として立つということです。党派的な大義としてではなく、道徳的な決意として、宗教の自由を守りましょう。わたしたちの教会や寺院、モスクが疲れた人々の聖所として、また、魂の学校として、存在し続けることが確実にできるようにしましょう。他の人々がわたしたちにも同じようにしてほしいと思えるような敬意、謙遜、親切の模範となれるようにしましょう。

結局のところ、宗教の自由の目的は単に信条を守ることではありません。それは、信者を守ることであり、神のすべての子供の神聖な尊厳を支えることであり、信仰と善意を持つ人々がともに一致して働ける社会を作ることです。」

このイベントはテキサス大学オースティン・ベック-ラフリン ファースト・アメンドメント・センターと同志社大学法科大学院の協力により開催されました。テキサス大学法科大学院のスティーブン・コリス教授が、世界的に重要なテーマについて話し合うために、この思いと心を持つ人々の集まりを開催する考えを着想し進めてきました。同志社大学法科大学院研究科長の松本哲治教授の熱い支援とパネリストと基調講演者の専門知識とが相まって、このカンファレンスは効果的で記憶に残るものとなりました。

教育機関と発表者に関する詳しい情報についてはこちらにアクセスしてください :Bech-Loughlin First Amendment Center | Eighty Years of Religious Liberty in Japan. リンク先の「日本語で」ボタンをクリックしてください.