2022年10月の総大会で預言者が教えたこと

2022年10月の総大会を終えるに当たり，ラッセル・M・ネルソン大管長は，「これから実に多くのすばらしいことが起こります」と述べた。預言者は世に打ち勝つよう勧告を与え，虐待に対する神の罪の宣告を言明し，真理を求めるよう末日聖徒に強く勧め，新たに18の神殿について発表した。
 

世に打ち勝ちなさい。そうすれば休みが与えられであろう
 

日曜午前の部会で末日聖徒イエス・キリスト教会のネルソン大管長は，わたしたちは「神と交わした聖約を通して世に打ち勝つことによって，この世の厳しさや不確かさ，苦痛から逃れて休みが与えられる」ようになると述べた。

「聖約を交わして守ることで実は人生が楽になります」と，大管長は言う。「バプテスマフォントや神殿で聖約を交わしてそれを守る人は皆，イエス・キリストの力にさらにあずかることができるようになります。」  

世に打ち勝つことは継続的なプロセスであると預言者は教え，キリストの教義を繰り返し喜んで受け入れ，それに従った生活を続けていくよう，また日々の悔い改めを通して信仰を培い，聖約を交わして守り，証を育むよう勧めている。

このような行いによってわたしたちの性質は変わり，わたしたちが神とその愛する御子を愛し，義にかなった民になる助けとなる。「生活の中で神に勝利を得ていただけるようにするならば，平安と自信と喜びが増し，そしてこの平安が与えられることを，約束します。」ネルソン大管長はそう述べている。

大管長は聖徒たちに，「悲惨なニュースが飛び交う」日々であるにもかかわらず，「これから実に多くのすばらしいことが起こ〔る〕」ことを請け合っている。「近いうちにわたしたちは，これまで世界が見たこともないような救い主の最も偉大な力の現れを目にすることでしょう。今から，主が『力と大いなる栄光とをもって』(ジョセフ・スミス訳—マタイ1：36参照)戻られるときまでの間に，主は忠実な人々に数え切れないほどの特権と祝福と奇跡を授けてくださいます。」

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真理とは何か
 

ネルソン大管長は土曜午前の部会で，救い主が「重大な罪」と述べておられる虐待に対する救い主の教えと教会の立場を言明し，罪のない人を守る助けをするよう，聖徒たちに求めた。

「はっきり申し上げますが，女性や子供，あるいはだれかに対する虐待はいかなるものも，主にとって忌まわしいものです」と預言者は述べている。「だれかが傷つけられる度に，主は悲しまれ，わたしも悲しみます。いかなる虐待でも犠牲になった一人一人のために，主は悲しまれ， わたしたちは皆悲しみます。これらの忌まわしい行為をなす者は，人の法律に対して責任を負うだけでなく，神の怒りも受けることでしょう。」

ネルソン大管長は，教会のウェブサイトにある支援情報を学ぶよう，また犠牲者となる恐れのある人に注意を払い，「彼らを守るために速やかに行動を起こす」よう，末日聖徒に強く勧めた。

預言者はまた，「何が真実で，何が真実でないかの境界線を曖昧にするサタンの働き」についても警告している。

「神はすべての真理の源です」と預言者は言う。「末日聖徒イエス・キリスト教会は，科学研究所で学んだことであれ，神からの直接の啓示によって与えられたことであれ，神がその子供たちに伝えるすべての真理を受け入れます。」

ネルソン大管長は最後に，末日聖徒に向けて，「主に祈って，〔この大会の間に〕聞いたことが真実であるという確認を求め〔る〕」よう招いた。

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神殿を中心にする

日曜午後の部会を終えるに当たり，ネルソン大管長は18の新しい神殿が建設される場所を発表する前に，モルモン書ビデオシリーズのシーズン4から，救い主が神殿でニーファイの民に御自身を現された様子の抜粋を見せた。

「神殿は主の宮です。神殿には主の力が満ちています」と預言者は言う。主は神殿をさらに身近な場所に用意してくださり，「わたしたち一人一人が，さらに容易に霊的に磨かれるようにもしてくださっています。

神殿にいる時間を増やすと，ほかの何をするよりも生活が祝福されると約束します。」預言者はそう語っている。

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