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ニュースリリース

神聖な場所と歴史的文書の譲渡に関するよくある質問

付録に譲渡品一覧が記載

よくある質問

本日,コミュニティ・オブ・クライストおよび末日聖徒イエス・キリスト教会は,イエス・キリストの福音の回復にかかわる,重要な歴史的な不動産および所蔵品の譲渡を発表した。以下は,取り引きの詳細および史跡ならびに所蔵品の今後の計画についてのよくある質問への回答である。

1. 取り引きに含まれていたものは何か。

取り引きには,土地,建物,所蔵品,文書が含まれている。不動産および所蔵品の一部は,オハイオ州カートランドとイリノイ州ノーブーから,一部の所蔵品および文書は,ミズーリ州インディペンデンスのCommunity of Christ Library and Archiveから取得したものである。

2. 最も需要な品は何か。

最も重要な資産は,カートランド神殿,スミス邸,マンションハウス,ノーブーハウス,赤れんが造りの店である。重要な文書と所蔵品には,次のものが含まれる:聖書のジョセフ・スミス訳で用いられた原稿と聖書,ジョセフ・スミスが妻エマにあてて書いた7通の手紙,ジョン・ホイットマーの教会歴史,ジョセフ・スミスとエマ・スミスの肖像画のオリジナル,ノーブーハウスの隅石,リバティーの監獄の実物の扉,“Caractors”という題名の文書(金版の文章のサンプルが含まれている可能性がある)など。(譲渡された品のさらに詳細なリストは,付録を参照。)

3. コミュニティ・オブ・クライストは,どのようにこれらのものを取得したのか。

1830年代に聖徒たちがカートランドを去った後,長年にわたり様々な団体がカートランド神殿の利用を管理してきた。1901年,当時「復元末日聖徒イエス・キリスト教会」(RLDS Church)として知られていたコミュニティ・オブ・クライストは,法的手続きを経てカートランド神殿の所有権を手に入れた。ノーブーのスミス家の自宅は,ジョセフ・スミスの死後,引き続きエマ・スミスが所有した。やがて,エマ・スミスとその子供たちはRLDS教会に加わった。以来,スミス邸は家族に受け継がれ,やがてRLDS教会の手に渡った。その他の文書や所蔵品は,個人所有主によりRLDS教会保管庫に寄付された。

4. コミュニティ・オブ・クライストは,なぜ今これらの品を売却したのか。

コミュニティ・オブ・クライストの会長,スティーブン・M・ビージー会長は共同声明の中でこの時期に品々を譲渡することにより,コミュニティ・オブ・クライストはその使命を果たし,世界における優先事項を進めることができる,と述べている。

5. 末日聖徒イエス・キリスト教会は,なぜこれらの品を購入したのか。

この取り引きに含まれる史跡や所蔵品が,イエス・キリストの回復における重要な出来事と人々に関連しているため。

6. この二つの教会の間にはどのような関係があるのか。

この二つの教会には,敬意と友情で結ばれた強い関係がある。何十年にもわたり,幾つもの歴史的,人道的プロジェクトを共同で行ってきた。

7. この二つの教会の間で,これまでに歴史的な品にまつわる取り引きはあったか。

はい。2012年, コミュニティ・オブ・クライストはイエス・キリスト教会に幾つかの不動産を売却した。ハウンズミル虐殺の地およびカートランドのジョセフ・スミスならびにエマ・スミスの自宅などが含まれていた。5年後,コミュニティ・オブ・クライストはモルモン書の印刷業者用原稿をイエス・キリスト教会に売却した。

8. 不動産,所蔵品,文書にはどれほど支払われたのか。

教会は1億9250万米ドルを支払った。個々の土地や品の値段は特定していない。

9. 史跡は一般公開されるのか。

はい。カートランドおよびノーブーの歴史的建造物は,所有権の移転を円滑に進めるため,2024年3月5日に閉館し,2024年3月25日に再び公開される予定である。カートランド神殿,スミス邸,マンションハウス,赤れんが造りの店のツアーが提供される予定だ。最新の来館案内については,Historic Kirtland およびHistoric Nauvooの史跡ウェブページで公開される予定である。

10. 史跡を訪れる際,入場料がかかるか。

いいえ。イエス・キリスト教会のすべての史跡は,無料で公開されている。

11. コミュニティ・オブ・クライストの会員は引き続き史跡を訪れることができるか。

はい。これらの史跡は,一般公開される。また,当教会は,今後数年にわたり,コミュニティ・オブ・クライストが特別な集会や集まりを行うことを許可するという取り決めを行った。

12. カートランド神殿は,末日聖徒の稼働する神殿になるのか。

いいえ。カートランド神殿は,一般公開される歴史的建造物として維持され,公開される予定である。ラッセル・M・ネルソン大管長は,2022年4月,クリーブランドにおける神殿建設を発表し,教会は建設予定地の住所を2022年12月に,また完成予想図を2023年7月に公開した。

13. 教会は,ノーブー神殿の近隣に建設予定の新たな訪問者センターの計画を引き続き進めるのか。

はい。ノーブーに建設予定の訪問者センターは,ノーブー神殿の歴史的および現在における重要性を訪問者に示唆するものとなるだろう。ノーブーのその他二つの訪問者センターの利用方法については,今後決定することになっている。

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付録:譲渡品の一覧

オハイオ州カートランドで引き続き一般公開される予定の歴史的建造物

カートランド神殿,9020 Chillicothe Road
イリノイ州ノーブーで引き続き一般公開される予定の歴史的建造物

スミス邸およびサマーキッチン,935 South Main Street
ジョセフ・スミスおよびエマ・スミスのマンションハウス,890 South Main Street
赤いレンガ造りの店(再建),610 Water Street
ノーブーハウス,950 South Main Street
歴史的所蔵品

