末日聖徒イエス・キリスト教会の会員たちの才能を紹介する2つの芸術展がソルトレークシティの教会歴史博物館で一般公開される。アルゼンチンの芸術家コッコ・サンタンジェロの絵画展は2018年5月17日~10月9日、教会職員のフォトグラファー、コディ・ベルとレスリー・ニルソンの大判写真展は2019年1月まで展示される。
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1つ目の展示「ジョルジ・コッコ・サンタンジェロ:キリストの生涯に起こった神聖な出来事」は、新約聖書に描写されているキリストの奉仕の姿が描かれた21枚のシリーズ絵画。これは最近、教会が取得したもの。
「絵画は近代主義的なものですが、その中に描かれた聖書の物語を十分に読み取ることができます。このシリーズ絵画は、キリストのバプテスマに始まり昇天で終わります」と博物館のローラ・オーレッド・ハータドは語った。
コッコの絵画は、アルゼンチン、スペイン、メキシコなど彼自身が暮らしてきた国々から影響を受けている。ハータドによると「コッコのスタイルはサクロキュービズム(神聖+立体派)と呼ばれます。絵を見ればわかりますが、立体派のスタイルを用いて神聖な出来事を描写しているもの」だという。
スペイン人芸術家パブロ・ピカソに最も代表されるキュービズムは、20世紀の芸術運動である。
コッコはカトリックとして育ったが、彼と妻のミリアム・バーバウエンは1962年に末日聖徒イエス・キリスト教会の会員となった。彼らはアルゼンチンのコンセプシオン・デル・ウルグアイで初めての改宗者であったため、モルモン開拓者とされている。
2つ目の展示「光と生活:世界の信者の物語と写真」は、ベルとニルソンが過去5年間に6大陸24ヵ国で撮影した末日聖徒の日常生活を34枚の写真に収めたものである。
「教会フォトグラファーとして世界中を回り、多くの国で教会員と会うことができました。コディとわたしは世界中で多くの素晴らしい教会員家族と会うことができたおかげで、教会に対する考え方が変わったように思います」と2003年に総大会とその他の教会のイベントで写真撮影を始めたニルソンは述べた。
教会指導者や教会のイベントの写真撮影に加えて、ニルソンとベルは世界中の末日聖徒の家族が信仰を実践する姿を撮影することにも多大な時間を費やしてきた。
教会フォトグラファー歴10年のベルは「わたしたちは完璧な日常生活を撮影する必要はありません。わたしたちは試練に苦しむことのある教会員のありのままの姿、そしてわたしたちを助けてくれる教会のネットワークを撮影してきました」と語った。
教会歴史博物館は一般公開されており、開館時間は月~金曜日の午前9時~午後9時と、土曜日の午前10時~午後5時まで。入場無料。教会歴史博物館のウェブサイトではオンラインで絵画を見ることもできる。