ニュースリリース

新しい「命の木」アプリでリーハイの示現を探求し教えることが可能に

カミル・ウエスト、チャーチニュース(ChurchofJesusChrist.org)

 

教会からリリースされる新しい双方向性のモバイルアプリは、モルモン書で語られる命の木に関するリーハイの示現について拡張現実(AR、バーチャルの視覚情報を重ねて表示)を用いたユースや子供たち向けの効果的な学習を可能にするものである。

「わたしたちはこのアプリから学ぶことで、ユースが聖典学習を行う上でテクノロジーをどのように活用すべきかを知ることができるようにと願っています。」ブライアン・レフラー(教会アニメーションライター兼ディレクター)

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リーハイの見た命の木の示現を自分自身で経験したいと思ったことは?

末日聖徒イエス・キリスト教会は、バーチャル視覚情報を用いた双方向性のアプリをリリースする。これによって、教会員の特に子供やユースが、新しい方法で聖典を学び、その教えを自分の生活に応用できるような学習効果が得られることが期待されている。

「命の木AR」アプリはモルモン書ビデオのコンテンツを用いて開発されたもので、モルモン書の第一ニーファイ1章8節の命の木の示現に焦点が当てられている。このアプリの題材としてこの示現が選ばれたのは、「それが幅広い視聴者に訴えるメタファー(隠喩)に富む内容だからです」と教会出版サービス部のアニメーションライター兼ディレクターであるブライアン・レフラーは話した。

さらに「このアプリ作成に必要となった貴重な3D素材、ビデオ、写真の多くは、教会がモルモン書ビデオを制作する過程で得られたものです。こういった材料がすでにあったおかげで、リーハイの示現はモバイルアプリで提供するバーチャル体験のコンテンツとして最適なものになりました」と今回のプロジェクトを教会と共同で進めたマードック・モーション社のマイケル・マードックが述べた。

アプリの使用法

モルモン書「命の木AR」を使えば、多くの象徴が用いられたリーハイの示現を異なる観点から探求することが可能となる。

テーブルや床など視聴する場所をアプリで選ぶと、モバイルデバイスには実際の自分の周りの環境に重ねて、芸術家が考えて作り出したリーハイの示現の状況が表示される。川の流れ、人の声、笑い声、音楽などの音響効果も加わり、示現をバーチャル経験できる。

このアプリは歩きながら使用することができ、そうすることでレーマンやレミュエル、道、川の源、暗黒の霧、鉄の棒、広々とした建物、命の木など、自分が目にする人物や物についてもより詳しく学ぶことができる。「主に物理的な動きによってナビゲーションが行われ、アプリ使用者がより個人的な独自の経験をすることができ、学習内容についてアプリ使用者が今までになく深いレベルで関心を寄せることが可能になる」とされている。

このアプリでは、聖文、熟考を必要とする疑問、関連する総大会のお話のビデオが表示され、使用者が学習しようと選択したそれぞれの内容がどんな重要な意味を持つかを理解し、それを現在の生活に応用できるように助けるものである。

スマートフォンに表示された「命の木AR」アプリのスクリーンショット。聖文、ビデオ、熟考を必要とする質問が表示され、アプリ使用者が自分の生活に当てはめて示現の関連要素を考える助けとなる。

「わたしに従ってきなさい」のレッスンを教えるためのツール

教会は今回のアプリをリリースするタイミングとして、両親や教師がアプリをダウンロードしてリーハイの命の木の示現に焦点を当てた「わたしに従ってきなさい」のレッスン1月13-19日を教えるのに間に合う時期を選んだ。

「今回のアプリは『わたしに従ってきなさい』の教科課程に沿って作られており、福音の題材を探求するための多面的な経験、『はい、いいえ』で終わらない自由な回答を導く質問、そして自分の生活に当てはめて示現を考えるための独自の視覚体験を提供できます」と教会出版サービス部の双方向性とアニメーションの担当マネージャーであるクリスティン・イーは語った。

拡張現実(AR)とは何か?

スマートフォンに表示された「命の木AR」アプリのスクリーンショット。このアプリでは命の木の示現の一つの要素を拡大して表示できる。

拡張現実は、サウンド、画像、テキストをわたしたちが目にする世界に重ね合わせる方法である。レフラーによると、この技術は今日の若人の学習ツールとして適したものであるという。「今の若者たちはこういったバーチャルの世界に慣れ親しんでいますし、この技術は学習する時に用いるほぼすべての感覚を刺激できます」という。

教会の宗教教育セミナリーおよびインスティテュートの視聴者体験マネージャーの一人であるジャスティン・レザーは、「世界中の組織が現在、拡張現実やバーチャルリアリティを使った実験を行っています。わたしたちは、世界中の人々をイエス・キリストの福音が教える真理で祝福するために、この新しい技術をどう用いるべきかに注目しています」と語った。

将来のアプリ

「今回のアプリによって、拡張現実が若い人々をどのように福音学習に引き付けるかを知ろうとしています。個人で行えるこの自己体験型学習アプリによって、聖文で教えられている真理をより深く理解し、それに対する信仰を強めることができるのかどうか。わたしたちは今回のアプリから学ぶことで、ユースが聖典学習に引き付けられるようにするために、この技術をどのように使えばよいのかが突き止められるようにと願っています」とレザーは述べた。

レザーによると、以前行われた検証テストでは、このアプリとそれによって教えられる福音の教えを探求するのに、子供では12~60分、十代青少年では10~12分の時間を費やしたことが分かったという。そして「年齢や理解力にかかわらず、ひかりクラスの年齢以上の人々すべてに、リーハイの示現に関する理解を深める何らかの新しい発見があったことがわかりました」と語った。

「拡張現実と教育の将来は明るく、大きな期待が寄せられています。わたしたちはこの新しいバーチャル体験を世界中の人々がどう受け止めるのか、その結果が出るのを楽しみにしています」とマードックは付け加えた。

アプリのダウンロード

残念ながら、このアプリは日本語ではリリースされないものの、英語、スペイン語、ポルトガル語は、iOS App Store(アップル版)および Playストア (アンドロイド版)で入手が可能である。アプリの情報とリンクはChurchofJesusChrist.org/pages/mobileappsでも紹介されている。アプリの動作環境として、比較的新しい型のモバイルデバイスが必要である。

アプリを表示させたスクリーンの右上に表示された横並びの3つのドットをクリックすれば、言語の変更またはフィードバックの送信ができる。「このアプリを使った人の感想が是非知りたいです。より良いプログラムを提供するには、ユーザーの感想だけが頼りです」とレフラーは話した。

アプリのデモは以下のサイトで。https://vimeo.com/383131751

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.