ニュースリリース

帰還宣教師,会員ツールで伝道部指導者と連絡先情報を共有することを選択できる

Missionaries
Missionaries
2000年以降に奉仕した元宣教師は,伝道部の指導者が会員ツールで連絡先情報を閲覧することを許可することができる。© 2021 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
Download Photo

 
2000年以降に末日聖徒イエス・キリスト教会のために伝道した末日聖徒は,会員ツールアプリの新しい 伝道部住所録 を通して,以前の伝道部指導者と連絡先情報を簡単に共有することができる。

会員アカウントのこの住所録に登録することにより,元宣教師は伝道部の指導者が自分の名前(旧姓と結婚後の姓を含む),画像,個人と世帯の電話番号,電子メールアドレスを見ることを許可できる。伝道部指導者はこの情報を使って,宣教師と個人的に,あるいはグループとして,より容易に連絡を取ることができる。宣教師は,会員ツールから伝道部指導者の情報や,ほかの宣教師に関する情報を見ることはできない。

returned-missionaries
returned-missionaries
2000年以降に奉仕した元宣教師は,伝道部の指導者が会員ツールで連絡先情報を閲覧することを許可することができる。© 2021 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
Download Photo

 
「元伝道部指導者と宣教師が,このすばらしい機会を生かしてつながりを保ち続けてくれることを願っています。このような関係は双方にとって重要だからです」と,中央幹部七十人であり宣教師管理部の管理ディレクターである マーカス・B・ナッシュ長老は述べている。「伝道は人生を変える経験に満ちており,伝道中の人間関係は,それを保つことができれば,宣教師や伝道部指導者,その家族,教えた人々,そして教会全体を祝福し,教え,強め続けることができます。」

会員ツールでは,個人の教会記録に現在記載されている連絡先情報が共有されるため,住所録の公開に興味のある場合,自分の会員アカウントの情報が最新のものであることを確認するとよいであろう。

宣教師の記録の中には,奉仕記録や連絡先情報がないために住所録に表示されないものもある。自分の情報が表示されない場合や,登録方法に関する指示が必要な場合は,宣教師と指導者のつながりを保つことに関するよくある質問を参照することができる。

Mission-leaders
Mission-leaders
中央アフリカのザンビア・ルサカ伝道部の宣教師とポーズを取るリーフ・エリクソンとリンダ・エリクソン。二人は2013年から2016年まで伝道部指導者として奉仕した。写真/リーフ・エリクソンの厚意で掲載。 Photo courtesy of Leif Erickson.All rights reserved.
Download Photo

 
伝道部のリユニオン,電子メール,ニュースレター,ソーシャルメディアやZoomのようなオンライン集会ソフトウェアは,多くの伝道部会長がすでに伝道部の特別な関係を維持するために使っている方法の一部である。

リーフ・エリクソンと妻のリンダは,2013年から2016年まで南中央アフリカのザンビア・ルサカ伝道部の伝道部指導者として奉仕した。エリクソン夫妻と,一緒に奉仕した宣教師の多くが参加するFacebookグループがあり,そこで写真や気持ちや思い出,生活の中の出来事の最新情報を共有している。「すべての宣教師がFacebookのグループにいるわけではないので,長年にわたって互いを把握できるよう,教会が後援してくれる機会を歓迎します」とエリクソンは言う。

当時エリクソンの宣教師のほとんどはアフリカ出身で,40%は北アメリカから,10%はヨーロッパと太平洋の島々から来ていたので,従来の伝道部の集まりには,ごく一部の人しか物理的に会うことができない。

テクノロジーの進化が進む中,ソーシャルメディアや第三者アプリやプログラムによって,より広範な人々のつながりが可能となっている。「教会がそれを進行し,それを実現するための永続的なプラットフォームを提供しているのを目にするのは非常にうれしいことです」とエリクソンは言う。「〔伝道部住所録〕は物理的にも実用的にも効果的ですが,宣教師と伝道部指導者の双方の関係は,生涯にわたる報いのある関係となり得ることを正式に認めています。」

