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スティーブンソン長老が日本沖縄神殿を奉献

第二次世界大戦の最後の戦場から、日本における4番目の「平和のシンボル」である神殿へ

Okinawa-Temple-Dedication
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末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒定員会のゲーリー・E・スティーブンソン長老。2023年11月12日(日)、沖縄で行われた日本沖縄神殿の奉献式開始前に神殿前で撮影。2023 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
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2023年11月12日(日)、末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒定員のゲーリー・E・スティーブンソン長老が、日本沖縄神殿を奉献した。この神殿は日本国内で4番目、世界では186番目の神殿である。

非常に霊的で祖先を敬う国である日本は、社会的にお寺参りへの習慣が存在し、「世界でも最も活発に神殿に足を運び、神殿の儀式に参入し、神殿での礼拝を行う末日聖徒がいる国の一つです」とスティーブンソン長老は話す。

日本における教会歴史によると、末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師が初めて日本の東京に到着したのは1901年であった。その約45年後、第二次世界大戦中に沖縄の琉球諸島を初めて訪れた末日聖徒は米国軍人であった。

第二次世界大戦の最後の戦いとなった沖縄戦では、日本軍、米国軍、沖縄市民を合わせて24万人の命が失われた。

今日、沖縄神殿の地域には12のユニット、5,500人の末日聖徒がおり、そこには日本語を話す沖縄ステークと英語を話す沖縄軍人地方部が含まれており、彼らが神殿で共に礼拝することになる。

「沖縄の歴史には日本人と米国軍人が存在しますが、この両グループが一緒に神殿に集うことになるのは、非常に素晴らしいことです」とスティーブンソン長老は話した。

両グループが神殿の奉献を祝えるように、1つは英語で、もう1つは日本語と、奉献式は2つのセッションで行われた。「教会員全員が自分の母国語で行われた奉献式に参加することができました」とスティーブンソン長老は述べた。

そして「文化や言語の違いという困難がある中、イエス・キリストの福音は沖縄本島に確立されました」と同長老は続けた。

2019年4月7日の総大会中、ラッセル・M・ネルソン大管長によって沖縄神殿の建設が発表された。沖縄県沖縄市松本7-11-32に位置する約2,000平米の敷地に建つ神殿は、延床面積約1,155平米の2階建てである。

「沖縄の神殿を愛する人々は、何世代にもわたり神殿の建設を願ってきました。そして、沖縄の歴史を考えると、沖縄神殿の実現に対する沖縄の人々の思いや感情は、より強いものとなりました」とスティーブンソン長老は話した。

沖縄の末日聖徒は、戦争の犠牲になった多くの先祖への敬いの気持ちを持ちながら神殿に参入する。

「神殿は、平安と慰めをもたらし、亡き先祖たちへ思いを一致させ、敬意と愛を示す場となることができます」とスティーブンソン長老は述べる。

安里吉隆兄弟と敦子姉妹は、日本沖縄神殿のオープンハウス奉献式委員会のリーダーとして働いた。オープンハウス中は、約8,000の人々が神聖な神殿のツアーに参加した。日本人のステークと軍人地方部は、長年にわたり同じ建物で集会を行い共に奉仕してきたが、今回のオープンハウスは両者が、「より良い友となり、より良い関係を築く機会を提供してくれました。すべての小委員会に日本人と米国人の会員がいました。ともに懸命に働き、一致することができました」と安里吉隆兄弟が述べた。

日本で最初の神殿である日本東京神殿が1980年に奉献される前、開拓者であった日本の末日聖徒らは飛行機をチャーターしてハワイ州ライエ神殿に参入していたとスティーブンソン長老は述べる。

長嶺顕正とヒロコ長嶺平良は、早期のハワイのツアーに参加し、第二次世界大戦中に沖縄で亡くなった長嶺兄弟の父親と兄のために身代わりの儀式を完了させている。

沖縄における最初の日本人地方部会長となり、後にステーク会長になった長嶺兄弟は、長年沖縄で神殿の儀式を待っていることを知っていた先祖たちの声を感じていたという。

同じく早期に沖縄でステーク会長を務めた屋富祖昭も、沖縄で戦死した24万人について、「わたしは、この沖縄の地が戦死した先祖や兵隊の血によって清められていると感じ、そう信じています。今回、沖縄に平和の象徴である主の宮がつくられたことは本当に素晴らしい。わたしたちは主の神殿を愛する民でありたいと願っています」と話した。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.