ニュースリリース

2021年度年次報告書:イエス・キリストの教会はどのように神の子供たちに手を差し伸べたのか

教会は9億600万ドルを提供し,末日聖徒は680万時間を日々の奉仕に費やした

2021年に,末日聖徒イエス・キリスト教会は188か国において,3,909の人道支援プロジェクトに携わった。

2020年から増加したこのアウトリーチには,9600万ドルの支出と680万時間のボランティア奉仕が含まれている。

この情報は,世界中の神の子供たちへの支援に関する,イエス・キリスト教会の2021年度年次報告〔英語〕に掲載されている。

「末日聖徒イエス・キリスト教会の会員として,わたしたちは二つの偉大な戒め,すなわち,神を愛することと隣人を愛すること(マタイ22:37-39参照)という戒めに従って生活することを決意しています」と大管長会は報告書の序文に記している。「教会として,わたしたちは主の勧告に従ううえで,能力と世界的なつながり,およびリソースに恵まれています。……わたしたちは,これを可能にしてくれる教会員や友人の無私の忠実なささげ物に感謝しています。奉仕を通して互いに強め合い続けるうえで,わたしたちは皆が『熱心に善いことに携わ〔る〕』ようお勧めします(教義と聖約58:27)。」

報告書のその他の情報は以下のとおりである。

世界規模の人道支援イニシアティブ

  • 清潔な水と衛生プロジェクトを通じて,174万人の人々が支援を行った。
  • 教育イニシアティブを通じて,60万人以上の学生が奉仕した。
  • 57の国と地域における135のモビリティ・プロジェクト。
  • 世界中での104の食糧安全保障プロジェクト。

すべてのプロジェクトにおいて,協力が鍵となった。教会は多くの組織と協力して困っている人々に支援を提供した。協力した組織としては,Concern Worldwide,Catholic Relief Services, ユニセフUSA,Water for People,WaterAid,CharityVision,およびライオンズクラブ国際協会などの機関が挙げられる。イニシアティブにより,食糧の安全保障および清潔な水と衛生のためのシステムが改善した。また,イニシアティブにより,世界中の何千人もの人々が,視力ケア,予防接種,車椅子と移動補助,および妊婦と新生児のケアを受けられるようになった。

質の高い教育のための道は,教会独自の永代教育基金,ベンソン奨学金プログラム,BYUパスウェイ・ワールドワイド,イングリッシュ・コネクト,および世界中の難民や住む場所を失った人々のために作られたプログラムを通じて開かれた。

緊急支援

  • 10億回接種分のワクチンの配付を行った。
  • 8,000万ポンド(36千トン)の食糧の寄付を行った。
  • 教会主催の献血で,105,000人以上が献血を行った。
  • 61の国と地域における,199の緊急支援プロジェクト。
  • 76の国と地域における,585の新型コロナウイルス対策プロジェクト。

献血は,2021年におけるイエス・キリスト教会の緊急支援の中核となるものであった。アメリカ合衆国において,教会は19世紀末以来,米国赤十字社と長年にわたる関係を築いている。末日聖徒は,定期的に献血を行うだけでなく,献血のスケジュール作成や献血の推進活動も行い,登録者の募集や献血当日の運営の支援も行っている。

「非常に多くの教会員が献血を通して,命の賜物を提供してくださっています」と米国赤十字社のCEOであるゲイル・マクガバンは述べている。「毎年10万ユニット分の血液を教会から受け取っています。そこまでやってくれている組織や団体はどこにもありません。非常に個人的な視点から見て,わたしは皆さんのコミュニティーとしての信仰と奉仕に対する決意に畏敬の念を抱いています。」

宣教師,会員ボランティア,およびJustServe

  • 5,8981,916ポンド(約2,672万キロ)分の品物がデゼレト産業によってリサイクルされた。
  • 137,458人が自立支援グループに参加した。
  • JustServeを通して62,000人が地元地域社会のボランティアとして登録した。
  • 21,500の新しいJustServeボランティアプロジェクトが立ち上げられた。
  • 11,329人の福祉・自立支援宣教師と長期ボランティア。
  • 9,054人のデゼレト産業の関係者が奉仕を行った。
  • 30か国において17の言語で週に2,800回の依存症立ち直りプログラム集会が開催され
  • JustServe2,500の新しい組織が登録された。

教会が組織した人道支援活動に加えて,末日聖徒は数え切れないほどの時間を費やして,自分たちの地域社会でミニスタリングを行い,地域社会での奉仕プロジェクトに参加した。

「この人道支援の大義のために惜しみなく時間と労力をささげてくださったすべての方々に心からの感謝をお伝えします」と2021年報告書は締めくくっている。「皆さんの奉仕が気づかれないことはありません。多くの人が教会の慈善活動を通して,自分たちにできることを提供しています。また,さらに多くの人々がオンラインまたはビショップを通して提供しています。皆さんが時間やリソース,エネルギーおよび思いやりといった貢献をしてくださっているおかげで,わたしたちは世界中の何千もの人々の生活に違いをもたらし,奉仕を受けた人々から学ぶことができています。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.