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テンプルスクエアで開かれた恒例の「開拓者の日コンサート」においてモルモンタバナクル合唱団とテンプルスクウェア管弦楽団と共演したアレックス・ボイエは「わたしは椅子に座り両手を後にやって歌うことはありません。全身を使って歌います」と和やかに語った。元モルモンタバナクル合唱団のメンバーであったボイエは「まるで盛大な同窓会のようです」と語り、2017年7月14日(金)の夜にテンプルスクエアのカンファレンスセンターで開催された「夏の夜の音楽」コンサートで大観衆を前に歌った。
アレックス・ボイエが「開拓者の日コンサート」でモルモンタバナクル合唱団と共演
コンサートは170年前の1847年7月24日にモルモンの開拓者らがソルトレークバレーに到着したことを記念して開催された。披露された歌には「国を造りたる」や「信じ進まん」などがあった。
ボイエは約8年間にわたりソルトレークシティーのダウンタウンにあるソルトレーク神殿の近くに住んでいた頃、ブリガム・ヤングのお墓の近くで時間を過ごした経験を語った。英国ロンドン出身のボイエは開拓者らの働きに感謝の気持ちを表し、「前人未踏の偉業を成し遂げた開拓者らは、末日聖徒イエス・キリスト教会そのものを表しています」と語った。
夜に行われた今回のコンサートでは、ディズニー映画「モアナと伝説の海」から「いるべき場所(Where You Are)」、そしてボイエ独特の演出で歌う「イエスよ,ともに歩んでください(I Want Jesus to Walk with Me)」を含むアフリカ系アメリカ人の霊歌のいくつかが披露された。
「今はアフリカ風にアレンジしたポップソングを歌っています」と語るボイエはコンサートの終わりに、デュエット曲として最適の「ライオンキング」の「ヒー・リブズ・イン・ユー(He Lives in You)」と「サークル・オブ・ライフ (Circle of Life)」を含めた曲を披露した。
ボイエは合唱団のCD収録にソロ歌手として共演したことに加えて、「ミュージック・アンド・ザ・スポークン・ワード」の放送、そしてその地方公演の数々でタバナクル合唱団と共演したことがある。また「アメリカズ・ゴット・タレント」と呼ばれるテレビの公開オーディション番組にも出演している。
ダイナミックなアフリカ系音楽を歌うことで有名なボイエのYouTube動画の視聴回数は4億回を超え、2014年にはYouTubeのカバー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞した。2017年の世界的規模で行われた音楽バンドのコンテストで優勝したことから、今年12月にはマイアミで行われるNFLアメリカンフットボールの月曜の夜の試合のハーフタイムショーで歌うことが予定されている。
コンサートでの合唱団の指揮者はマック・ウィルバーグ、副指揮者はライアン・マーフィが務めた。
2回目のコンサートは土曜日の夜に行われる予定で、これはMormonTabernacleChoir.orgウェブサイトとモルモンチャンネルのYouTubeチャンネル(スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語)において午後8時(山岳部標準時)からライブストリーミングによって配信される。また、教会の衛星放送を使ったBYUテレビ局にてもライブ放送される。ライブストリーミング配信終了後は、motab.org/pioneerdayにてオンディマンド配信される。