ニュースリリース

パトリック・キアロン長老が「自分の殻を破るように」と励ます

助けを必要とする人を助けるようにとヤングアダルトに勧めるモルモンの指導者

末日聖徒イエス・キリスト教会七十人会長会パトリック・キアロン長老は、十代の頃は自分のことしか考えていなかったという。しかし、寄宿舎生活を送る学生時代に、自然災害が英国の海岸を襲ったとき、物事の考え方が変わったという。英国の海岸地方は天候が悪いことで知られているが、ハリケーンの威力を持つ恐ろしい嵐がアイルランド海を横断して上陸した。

 

2018年5月6日(日)、アイダホ州レックスバーグにあるBYUアイダホ校のキャンパスで開催された世界ディボーショナルにおいて、キアロン長老と妻のジェニファーは世界のヤングアダルトに向けて話した。

嵐の時の経験の話を続けながらキアロン長老は、洪水によって多数の家が広範にわたり被害を受けたことを話した。嵐が収まったとき、寄宿舎にいた学生は被災地支援のためにがれき撤去作業を手伝った。「次に私が感動したのは、支援しているわたしたちと、支援を受けている人々の間に生まれた友情です。試練の中にあっても価値のある支援活動を行ったことで、人々の間に素晴らしく優しい気持ちが芽生えました。

人に奉仕し、それを楽しむという当時の経験は、10代のキアロン長老を夢中にし、その時間がずっと続けばよいと願わせるものとなったが、その思いは続かなかった。

その後教会指導者となったキアロン長老は、20代でバプテスマを受け末日聖徒イエス・キリスト教会の会員となった。その後すぐにキアロン長老は、ロンドンで芸術歴史と英文学の勉強のためにロンドンに6カ月滞在していたジェニファーと出会う。彼らはカリフォルニア州オークランド神殿で結婚し、英国に戻った。その後二人は、キアロン長老が教会の中央幹部に召されユタ州に戻るまでの19年間を英国で過ごした。

キアロン長老は、ラッセル・M・ネルソン大管長が最近の総大会で、イエス・キリストが行ったようにミニスタリングを行うことについて話したときのことを話した。

キアロン長老は「わたしたちに教えられたことについて考えていた時、大管長がおっしゃったミニスタリングを行えば、現状の自分たちから抜け出し、信仰を深め、より大きな自信を持ち、幸せになり、自分のことばかりを考えて空虚感を感じながら憂鬱な気持ちになることなく過ごす機会が得られます」と語った。

「ミニスタリングという奉仕、つまり主の使徒としての働きを行うことで素晴らしいことが起こります。それは、リストに記すことができないくらい多くの方法で周りの人々を助けることができるというものです。さらに、そうすることで、わたしたちは心配事、恐怖、不安、疑いなどから解放されることができるのです」とキアロン長老は続けた。

2018年5月に開催されたヤングアダルトのための世界ディボーショナル

ヤングアダルトの個人の価値と彼らに対する神の愛について語ったジェニファー・キアロン姉妹は、「他人が何と言おうと、わたしたちが自分自身の個人の価値を見つけ、それを感じ、理解できるようになることは、人生の中で感情的、霊的な健全性を保つために非常に重要です。他人の言葉や行い、また彼らがわたしたちについて持つ意見によって、わたしたちの自分自身への評価が左右されてしまうと、わたしたちは簡単に被害者となってしまいます。今まで認められていた自分が、ある日突然、軽蔑の的になることもあるということに気が付かなければなりません。

キアロン姉妹は、わたしたちが自分自身で人生をデザインするとすれば、幸せと成功に満ち溢れた、比較的簡単な人生を計画し、わずかな困難に遭うだけにとどめるでしょう。「誰がわざわざ失敗し、困難な目に遭い、失望と苦しみを味わいたいと思うでしょうか?わざわざ困難なことを行いたいと思う人がいるでしょうか?」とキアロン姉妹は尋ねた。

「そして、もしわたしたちが自分自身の個人の価値が、何を達成したか、どのくらいうまく物事を行ったか、そしてどのくらい目に見える才能を持っているかによって決まるのであれば、自分が一番になれないとき、期待通りのことを達成できないときに、自分自身を失敗や失望へと導くだけです。しかし、わたしたちは自分自身でデザインした簡単な人生を生きているのではありません。わたしたちが生きているこの人生は、わたしたちが最大の喜びを得て、最も成長できるようにと神が計画されたものなのです」とキアロン姉妹は続けた。

「安心してください。わたしたちへの優しく無限の愛を持った神は、辛い経験、楽しい経験をわたしたちに与えることで、生活を変えるように招かれます。神は常に愛を持って、わたしたちを勇気付け、真理を確信させる方法を用いて、わたしたちに変わるようにと招かれています」とキアロン姉妹は教えた。

キアロン長老は、ヤングアダルトに対し、今、自分たちに何ができるかが分かるように祈り、そしてそれを毎朝続けるようにと呼びかけた。そして、「こうすることで皆さんと皆さんが奉仕する相手に与えられる祝福がわかります。それを感じることができれば、それを毎日の生活に取り入れたいと願うはずです」と語った。

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