末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会は、十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老とゲーリー・E・スティーブンソン長老の二人を、2017年1月20日ワシントンD.C.でおこなわれる合衆国大統領就任式典に教会の代表として出席させることを発表した。2人の使徒の出席は、政権移行が平和的におこなわれる過程を祝い支持を表明するという、モルモンの指導者たちが100年以上も前からもおこなってきた伝統を継承するものである。
クリストファーソン長老は次のように述べた。「大統領就任式は選ばれた人物を正式に大統領に就任させるための市民式典です。これは政治的なものではなく宣誓行為であり、式典の主な目的は、大統領に選ばれた人物が憲法で定められた就任の宣誓を受け、国民が、大統領がその義務を負うと誓ったことの証人となることにあります。200年以上にわたってこの国を支えてきた不朽の原則を国民全員で確認する機会でもあります。現代にあってもなお政権移行が平和的におこなわれることは、特筆すべきことです。」
過去数年にわたって、大管長会と十二使徒たちは、両政党に属する大統領と面会の機会を得てきた。アメリカ合衆国大統領就任式には、大管長会または十二使徒定員会の一員が出席しており、他の宗教団体の指導者、前大統領夫妻、また、あらゆる政治的見解や信念をもった多方面からの人々と同席する。
就任式典の一部としてクリストファーソン長老は、1月21日にワシントン大聖堂でおこなわれる祈り会に出席予定である。同日、スティーブンソン長老は教会の任務のために南アメリカへ向かう。
2009年、大管長会のディータ・F・ウークトドルフ管長とラッセル・M・バラード長老がオバマ大統領の最初の就任式に出席した。2013年には、L・トム・ペリー長老とクエンティン・L・クック長老が、オバマ大統領の2度目の就任式に出席している。