ジョセフ・スミスおよびエマ・スミスの肖像画,約1842年,デビッド・ロジャーズ画
リバティーの牢獄のドアの実物,約1833年
モルモン書“Caractors”文書
Revelation Book1の4ページ。現在教義と聖約64,65,66,76,81,133章として知られる部分を含む。
ジョセフ・スミスがエマ・スミスにあてて書いた7通の手紙。1832年10月13日付,1834年5月18日付,1838年11月4日付,1838年11月12日付,1839年11月9日付,1844年6月23日付,1844年6月27日付。
教会歴史(ジョン・ホイットマー著)
1879年のジョセフ・スミス3世によるエマ・スミスのインタビュー原稿
ジョセフ・スミスの“Phinney”(フィニー)版の聖書(1828年ニューヨーク州クーパースタウン)。聖書のジョセフ・スミス訳の一部として多数の印が付いている。
聖書のジョセフ・スミス訳の原稿:
旧約聖書原稿1(1830年6月ー1831年3月7日)
旧約聖書原稿2,第1部(1831年3月8日ー4月5日)
旧約聖書原稿2,第2部(1832年7月20日ー1833年7月2日)
旧約聖書原稿3(1830年後半ー1831年始めごろ)
新訳聖書原稿1(1831年3月8日ー6月)
新訳聖書原稿2,第1部(1831年4月4日ー1831年9月26日)
新訳聖書原稿2,第2部(1831年9月26日ー1831年後半)
新訳聖書原稿2,第3部(1831年冬ー1832年)
新訳聖書原稿2,第4部(1832年1月/2月-1832年7月31日)
初めて聖典として出版された,聖書のジョセフ・スミス訳の完全版の出版委員会の原稿(1867年)
ジョセフ・スミスの机(カートランド神殿)
ホイットニー家にゆかりのある,1820年代の長椅子(カートランド神殿)
カートランド神殿の一部の現物:
楕円形の窓枠
玄関の要石と枠
石造りのアーチ

漆喰と砂岩の実物
ノーブー神殿サンストーン
ノーブー神殿ムーンストーン(2つ)
ノーブーハウス隅石。モルモン書のオリジナル原稿が収められている。
ジョセフ・スミスの机(マンションハウス)
エマ・スミスのトランク(マンションハウス)
ルーシー・マック・スミスのロッキングチェアー(マンションハウス)
スミス家の椅子2脚(マンションハウス)
エマ・スミスの杖(自宅)
ハウンズミルに関連する洗面台(自宅)
サンプラー(自宅)
ボール(自宅)
インク入れ(3つ。赤レンガ造りの店)
さらに,この譲渡には現在,歴史的建造物の中に展示されている,代表的な時期の所蔵品の大多数が含まれている(そのほとんどは,スミス一家やノーブーと歴史的な関連はない)。
カートランドの非歴史的建造物

神殿の訪問者センター,9076 Chillicothe Road
個人宅と店,7788 Maple Street
個人宅,7799 Joseph Street
個人宅,9120 Timothy Lane
カートランドの小規模な未開発地区

[番地なし]Joseph Street
9080 Chillicothe Road
現代様式の内装の,ノーブーの歴史的建造物(個人利用)

ハイラム・クラーク,サンクフル・クラークの自宅,790 Soth Hyde Street
アロン・ジョンソン,ポリー・ジョンソンの自宅,475 Water Street
ウィリアム・マークス,ロザンナ・マークスの自宅,575 Water Street
シドニー・リグドン,フィービー・リグドンの自宅,860 South Main Street
ジョナサン・ライト,レベッカ・ライトの自宅,455 Water Street
ファーストホテル,795 South Main Street
ルイス・ビダモンにより建てられた石造りの家畜小屋,940 South Main Street
ノーブーの非歴史的建造物

整備工場,Bain Street
すべてのノーブーのブロックと区画(ノーブー市の1842年の地図に索引化)

Block 137, Lot 4 –建物なし
Block 138 – 建物なし
Block 139, lots 3-4 – ファーストホテルを含む
Block 140, Lot 3-4 –建物なし
Block 145 – 建物なし
Block 146 –ジョセフ・スミス史跡訪問者センターを含む(初めは当教会が借りていたが,その後閉館することになった),ジェームズ・ブリンカーホフおよびサリー・ブリンカーホフの自宅跡地,リーバイ・ハンコックおよびクラリッサ・ハンコックの自宅跡地
Block 147 – マンションハウス,リグドン家の自宅,クラーク家の自宅,サムエル・スミス,レビラ・スミスの自宅跡地,セオドア・ターリーおよびフランセス・ターリーの自宅跡地
Block 148 – ウィリアム・ローの店跡地
Block 149 –マークス家の自宅,公共トイレ,ハイラム・スミスの執務室跡地,Times and Seasons紙事務所跡地
Block 150 – ジョンソン家自宅,ライト家自宅,整備工場を含む
Block 153 – 建物なし
Block 154 – ハイラム・スミスの事務所跡地
Block 155 –赤レンガ造りの店およびスミス家自宅並びにサマーキッチン。スミス家の墓地は含まない。
Block 156 – ノーブーハウス,ビダモンの家畜小屋,ジョセフ・スミスの赤レンガ造りの家畜小屋跡地,ジョセフ・スミス・シニアおよびルーシー・スミスの自宅跡地,ポーター・ロックウェル自宅跡地,駐車場
Block 157 – 建物なし
Block 158, lots 2-3 –個人宅含む(960 South Partridge Street)
Block 161 – 建物なし
Block 162 – 建物なし

そのほかのリソース

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.