Download Photo2022年2月8日（火），末日聖徒イエス・キリスト教会のダリン・H・オークス管長は「BYUパスウェイ・ワールドワイド」の学生に向けて話をし，「イエス・キリストと〔自分たちの〕同胞のための自立したしもべ」となるよう助言した。
「BYUパスウェイ・ワールドワイド」は大学卒業認定および学位が取得できる教会の割安なオンライン形式のプログラムである。180か国以上でおよそ60,000人の学生がこのプログラムの恩恵にあずかっている。
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イエス・キリストの福音に焦点を当てる
世の中は常に艱難に満ちているが，イエス・キリストの教えとその生涯に焦点を当てることが障害を克服するための確かな道であると，オークス管長は述べた。
大管長会第一顧問であるオークス管長は次のように述べた。「これまで常に困難な時期はありました。皆さんの親や祖父母の世代であるわたしたちは，厳しい困難を生き抜いてきました。皆さんも同じように生き抜くでしょう。こうした困難のすべてに当てはまる答えは，これまでと同様，常に同じです。わたしたちには
救い主がいます。救い主はわたしたちが何をすべきか教えておられます。」
永遠の事柄および善と悪の原則を固く守る
オークス管長は学生に学んでいる「永遠の事柄および善と悪の原則」を固く守るべきであると述べた。ま
た，ブリガム・ヤング大管長の言葉を引用して，次のように述べた。「わたしたちが教育を求める目的は，神に仕えることにあります。というのは，これらの働きはすべて，地上に真理を確立するためのものであり，また信仰の力と神の知恵によって知識，知恵，理解を増し加え，今よりも高度な世界，より高い英知の状態に住むにふさわしい者となるためのものだからです。」
すべての人を受け容れる
また，自身がユタ州プロボにあるブリガム・ヤング大学の元学長（1971－1980年）であったオークス管長は，学生たちにブリガム・ヤング大管長の異なる宗教の人々に対する受容し排除しない姿勢について言及した。
ブリガム・ヤング大管長はかつて次のように述べている。「相手が男性でも女性でも，わたしが信じているように信じていても信じていなくても，人に対するわたしの気持ちは決して変わっていません。皆さんは隣人としてわたしと一緒に暮らせますか。わたしは皆さんと一緒に暮らせます。そして，皆さんがわたしを信じようと信じまいと，わたしは特に気にはしません。」
また，ブリガム・ヤング大管長は次のようにも述べている。「わたしたちの宗教は人類家族のすべての人が持つ能力に適するものです。この教えは一部の人に永遠の苦痛を与えてうめかせるものではありません。アダムとエバの息子娘たちの最後の一人にまで手を差し伸べ，彼らを獄屋から引き出し，扉の鍵を開け，縄目を引きちぎって，すべての人に救いを得させるものです。」
オークス管長は次のように述べた。「わたしたち一人一人が，多くの人がわたしたちと同じ価値観を持っていない世の中において〔こうした姿勢〕を理解し倣うべきです。」
創造の力を行使する
喜び，すなわち，永続する永遠の喜びを追求することは末日聖徒の人生哲学の基本であるとオークス管長は述べた（2ニーファイ2：25参照）。その喜びを得るための一つの道は，創造，特に，永遠につながる創造の力を行使することにあるとオークス管長は述べた。
「確かに，わたしたちの最大の永遠の喜びはこの現世の生涯を越えて続く創造の力の過程と影響力の中で享受でき，永遠にわたって喜びをもたらしてくれます」とオークス管長は述べた。
「だからこそ，神が示されたように，『永遠の命……は，神のあらゆる賜物の中で最も大いなるもの』（教義と聖約14：7）です。……皆さんの家族のつながりを大切にし，大きくしてください。永遠の結婚において，創造の機会を大切にして利用してください。そして，友人関係および学びと奉仕の機会を大切にしてください。なぜなら，それらの努力は永遠の喜びにつながるからです。」