ニュースリリース

イスラム教徒のラマダンの断食後の食事をモルモンが準備

ワシントンD.C.のメトロエリアにいる末日聖徒イエス・キリスト教会の会員が、ラマダン中の夜に2回、断食後に食べるイフタールと呼ばれる食事の準備をイスラム教徒とともに行った。メリーランド州のポトマックワード(地域の集会の1ユニット)に所属する末日聖徒の女性は6月17日、同ポトマックにあるイスラム教育センターにおいて食事の準備を手伝った。

 

6月24日、ワシントンD.C.ステーク(司教区と同等の規模)のジェームス・R・ベアードステーク会長とその他数人の末日聖徒が台所に集まり、2000人以上のイスラム教徒が食べる食事の準備を行った。「イスラム教徒の兄弟・姉妹に奉仕する機会があり嬉しく思います。モルモンそしてイスラム教徒が大勢集まり、地域の参加者が断食後に食べる食事の準備をしました。日没後に断食を終えて食事の時間になると、わたしたちは給仕役としてもお手伝いすることができました。『同胞のために務めるのは、とりもなおさず、あなたがたの神のために務めるのである』という福音の原則に従って行動することができました」とベアード会長は述べた。

モスクの指導者であるイマム・バーライニはラマダン中の教会の助けの申し入れを喜んで受け入れた。5月1日、ベアード会長はゲストスピーカーとしてモスクで話し、それに加えてモルモンの女性がモスクにおいて女性イスラム教徒のために食事を準備し、給仕を行った。これに対し、1人のイスラム教徒の女性は「わたしたちのモスクでこんなに素晴らしいことが起こったのは初めてです」と述べた。

モルモンもイスラム教徒も、神への忠誠を示すという自らの宗教的信念から断食を行っている。モルモンは月1回、通常は毎月第1日曜日に連続して2回の食事を絶つことで、食事に費やしたであろうお金を貧しい人々への助けとして寄付を行う。イスラム教徒はイスラムの暦で第9の月をラマダン月とし、日の出から日没まで断食を行う。今年は5月27日から6月24日がその時期に当たる。ラマダンの断食は、最初のコーランの啓示が預言者モハメドに下ったことを記念して世界中で行われている。ラマダンは、祈り、コーラン、善い行いをなすための月とされている。

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