ヨーロッパ全土の末日聖徒イエス・キリスト教会の会員に向けた2022年1月23日(日曜日)のディボーショナルの放送において,ラッセル・M・ネルソン大管長は,イスラエルの集合の業に率先して携わるようヨーロッパの聖徒たちに呼びかけた。
「皆さんが福音の中で得ている喜びを分かち合う機会を求めて祈り,その機会を逃さないようにしてください」と預言者は述べた。「主がその祈りにどのようにこたえてくださるか,皆さんはその方法に驚くかもしれません。……皆さんは,ヨーロッパに住んでいる,あるいはやって来るイスラエルの子たちを見つけるうえで,完全に適した場に置かれているのです。」
こうした働きは「文字どおりヨーロッパの未来を変えるでしょう」とネルソン大管長は語った。「愛する兄弟姉妹の皆さん,わたしは皆さんを心から信頼しています。皆さんはこの働きをするために生まれてきたのです。ヨーロッパには比類のない未来があります。皆さんの存在があるからです!」
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預言者は,妻のウェンディー・ネルソン姉妹をはじめ,十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老とその妻スーザン・ベドナー姉妹,ヨーロッパ地域会長会のマッシモ・デ・フェオ長老とともに,48か国に向けた放送に参加した。
ヨーロッパでは世俗主義の高まりが見られるが,ネルソン大管長は,これから先の時代に対する揺るぎない楽観的な見方を表明した。
「わたしは〔現状〕を甘く見ているわけではありません」と大管長は言う。「しかし兄弟姉妹の皆さん,福音の回復が始まったのは,福音が真実であることをすべての男女が知るようになるためであることを決して忘れないでください。」
1985年から1990年にかけてヨーロッパにおける教会の業を監督したネルソン大管長は,日曜日に青少年とヤングアダルトに特別な注目を寄せた。
「皆さんの友人の多くは,自分がなぜこの地上にいるのか,その理由を知りたいと求めています。何らかの意味や目的が人生にあるのか知りたいのです。彼らは世界に貢献したいと願っています。そして,だれを信頼すればよいか模索しています。」ネルソン大管長はそう語った。「そのような友人たちが探し求めている答えを,皆さんはすでに持っていることに気づいていますか。」
教会の教えの真実性について強い確信を持てていない人々に向けて,ネルソン大管長は次のように勧めている。「尋ね,探し求めてください。……疑問を持つことは証がないということではありません。イエスはキリストであられ,主の福音が回復されたこと,またモルモン書は神の言葉であり,預言者が今日地上を歩んでおられることを知っているなら,あなたには証があります。絶えず研究し,探求し続けることによって,皆さんは祝福されて,やがて理解を深めることでしょう。
預言者はまた,青少年とヤングアダルトに向けて次のように警告した。「自分が知っていることに集中し続けてください。……信頼できる情報源に耳を傾けてください。祈りや聖文研究を通して,また預言者,聖見者,啓示者の言葉を研究することを通して,疑問への答えを求めてください。」
デビッド・A・ベドナー長老
ベドナー長老は末日聖徒に,神と交わした聖約を覚えておくように強く勧めた。
「混乱や無秩序,騒動が増しつつある世にあって,様々な困難や状況にかかわらず,救い主とその教義に正しく焦点を当て続けるうえで,聖約と儀式は欠かすことのできない助けとなります」とベドナー長老は述べた。
ウェンディー・ネルソン姉妹
ネルソン姉妹は,新年の抱負の精神を込めてヨーロッパの聖徒たちに,30日間,預言者の公の発言一つ一つを真摯に受け止め,預言者の発言以外に目にする情報に対してはその内容を問う姿勢を持つよう勧めた。
「すると皆さんは,人の偽りの哲学を通して感じ取るストレスの量が目に見えて減っていることに気づくかもしれません。そうした偽りの哲学が生み出す緊張や不安によって,わたしたちはがんじがらめになり身動きが取れなくなることがあるものです。」
スーザン・ベドナー姉妹
ベドナー姉妹は,ヨーロッパの聖徒たちに対してべドナー姉妹自身とベドナー長老が抱いている特別な思いは,先祖による繋りを通して感じている思いよりもさらに深いものであると述べた。
「わたしたちは皆,大いなる業の一部です」とベドナー姉妹は言う。「これは主の業です。回復されたイエス・キリストの福音にあってあずかることのできる儀式と聖約を通して,わたしたちは聖徒としてともに結ばれているのです。」