ニュースリリース

8つの新たな神殿が総大会で預言者から発表される

中東に建設される教会で初めての神殿

  

2020年4月5日,日曜日,午後の部会で,末日聖徒イエスキリスト教会のラッセル・M・ネルソン大管長は,全世界に8つの新たな神殿建設の予定があることを発表しました。

  • アルゼンチン,バイアブランカ
  • フロリダ州タラハシー
  • コンゴ民主共和国,ルブンバシ
  • ペンシルベニア州ピッツバーグ
  • ナイジェリア,ベニンシティ
  • ユタ州シラキュース
  • アラブ首長国連邦,ドバイ
  • 中華人民共和国,上海
  
           

各地の詳細については,以下の通り。

アルゼンチン,バイアブランカ 

バイアブランカ神殿は,アルゼンチンで発表された神殿としては5番目。アルゼンチンには,ほぼ750か所に及ぶ集会所に45万人以上の末日聖徒がいる。バイアブランカはアルゼンチンでブエノスアイレス州の南西に位置する海港である。ほかにもアルゼンチンには,アルゼンチン・ブエノスアイレス神殿,アルゼンチン・コルドバ神殿がある。

フロリダ州タラハシー

フロリダ州は,15万人を超える末日聖徒がおよそ275ある集会所に集う,心の拠り所である。この州で教会の最初の正式な集会が組織されたのは,1897年のジェファーソン郡でのことであった。1900年代初期には1,200人以上の教会員がフロリダ州にいた。フロリダ州タラハシー神殿はこの州の3番目の神殿となる。ほかの2つの神殿はフロリダ州オーランド神殿とフロリダ州フォートローダーデール神殿。

コンゴ民主共和国,ルブンバシ

コンゴ民主共和国では,6万3,000人近い末日聖徒が約200か所で集会を開く。ルブンバシはこの国の南端に位置する鉱山都市である。ルブンバシ神殿は同国で2番目の神殿であり,コンゴ民主共和国における最初のキンシャサ神殿に次ぐ。伝道活動がこの国で始まったのは1986年初頭。

ペンシルベニア州ピッツバーグ

ペンシルベニア州には,現在,ペンシルベニア州フィラデルフィア神殿が一つあるだけである。この神殿は,2016年9月18日に,ヘンリー・B・アイリング管長によって奉献された。ペンシルベニア州は50か所以上の集会所を持ち,10万人を超える末日聖徒の故郷である。ペンシルベニア州には教会の豊かな受け継ぎがある。1830年のニューヨーク州における教会の設立に先立つ2年前,教会の大管長であったジョセフ・スミスはペンシルベニア州ハーモニーに移住,そこでモルモン書のほとんどの部分を翻訳した。

ナイジェリア,ベニンシティ

ナイジェリアでは,およそ650か所に及ぶ集会所に17万5,000人を超す末日聖徒が集う。ベニンシティ神殿は3番目に発表された神殿で,2005年にはナイジェリア・アバ神殿が奉献されており,前回の総大会ではラゴス神殿の建設が発表されたばかり。最初のナイジェリア人が正式にバプテスマを受けたのは1978年であり,その後,教会員数が急増した。

ユタ州シラキュース

シラキュースに建てられる新しい神殿は,ユタ州24番目の神殿であり,ソルトレーク・シティーの北,56キロの地点にある。ユタ州の教会本部は210万人の教会員を擁し,これは320万人を数える同州人口のほぼ2/3に相当する。17か所ある,ユタ州で儀式が行われている神殿は,バウンティフル,ブリガムシティー,シーダーシティー,ドレーパー,ローガン,ジョーダンリバー,マンタイ,モンティセロ,マウントティンパノガス,オグデン,オ―カーマウンテン,ペイソン,プロポシティーセンター,プロポ,セントジョージ,ソルトレーク,バーナルの各神殿である。さらにユタ州に建設が発表されている神殿は,サラトガ・スプリングス神殿,ユタ州レイトン神殿,ワシントン郡の神殿,ユタ州トゥーイルバレー神殿,ユタ州テイラーズビル神殿,ユタ州オレム神殿である。

アラブ首長国連邦,ドバイ

ドバイ神殿は教会が中東に建てる初めての神殿となる。対象となるのは,湾岸諸国の2つのステークに住む何千人もの末日聖徒,また中東,北アフリカ,東欧,西アジアにある地方部の大勢の会員たちである。

アラブ首長国連邦は1971年の建国以来,寛容を示し,他の宗派を招き入れる模範になってきた。中東における教会の独立した最初の集会所は,2013年にアブダビ首長国において,ジェフリー・R・ホランド長老により奉献された。今日では,アラブ首長国連邦に1,600人以上の末日聖徒がいる。

新しい神殿はドバイの2020年万博記念跡地となる予定の「2020年地区」に,この世界規模の行事が終了次第,建てられる。神殿が建つ場所には集会所が併設される予定。集会所は,ドバイ在住の教会員が毎週行われる礼拝行事に集う場所として,使用される。

中華人民共和国,上海

ネルソン大管長は中国・上海神殿の発表に際して,次のようなコメントを添えている。「上海で行われようとしている事柄の背景を理解することは,大きな意味があります。これまで20年以上,中華人民共和国において神殿に参入するふさわしさを備えた会員たちは中国・香港神殿に参入してきました。しかし2019年7月に同神殿は長期にわたる欠くことのできない大規模改修のため閉館しました。上海では,妥当な多目的集会施設で中国の教会員たちは引き続き―中華人民共和国で―自分と先祖のための神殿の儀式に与かることになります。」大管長はそう語る。

大管長はさらに続けてこう語っている。「この教会は,どの国においても,法律を敬い,守り,支持するように会員たちに教えています。家族の大切さ,善良な親,模範的な市民となることを,教えています。わたしたちは中華人民共和国の法律や規則を尊んでいますので,教会は伝道のために宣教師を派遣していませんし,今のところ,派遣する予定もありません。」そして,こう結んだ。「今後も国外在住者と中国人の会衆は分かれて集会を開きます。中国での教会の法的地位に,変更はありません。施設を使用する最初の段階で,参入できるのは約束が出来ているときに限られます。上海神殿は他国からの旅行者は参入できません。」

中華人民共和国における末日聖徒イエスキリスト教会についての情報は,英語,簡体中文,繁体中文で,次のURLにおいて見ることができます。china.churchofjesuschrist.org.

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.