新型コロナウィルスのパンデミックにより世界各国において入国が制限され,人流や集会が制限され始めてから2年が経過した。生活のほぼすべての面が影響を受けてきた。末日聖徒イエス・キリスト教会の会員もその変化を経験してきた。
長かった2年が経過した現在,多くの聖徒が教会の集会所での集会や神殿での礼拝に戻ってきている。例えば,福岡神殿と札幌神殿はフェーズ3の段階で神殿運営がなされている。最近開催された千葉ステーク大会は,オンラインでの参加も可能な形にして,対面式にて開催された。神聖な音楽や霊感あふれる話,ジェームズ・A・ラズバンド長老やステークの指導者からの時宜を得た指導と教えを聞くために,多くの聖徒が集まった。
地域会長会は最近,神権指導者に手紙を送り,すべての会員に再び集会所に集い礼拝するよう愛をもって招くよう勧めた。その手紙の中で,特に,次のように伝えている。
「わたしたちは,すべての皆さんに,この数年間の大変困難な時期にあって,熱心に働き,とても上手く導いてくださっていることに深く感謝しています。特に,皆さんの管理下にある会員たちに対するミニスタリングにおいて努力してくださっていることと,新型コロナウィルスの脅威からすべての人を安全に守ろうという皆さんの望みに感謝します。会員の霊的健康に関するわたしたちの懸念の点から,また,指導者に従い,聖文に記述されている祝福を受けたいという望みの点から,わたしたちは,日本のすべてのユニットが今後日曜日の2時間の集会を対面式で行うようお願いします。『総合手引き』の29.7に記述されているように,わたしたちは,テクノロジーを通じてオンラインにて参加する必要がある人もいることも認識していますが,ワードと支部の集会自体は対面式の集会を予定するようにお願いします。モルモン書には,人々がともに集うことによって祝福を受けたことが次のように書いてあります。『教会員は断食し,祈るため,また人の幸いについて互いに語り合うためにしばしば集まった。また,主イエスを記念してパンとぶどう酒を頂くためにしばしば集まった。』(モロナイ6:5-6)」
地域会長会はこの手紙を次の言葉で締めくくっている。「わたしたちは,全員が証を分かち合い,互いにミニスタリングし合い,聖徒の共同体として引き続き成長していけるよう,喜びを持ってともに集うよう願うとともに祈っています。」