末日聖徒イエス・キリスト教会はユタ州プロボの宣教師訓練センター(MTC)の拡張工事計画を完成させた。工事作業員は2015年夏までに既存の敷地の南側に建物の新築工事を始める予定である。増築される建物は,教室での学習,個人学習,小グループでの活動に使用される。工事には2年かかる見込みである。
Temple Square is always beautiful in the springtime. Gardeners work to prepare the ground for General Conference. © 2012 Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 2 |
工事が完了すると,プロボMTCで同時に訓練できる長老と姉妹宣教師の数が現在の2,800人から最大で3,500人まで増える。昨年開設されたメキシコシティーMTCでスペイン語を話す多くの宣教師が訓練されていることで,これまでプロボMTCのリソースや空間に余裕ができた。
工事計画はプロボ市の訓練施設地区条件を満たしており,6階建ての新しいビル3棟と宣教師が使用できる屋外空間の増加,300台分の地下駐車場,そして地域環境を美しくするための造園が含まれる。
新しい建物は自然光を最大限に取り入れるため外壁はガラス張りで,MTCと周辺地域に開放感をかもしだすことになる。
新しい建物が完成すれば,現在のMTCの正門付近の学習棟は取り壊される。代わりに,到着する宣教師を迎え入れるために,緑あふれる車寄せが新たに作られる。
新築工事には宿舎は含まれないが,宿舎に既存する一部の部屋を改装し,収容能力を高める予定である。宣教師の年齢が引き下げられたことで宣教師の人数が増加したことに伴い,教会は付近のアパート2棟を借りていたが,現在はもう行っていない。2012年10月,教会のトーマス・S・モンソン大管長は男性が19歳ではなく18歳で,そして女性は21歳ではなく19歳で伝道に出られることを発表した。
現在,全世界で8万7千人の末日聖徒の宣教師が奉仕している。教会は15の宣教師訓練センターを運営しており,宣教師はそこで宗教的な指導や言語訓練を受け,教える技術を学ぶ。全世界で教会は405の伝道部を設けており,宣教師はMTCに入所している間に彼らが赴任する地域や国家の文化への理解と敬意も育む。