ニュースリリース

BYUパスウェイ・ワールドワイド・プログラム–––教会主導のグローバル高等教育機関

新教育機関の長にクラーク・G・ギルバートが就任

 

末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会は、BYUパスウェイ・ワールドワイド(BYU-PW)という名のグローバル高等教育機関を立ち上げることを発表した。この教育機関は教会教育システムを通じて、オンラインでのサーティフィケート・プログラム(通常1年程度で、修了証書がもらえるプログラム)や学位プログラムを提供する。

現、BYUアイダホ校の学長であるクラーク・G・ギルバートが新しい教育機関を管理する。BYUパスウェイ・ワールドワイドはユタ州ソルトレイクシティを拠点とし、2017年5月1日から正式に機能する(「BYUアイダホ校の新学長」の記事も参照のこと)。

2017年2月6日(火)、テンプルスクエアにてプレスカンファレンスが開かれ、大管長会第二顧問のディータ・F・ウークトドルフ管長が新しい教育機関について発表した。

   

BYUパスウェイ・ワールドワイドは、2009年にBYUアイダホ校で始まったパスウェイ・プログラムに端を発する。

プログラム開始当初は総勢50人の学生とアイダホ州、アリゾナ州、ニューヨーク州に3つのパイロット校をもつだけであった。それ以来プログラムは成長し続け、現在では、50カ国500校に5万7000人の学生をもつ。

新しい高等教育機関のリーダーとなるギルバートは、学生指導力、発展していくコミュニケーション手段のテクノロジーのけん引力、大規模な組織の構築と先導力に優れ、BYU-PWの長としてふさわしい人材である。2006年、BYUアイダホ校の学生支援部門に勤務するため、ハーバート・ビジネススクールでの教職から退いた。その後、デゼレト・デジタル・メディアのCEO(2009年)、デゼレト・ニュースの社長(2010)、BYUアイダホ校の学長(2015)という経歴をたどってきた。

「パスウェイ・プログラムは目覚ましい発展を遂げてきました。このパスウェイ・プログラムを実現するため、教会全体の教育のニーズ、他の教会の教育機関と協働するニーズが高まってきました。まさに、今が、パスウェイ・プログラムをさらに発展させるにふさわしい時期です。この教会は世界中に教会員がいます。彼らは教育を受ける機会を待ち望んでおり、パスウェイ・プログラムは彼らのためにあるのです」とギルバートは語った。

オンラインコースのコーディネイト

BYUパスウェイ・ワールドワイドはパスウェイ・プログラムとチャーチ・エデュケーション・システムズ(CES)提供の高等教育による免状と学位プログラムのすべてを管理。語学学習(英語)修了証書、技術系証明書コース修了証書、オンラインコースによる学位の取得が可能である。BYUパスウェイは、どのオンラインコースを開設するか学生の必要を探ったうえで検討し、CESを通してそれらのコースやプログラムを開設、導入していく。

BYUパスウェイは教育機関としての認可は受けないが、すでに認可され、修了証書や学位を提供しているCESを通してプログラムが実施される。

オンラインコースの受講を希望する学生は、オンライン上で学生支援を受けられる。これにより、コースやプログラムの閲覧、出願、履修登録、授業の受講、就職相談がオンライン上で可能になる。

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地元での活動型プログラム

BYUパスウェイ・プログラムの特徴的な要素のひとつに、オンライン学習と地域での活動のコンビネーションがある。オンラインコースを受講している学生は、住んでいる地域の教会堂やインスティテュートに集まり活動をおこなう。パスウェイ・プログラムの施設として認可された教会堂やインスティテュートにおいて、グループディスカッションやワークショップなどが開催される。

現在、世界中に497のパスウェイ・プログラム認可施設がある。BYUパスウェイはそれらの施設とそこでおこなわれる活動を管理する。教育会議で決議された新たな施設の開設や現在進行中のプログラムの運営、学生の援助などの面で、地元の教会指導者やインスティテュート・ディレクターと協働していく。

BYUパスウェイはさらに、地元でのクラスやワークショップの開催と周知、インターンシップや就職先のあっせんもおこなう。

BYUパスウェイ・プログラムの詳細については、pathway.lds.orgを参照のこと。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.