2017年10月25日(水)、末日聖徒イエス・キリスト教会のデゼレト産業の44番目となる店舗がユタ州リバートンで奉献された。
教会の管理ビショップであるジェラルド・コセービショップがソルトレークバレーの南部に位置する店舗で話し、奉献式を執り行った。中央扶助協会会長会第二顧問のレイナ・アブルト姉妹もお話した。その他の教会指導者やリバートンのビル・アップルガース市長も奉献式に参加した。

デゼレト産業の各店舗すべてで起こっているのは、神とその御子イエス・キリストによって定められた労働の原則に従うものであるとコセービショップは説明する。
「ほとんどの人にとってデゼレト産業は、物品提供先でしかないと思います。不要になった物を車から下ろして寄付し、特に考えることなく立ち去ってしまうだけでしょう」とビショップは述べる。
コセービショップは、「ある人に余剰があるということは、ディスカウントされた服や商品を提供できるという以上の意味があります。物品を提供することで、それが多くの人に第二のチャンス、時には第三、第四のチャンスを与えることになります。デゼレト産業は従業員に働く機会、そして人生の状況を改善する機会を与えます。すべてのリソースが、人々を成功に導く助けとなるのです」と述べた。
デゼレト産業は教会が所有し運営する非営利事業である。その目的は雇用を供給し, 不利な立場の人々の復職を助けることである。
面積52,000平方フィート(約4,830平方メートル)の新しい建物のうち、約24,000平方フィート(約2,230平方メートル)は小売りスペースである。典型的に、デゼレト産業ではあらゆる年齢層の衣服、電子機器、書籍、玩具、家具、家庭用品、その他多くの商品を扱っている。今回の新店舗の小売りスペースは、今までより多くの人口に対して奉仕する店舗となるため、比較的大きい。店舗内のスペースを共有しているのは「デゼレトカウンセリング」で、これもまた教会の福祉関係の事業所である。

「労働はわたしたちの生活に祝福をもたらします。往々にして、仕事を失うまでわたしたちは仕事があるということに感謝することは少ないように思います。食料品、衣服、住居を自分と家族のために確保するという物質的なニーズを満たすというわかりやすい理由以上に、わたしたちは霊的、精神的および感情的な健全性を維持するためにも働く必要があるのです」とコセービショップは述べた。
デゼレト産業の店舗は、ユタ州に21店舗、アイダホ州に9店舗、カリフォルニア州に5店舗、アリゾナ州に3店舗、ワシントン州とネバダ州にそれぞれ2店舗と、アメリカ西部に点在する。