ウークトドルフ長老、将来のロシア神殿について語る
末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒定員会のディーター・F・ウークトドルフ長老は、最近、西ヨーロッパを訪れ、新しく建設される神殿に参入するために心の準備をするようにと励ました。未定ではあるがあるロシアの主要都市に新しい神殿が建設されることが、最近ラッセル・M・ネルソン大管長によって発表されている。
2018年4月22日、ウークトドルフ長老と妻のハリエットはロシア・モスクワステークで開かれた特別な大会に参加した。この集会には、この地域の教会指導者を含め、約700人の末日聖徒が出席した。
- Elder-Uchtdorf-Russia5-2018
- Elder-Uchtdorf-Russia2-2018
- Elder-Uchtdorf-Russia6-2018-resized
- Elder-Uchtdorf-Russia1-2018
- Elder-Uchtdorf-Russia4-2018
- Elder-Uchtdorf-Russia7-2018-resized
- Elder-Uchtdorf-Russia3-2018
- russia1
- russia2
- russia-st.-petersburg
- russia4
1 / 2 |
ロシアにおける初めての神殿
大会終了後、ウークトドルフ長老と地域七十人のアレックセー・V・サメイキンは、歴史家、自自評論家、著名なジャーナリスト、そして学術雑誌「サイエンス・アンド・レリジョン(Science and Religion)」の編集長であるセルゲイ・ジョージヴィッチ・アントネンコのインタビューを受けた。
ウークトドルフ長老は新しい神殿について「今回の発表は歴史的なもので、素晴らしいニュースです。教会の神殿は世界に159ありますが、その数は増え続けています」とジャーナリストに語った。
今回発表のあった神殿は、ロシアの末日聖徒にとって初めての神殿となる。ウークトドルフ長老は「現在まで、ロシア人の教会員が神殿に参入するには、ロシア国外に出なければなりませんでした」と説明した。
「ロシアが宗教の自由を確立している国であることに非常に感謝しています。この国で宗教を実践できますから」と長老は述べた。
末日聖徒の使徒は、ロシアの教会員について「ロシアの伝統と歴史を愛し、法を順守する素晴らしい国民です」と語った。
「コミュニティが主の宮の建設を受け入れる時、大きな祝福を受けて来たことをわたしたちは世界中で見てきました。最初は批判的な声が聞かれることもありますが、… 批判的な人々にもモルモンが善人で信頼するに値する人々であることがわかってもらえます」とウークトドルフ長老は述べた。
インタビューの全容は雑誌の2018年6月号に発表される。
奉仕の業
ウークトドルフ長老は大管長会で奉仕した後、今年1月に新しいアサインメントを受け、現在はヨーロッパ地域とヨーロッパ東地域における教会の主要連絡窓口となっている。
モスクワでの大会中、サメイキン長老は教会の奉仕の業を親が子供に対して持つ無条件で誠実な愛と比較した。
ウークトドルフ姉妹は、自身の家族の改宗には幸せな永遠の家族を持てるという希望が重要な役割を果たしたとする感動的なお話をした。また彼女の家族は、戒めを守り、福音がもたらす喜びを隣人に分かち合う人々が、特別な祝福に満たされていることに気が付いたとも述べた。
ウークトドルフ長老は、人に奉仕することを通して、キリストの愛について証することが重要であると強調した。
ウークトドルフ管長と姉妹はヨーロッパ訪問中に、ロシアのサンクトペテルブルクとエストニアのタリンにいる教会員とボランティアに会った。
「今回の神殿建設についての発表は、当然ながら教会員は大きな喜びを持って受け取りました。しかし、ロシアの神殿建設には時間がかかります。わたしたちは我慢強く待たなければなりません」と、ソルトレークシティに戻りオフィスでインタビューを受けたウークトドルフ長老は話した。
「わたしたちは神殿に参入するために心の準備をしなければなりません。東ドイツと同じです。東ドイツの教会員は神殿が建つまで長年にわたり待っていました。その間、神殿推薦状を手にしていました。… やがて彼らの信仰は報われたのです。これと同じことがロシアでも起こります」とウークトドルフ長老は述べた。
さらに、「わたしたちが準備を整えれば、神殿の準備もできるでしょう。教会員であることに彼らが喜びを感じるようにお手伝いができるように願っています」と語った。
ウークトドルフ長老は、自分自身と妻がドイツでそうしたように、ロシアの教会の若い独身成人やその他の教会員に、自分の国にとどまって教会を築くように励ました。また「東ヨーロッパでは、多くの強い教会員がロシアを去り移民となっています」とも語った。
ウークトドルフ長老は、国外への旅行に出る前にワシントンDCにおいてアナトリー・アントノフ駐米ロシア大使に会い、ロシアについての洞察力を得たと話した。「わたしは大使に、ロシアの教会がどのような宗教団体なのかについて話しました。とにかく、わたしたちはただ善良な人間であり、…宗教を実践し、良い市民になりたいと考えていることを伝えました。」
ウークトドルフ長老は、モスクワ滞在中に駐露ドイツ人大使であるロジャー・フォン・フリッチにも大使館で会った。「彼は良い助言を与えてくれました。…彼は教会の友人であり、わたしたちの友人でもあります」と長老は語った。