ニュースリリース

「互いに愛し合うために似た者になる必要はありません」,NAACP(「全米有色人種地位向上協議会」)総会での預言者のメッセージ

ネルソン大管長,デトロイトで開催された第110回NAACP年次総会でメッセージを伝える

 
                          

末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長は,日曜日にデトロイトで開催された第110回「全米有色人種地位向上協議会」(NAACP)総会に出席した人々に向けて,相違が互いの人間性を尊重し合う社会を弱体化させるものとなる必要はないことを伝えた。

  ラッセル・M・ネルソン大管長は,9分間の夕べのスピーチの中で次のように述べた。「わたしたちは皆,つながっています。そして,わたしたちは周りの人々の人生を豊かにするのを助けるという責任を神から託されています。互いに愛し合うために,わたしたちは似た者になる必要はありません。互いに愛し合ううえで同じ意見を持つ必要さえありません。もしわたしたちが渇望する善と人間性を取り戻す希望を持つならば,まずわたしたち一人一人が一度にひとりずつ始めなければなりません。」ネルソン大管長の話の全文を読む。  

わたしたちは皆,つながっています。そして,わたしたちは周りの人々の人生を豊かにするのを助けるという責任を神から託されています。—ネルソン大管長

 
                                                  

NAACPの会長兼CEOのデリック・ジョンソンは次のように述べた。「すべての人のための平等と公正さの向上に向けて,末日聖徒イエス・キリスト教会がNAACPと一致した立場を取ってくださっていることを,わたしは光栄に存じます。わたしたちは,この国の意識を高めようとしている人々と友好関係を築くことの重要性を認め,受け入れなければなりません。教会はまさしくそれを実行なさっています。」

 NAACPとの連携の取り組みに加えて,教会は系図活動を通して,アフリカ系アメリカ人の個人と家族を強めることを目指している。教会はアフリカ系アメリカ人が可能な限り遡って先祖を探求できるように支援している。教会は2月に国際アフリカ系アメリカ人博物館(IAAM)に対して2百万米ドルを寄付した。IAAMは,サウスカロライナ州チャールストンの「ガズデンの埠頭」の跡地に2021年に開館する予定である。2016年12月,教会は歴史的な「奴隷解放事務局記録」の索引化したデータベースをワシントンD.C.にある「スミソニアン国立博物館・アフリカ系アメリカ人歴史と文化」に寄贈した。データベースには「南北戦争」の後に奴隷から解放されたアフリカ系アメリカ人の系図情報が含まれている。
                                               

2018年に教会の大管長に召されて以来,預言者はあらゆる人々,宗派,文化,コミュニティとの懸け橋になりたいという願いを言葉と行いによって明確に示してきた。

ネルソン大管長は,2018年に教会で開かれた多様性と一体化を祝う行事で次のように述べた。「神の御父としての真の父性を理解できて初めて,男性の真の兄弟愛と女性の真の姉妹愛を完全に理解することができます。そのような理解に達すると,わたしたちは分離の壁ではなく,協力の橋を築きたいという熱烈な願望が湧いてきます。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.