ニュースリリース

カリフォルニアの議員たち、家族歴史のイベントを通して奴隷解放記念日を祝う

解放奴隷局の記録がアフリカ系アメリカ人と先祖を結びつける

2017年6月26日(月)、カリフォルニア黒人議員幹部会の会員たちがサクラメントの州議会議事堂に集まり、家族歴史のイベントを通して奴隷解放記念日を祝った。議員たちは、家族歴史ボランティアたちの助けを得て、末日聖徒イエス・キリスト教会の後援を受けた非営利団体ファミリーサーチインターナショナルが提供する解放奴隷局が南北戦争後に作成した記録やその他の家族歴史リソースから得た記録のデジタル版にアクセスした。またカリフォルニア州内から集まった40人のアフリカ系アメリカ人判事もイベントに参加した。

解放奴隷局プロジェクトは、ロサンゼルスにあるカリフォルニア・アフリカン・アメリカン博物館において、奴隷制度の終焉となった日である奴隷解放記念日の150周年記念行事として2年前に立ち上げられた。デジタル化プロジェクトは2016年に完了した

「カリフォルニア州内のみならず世界中の多くのボランティアのおかげで、わたしたちは178万1463人分の名前を見つけることができました。彼らの多くはかつて奴隷であったアフリカ系アメリカ人の人々であり、彼らの情報が自由に入手できるようになったのは初めてのことでした。」とファミリーサーチインターナショナルのシニアグローバルアウトリーチマネージャーのトム・リードは語った。

7人の議員たちは、記録の中から彼らの先祖を見つけることができるかどうかを調べるために、イベントに先立って彼らの家族の記録を提出した。また、家族歴史コンサルタントたちは、アフリカ系アメリカ人スタッフたちも彼らの系図を調べられるように同様に支援した。

「これはわたしたちに与えられた素晴らしい贈り物です。」と、家族歴史研究者たちの助けによって先祖4代の情報を見つけた下院議員のシャーリー・ウィーバーは語った。「その存在をそれとなく知ってはいたけれども詳細な情報を持っていなかったことについて明らかにしていくのは胸が躍ることです。」

 

全米黒人女性会議ロサンゼルス支部のジュディ・マシューズは解放奴隷局の記録から彼女の祖母に関する情報を見つけた。「これらの歴史的な記録を索引化するのを助けてくださった多くのボランティアの方々のおかげで、わたしたちは家族の歴史やつながりを発見することができるようになったのです。」

「わたしの家族がどこから来たのか、より詳しく調べたいと考えています。あなた方が提供してくださる情報のおかげで、それが可能になったのです。そのようなことができると知って本当に嬉しく、思いが拡がりました。」と、解放奴隷局の記録の中から何人かの家族を見つけたロサンゼルス上級裁判所判事のケルヴィン・D・ファイラーは語った。

このデータベースは、12月にワシントンD.C.にあるスミソニアン国立アフリカン・アメリカン歴史文化博物館に贈呈された。またカリフォルニア・アフリカン・アメリカン博物館にもまもなく家族歴史センターが設けられ、この解放奴隷局の記録にアクセスすることができるようになる予定である。

「これらの人々について書かれた文書は、アフリカ系の人々をこの国の市民として初めて記録した文書のうちの一つです。これらの手書きの記録は、マイクロフィルム化され最終的にデジタル化されるまでは、100年近くの間国立公文書館に保管されていました。」と、リードは説明した。

カリフォルニア・アフリカン・アメリカン博物館ディレクターのジョージ・デービスは、家族歴史イベントの終わりに、教会が博物館と協力して家族歴史センターをオープンし、人々が彼らの過去とつながるのを助けていくことを歓迎する発表をした。

アフリカ系アメリカ人は今後discoverfreedmen.orgで公開されている解放奴隷局の記録に無料でアクセスし、南北戦争時代に生存していた先祖とのつながりを見つけることができるかどうか調べることができる。

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