ニュースリリース

ボン・G・キーチ長老の葬儀が執り行われる

宗教の自由の擁護者であった中央幹部七十人

2月2日(金)午前、遺族、友人、教会幹部指導者らが出席する中、中央幹部七十人ボン・G・キーチ長老の葬儀がユタ州ハイランド(ソルトレークシティの南)にある集会所の礼拝堂で執り行われた。

キーチ長老(57)は末日聖徒イエス・キリスト教会の中央幹部七十人として奉仕していたが、突然の病に倒れ2018年1月26日ソルトレークシティの病院で息を引き取った。

 

キーチ長老は優しい父、夫、友人、憲法弁護士、宗教の自由擁護者として回顧された。

葬儀では、キーチ長老の妻バニース・キーチに宛てられた大管長会からの手紙をラッセル・M・ネルソン大管長が読み上げた。その中には「愛する者がこの地上を去るときに経験するわたしたちの悲しみを救い主はご存知でした。キーチ長老はわたしたちの愛あふれる天父の元に戻られました。愛する伴侶から受ける愛と献身の代わりになるものはありませんが、救い主が約束されたやすらぎと平安がありますように。『わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。(ヨハネ14:27)』」という言葉があった。

キーチ長老は25年間のキャリアの中で、米国連邦最高裁判所のウォーレン・E・バーガー長官、アントニン・スカリア判事そしてその他二人の判事の書記として働いた。またソルトレークシティの法律事務所では、教会の法律上の戦略形成を手伝った。

「この四半世紀、わたしたちの愛するボン・G・キーチ長老以上に、シオンを擁護する者として裁判所や世論に影響を与えた人は誰一人としていません」と教会顧問そして名誉中央幹部七十人であり、キーチ長老と深い親交のあったランス・B・ウィックマン長老は述べた。

また「キーチ長老はこの部屋の中で一番優秀な人であったかもしれませんが、彼は決して尊大な態度を取る人ではありませんでした。そして何よりも大切なことは、天父、救い主イエス・キリスト、そして主の回復された福音に対する彼の愛は、決して動じることなく彼の心にしっかりと根付いていたということです」と続けて述べた。

キーチ長老は2015年に中央幹部七十人に召され、その後すぐに教会広報部の管理ディレクターとして働き始める。この「モルモンニュースルーム」を運営する教会の出版部やその他メディア、政治、コミュニティ、異宗教間交流などを担当する教会部署の指導も行った。

金曜日の葬儀の司会は、七十人会長会L・ホイットニー・クレートン長老が行った。

キーチ長老の二人の娘と四人の息子がそれぞれ父親について回顧し話をした。息子の一人であるキャメロン・ジョン・キーチ長老は南アフリカ・ケープタウン伝道部で専任宣教師として働いており、電子メールで送られた彼のメッセージはもう一人の息子であるケイデンによって読み上げられた。子供たちは、キーチ長老の前向きな態度、夫そして父として家族に寄せる揺るぎない深い愛情、そして家族の楽しい思い出などを語った。

娘の一人であるアリソン・マリア・ボールは「何かが起こるときに、それは『なぜ』なのかをわたしたちが常に理解できるわけではないと父は教えてくれました。それでも信仰によって歩むように、そして主と主の計画を信頼するようにと教えてくれました。『なぜ?』と思うような物事にも直面し、理由がわからなくてもくじけず、与えられた試練を主がわたしたちの益に変えて下さることを謙虚に受け入れ、主を信頼するようにと、父は教えてくれました」と話した。

葬儀では、タバナクル合唱団のメインオルガニスト、リチャード・エリオットの伴奏により、「取り巻く闇の中を」と「主のみ言葉は」が歌われた。また遺族によって「主は生けりと知る」と「家族は永遠に」が披露された。

キーチ長老は、息子タイラー・ゲイリー・キーチによって奉献されたプレザントグローブ市営共同墓地の墓に埋葬された。

キーチ長老は1960年3月17日にユタ州プロボで生まれた。プレザントグローブ高校ではバスケットボールの選手であった。ブリガム・ヤング大学で政治学の学士号および法学の博士号を取得した。

キーチ長老の遺族は妻バニースと6人の子供、6人の孫である。

奉仕

キーチ長老は生前、多くの教会の召しを果たした。最初は、専任宣教師としてドイツで奉仕する召しであった。その後も、ビショップリックの顧問、ステーク会長会の顧問、ステーク会長地域七十人としても奉仕した。

2017年11月にデトロイトで開催された宗教の自由に関するイベントでは、多くの宗教団体からの参加者に、地元の問題や地域の人々との関わりを持ちながら、宗教の自由の擁護を呼び掛けた。

2015年10月の総大会でキーチ長老は、神の戒めを守る時に得られる安全と幸せについて話した

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