ルーツテック・コネクトの最終的な基調講演者が発表される 

2 月下旬にいよいよ開催されるオンラインの家族歴史イベント，ルーツテック・コネクトの最 終的な基調講演者が発表になった。

ファミリーサーチが主催するルーツテック・コネクトは，その 10 年の歴史の中で初めて，新型 コロナウイルス感染症のために，オンラインで完全無料開催されることになる。今年度のこの 世界的なイベントの期日は，2021 年 2 月 25－27 日（木－土）である。

今年度の基調講演者は，大学の学長から著名な芸能人，名だたるスポーツ選手まで，そうそうたる顔ぶれである。新たに発表された講演者たちを紹介する。

アストリッド・トゥミネズ

アストリッド・トゥミネズ博士は 2018 年，ユタバレー大学（UVU）の第 7 代学長に指名され た。トゥミネズ氏はフィリピンイロイロ州の農村で生まれ，勉強を熱望し最終的にアメリカ合衆国に留学した。そして，ブリガム・ヤング大学で国際関係論とロシア文学の学士号を取得，1986 年に首席で卒業した。その後ハーバード大学でソビエト研究の修士号を取 得，そして，マサチューセッツ工科大学で政治学の博士号を取得している。ユタバレー大学に 移る前はマイクロソフトの重役で，会社を率いて南アジアの広報と法務を取り仕切っていた。 また，シンガポール国立大学リークアンユー公共政策大学院で，研究科の副学部長も務めた。 ニューヨーク市で人道支援活動およびベンチャー企業に携わったこともあり，外交問題評議会 の常任理事でもある。“Russian Nationalism Since 1856: Ideology and the Making of Foreign Policy” （『ロシアナショナリズム：外交政策の形成』）他，多くの著書がある。

bless4（ブレスフォー）

日本出身のコーラスダンスグループ bless4（ブレスフォー）は，2003 年に「グッド・モーニン グ! ミスター・サンシャイン」でメジャーデビュー。以来，「スティッチ・イズ・カミング」 「エクストラ・マジック・アワー」「海色(みいろ) 」「Let's Have A Party」「創聖のアクエリオ ン」などの歌をヒットさせてきた。bless4 のドキュメンタリー映像「THE ENTERTAINERS」は世 界 90 か国以上で放送され，琉球を舞台にしたアニメ映画「てだしろのかみうた」では，全楽曲 を担当している。この全員末日聖徒の 4 人兄弟は，歌と踊りと演技で，常に人々を魅了してき た。デビューから 18 年にわたり，世界中で公演して，その才能で人々を魅了している。

レディスミス・ブラック・マンバーゾ

1960 年にジョセフ・シャバララを中心に結成された，親族や親しい友人から成るグループ，レ ディスミス・ブラック・マンバーゾのメンバーは，60 年以上にわたって音楽活動を続けてき た。地元のズールースタイルの歌を歌うことで知られていたレディスミス・ブラック・マンバ ーゾは，アルバム『グレイスランド』作成でポール・サイモンとコラボしてから一挙に世に知 られることとなり，その後グラミー賞を 5 度受賞し，その他多くの賞にノミネートされてき た。レディスミス・ブラック・マンバーゾは「南アフリカの文化大使」という称号を故ネルソ ン・マンデラ大統領から授与されて，全世界で演奏活動を行い，愛と平和と和合のメッセージ を伝えている。

チタ

ブラジルサッカー史にその名が残る最優秀選手の一人とされるチタ（ミウトン・ケイロス・ ダ・パイション）が当時ブラジルで一番人気だったプロリーグ，フラメンゴに入団したのは， わずか 18 歳のときである。2 年後，チタはブラジルのサッカーセレクションに選ばれるという 途方もない栄誉にあずかり，続けて 1990 年ワールドカップに出場している。ブラジルからドイ ツ，イタリア，メキシコ，グアテマラでプレーし，人々をサッカーで魅了した。ジーコのよう な伝説に残る偉大な選手と同じチームでプレーし，バイエル・レバークーゼンチームを初の優 勝に導き，フラメンゴの黄金時代を築くのに貢献したのである。

ウィリアム・ホポアテ

ウィリアム・ホポアテは，わずか 18 歳で，プロのラグビーリーグでプレーするようになる。 デビュー当時はマンリー・ワリンガー・シーイーグルス所属。その 1 年後，ホポアテはラグ ビーを一時的に辞め末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師となり，伝道した。そして，2 年間の伝 道が終わるとオーストラリアのナショナルラグビーリーグに戻り，パラマッタ・エルスの 一員になった。現在は，カンタベリー・バンクスタウン・ブルドッグスでフルバックを務めて いる。プロラグビー界でのホポアテの活躍は，合計 10 年ほどになる。ごく最近では， 2019 年度「ブルドッグス年間最優秀選手」の称号に輝いた。

ブルーナ・ベニテス

ブルーナ・ベニテスは 2012 年，ロンドンオリンピックにて，国を代表してブラジルナショナル 女子サッカーチームの主将となり，一躍時の人となる。その 2 年後，コンメボル・コパ・アメ リカ・フェメニーナで優勝し，4 年後のリオデジャネイロオリンピックに出場した。2019 年， スポート・クルブ・インテルナショナウがベニテスを獲得。そしてベニテスは，2020 年 12 月 にはカンペオナート・ガウチョで優勝している。ベニテスは多くの人を感動させ，信じられな いほどの力と勇気を与えるサッカー選手である。また，末日聖徒イエス・キリスト教会の会員 であり，カンポ・グランデにあるカトリカ・ドン・ボスコ大学で理学療法の学士号を取得している。

この全世界的なイベントの基調講演者には，そのほかにもエリック・アバリー，フランチェス コ・ロトロ，ディエゴ・ルガーノ，シャロン・レスリー・モーガン，ロレーナ・オチョア，ス ネトラ・サーカー，ニック・ブイヂがいる。

講演者は全世界の各地から教える。どの公演も，ChurchofJesusChrist.org または YouTube，末日 聖徒チャンネルその他のメディアで，11 か国語で視聴することができる。どの公演もライブで 視聴可能であるが，オンデマンドで録画を後日視聴することもできる。

参加希望者者には RootsTech.org での事前登録が推奨されている。末日聖徒イエス・キリスト教会が提供するフ ァミリーサーチは，国際的な非営利組織であり，自分の家族の物語をあらゆる人が発見できる よう助けることに専心している。