連絡を取り合うことの大切さ

中央幹部七十人であり,神権・家族部管理ディレクターの マイケル・T・リングウッド長老は次のように述べている。「宣教師と伝道部指導者が奉仕の間に作り出すきずなは,一人一人が人生のチャレンジに直面する中で,引き続き強さと支援の源となり得ます。」

「伝道部会長は,すべての宣教師を等しく愛する父親のようなものです」と言うのは,1987年から1990年まで韓国釜山伝道部で妻のランディーとともに奉仕したマーク・ピーターソンだ。マークは長年にわたり,伝道部の友人と連絡を取り続けるために,電子メールやソーシャルメディア,そのほかの利用可能なテクノロジーを活用してきた。一緒に奉仕したそれぞれの宣教師と連絡を取ることを歓迎するものの,「ただ返事をくれて,ほかの宣教師よりも多くの接触が必要な宣教師もいます」と彼は言う。

「わたしの最も強い人間関係の一つは,父親がベトナムで亡くなった宣教師との関係です。まだ連絡を取り合っていますし,先週彼はわたしの顔を見に我が家に立ち寄ってくれました。」

エリクソンとピーターソンは二人とも,帰還宣教師の中には,年を経るうちに,教会に対する積極性に変化が起きる人もいることを認めている。

「宗教や,生活における宗教の役割についての考えが変わる人もいるでしょう」 とエリクソンは言う。「わたしたちは良い羊飼いを知っており,主の永続する愛と粘り強さと忍耐を知っています。〔主は〕この人生経験をわたしたちに与えて,わたしたちが疑問や過ち,試練から成長できるようにしてくださいました。宣教師が進化し,変化し,成長する間も,宣教師に対するわたしたちの愛は持続します。わたしたちはありのままの一人一人を愛しています。」

mission-leadersDownload Photo

 
伝道部指導者と個々の宣教師の間で連絡を取ることは,宣教師が互いに連絡を取り合うよう促すことにもなる,とエリクソンは言う。宣教師たちは,子供や結婚,仕事での成功について学び,分かち合うことを楽しんでいます。例えば,南アフリカ人宣教師の一人が料理人になることに成功しました。「彼の人生の夢が実現するのを目の当たりにして,それをすべての宣教師に見てもらい,彼の成功の喜びを分かち合うことは,まさに喜びであり,ほんとうに祝福です。」

元宣教師が,教育や経済状況,その他の問題で,避けることのできない落胆を経験する中で,伝道中の特別な友情も助けとなる。

エリクソン夫妻は,リンダ・エリクソンががんの治療を受けている2020年に,そのような支援を受けた。「宣教師の多くが妻のために祈り,手を差し伸べ,愛を示してくれました」とエリクソンは言う。「妻のことを気遣い,妻のために祈ってくれる元宣教師たちから,わたしたちは大きな霊的な力を得ています。」人生とその瞬間に生きることに対するエリクソン姉妹の喜びと楽観的な姿勢は,彼らを絶え間なく鼓舞している。「妻は喜びです」とエリクソン兄弟は言う。

以前の宣教師たちと連絡を取り続けることは,引き続きエリクソン家とピーターソン家に祝福をもたらしている。

「伝道の経験は,信仰,献身,奉献の最も記憶に残る瞬間の一つです」とエリクソンは言う。自分で経験したことのない人にそれらの経験を伝えられる言葉は簡単には見つからない。一緒に働いた宣教師とつながるときに,思い出すはずです。主と主の慈しみと御業,そしてわたしたちの業がどのように祝福されたかを思い出すでしょう。一緒に働いた宣教師とつながることで,霊感を受けます。」

ピーターソンは,自分が一緒に奉仕した何人かの宣教師と連絡を取り合えることで祝福を受けたと言う。「宣教師と連絡を取ることが大好きです。伝道部会長と宣教師の間には特別な関係があります。」

以前および現在の伝道部指導者は,会員ツールからアプリ内の通知を受け取ることができる。この通知は,以前の宣教師と連絡を取れることや,最近参加した人を知らせてくれる。また,会員ツールから以前の宣教師に直接電子メールを送信することもできる。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.