今年8月、約200人に及ぶヤングシングルアダルト(YSA)が東京の代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターに集まり、3日間のカンファレンスに参加した。カンファレンスのテーマは、ルカ書22章32節の「…あなたが改心したときには、兄弟姉妹を力づけてやりなさい」をもとにした「シェアハピ」であった。
カンファレンス開催中、参加者にはイエス・キリストの福音から得た喜びや幸せを周りの人々にシェアする多くの機会があった。現在伝道中の専任宣教師に手紙を書くというグループ奉仕によって、参加者らは宣教師を支援するとともに自分たちの証を述べることができた。
「キャリア」、「財政」、「永遠の結婚」、「伝道への備え」などのテーマで行われたワークショップは、元気を与えるものであった。参加者の一人であった大野真央姉妹は、学んだ事柄によって伝道に出たいという気持ちになったと述べる。西山凛姉妹も福音を分かち合いたいという思いが増したと語り、ワークショップに出席したとき、神の愛を感じることができたという。
金曜日の晩には和田貴志長老と直美姉妹を迎えて特別な「家庭の夕べ」のレッスンが行われた。和田姉妹はエテル12章4節を分かち合い、救い主を生活の中心に置いた主の福音に従った生活を送るときに、本当に改宗することができると説明した。「改宗するとわたしたちはより良い世の中を望むようになり、隣人にも同様の喜びを感じて欲しいという思いから、自分の信仰を彼らに分かち合いたいという望みがより強くなる」という。また和田姉妹は、2022年5月15日にネルソン大管長とネルソン姉妹を迎えて行われたワールドワイドのYSAディボーショナル(https://www.churchofjesuschrist.org/study/broadcasts/worldwide-devotional-for-young-adults/2022/05/full-session?lang=jpn)においてウェンディ・ネルソン姉妹が尋ねた「聖いヤングアダルトならどうするだろうか?」という質問について考えるように参加者に促した。
また、第二ニーファイ32章5節を参照しながら、和田長老はYSAにキリストの御名を受け、いつも主を覚え、主の戒めを守るというバプテスマの聖約を守るなら、なすべきことをすべて示してくれる御霊が与えられていることを参加者に思い起こさせた。そして、将来に対する不安があっても、聖霊を通して与えられる促しに従うことで、行くべき道に進むことができると述べた。バプテスマの聖約を守れば、天父は素晴らしい祝福を用意してくださっているのである。
カンファレンスの週末のハイライトは、土曜の夜に行われたタレントショーとダンスパーティーであった。数人のYSAによるダンス、写真ブース、リフレッシュメントによって、参加者は楽しい夜を過ごすことができた。
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日曜日には特別聖餐会が開かれ、話者は周辺のステークから今回のカンファレンスに参加していたYSAであった。名古屋東ステーク(豊橋ワード)から参加した石井悠登兄弟は、現在、専任宣教師として伝道に出る準備中である。彼は最近、祝福師の祝福を受け、神殿でエンダウメントを受けた。彼はインスティテュートに出席して「わたしの福音を宣べ伝えなさい」を学ぶうちに、救い主と主の福音に対する自分の愛を分かち合いたいという気持ちがより強くなったという。
千葉ステーク(おゆみ野ワード)の日吉愛子姉妹は、多くのユースと同様、教会に行きたいと感じることが困難な時期があったという。ヤングアダルトとして、彼女はインスティテュートに出席することを決意した。便利なことに、インスティテュートは彼女の職場の近くにあった。ネルソン大管長はYSAに対し、インスティテュートに行って聖典と預言者らの言葉からもっと学ぶようにと勧告している。愛子姉妹は、幼かった頃より、より深く福音を理解していることに気が付いた。そして、お祈りの後、時間を取って熟考することで、自分自身の証が強くなることがわかったという。
最近、専任宣教師としての伝道を終えた仙台ステーク(福島ワード)の服部尚美姉妹は、喜びをもって福音を分かち合うことで、自分自身の信仰が強められるということを学んだ。宣教師として尚美姉妹は、神に仕えるために自分にできる小さなことは何かについて毎朝祈っていたという。彼女は、自分が長時間電車に乗っていたときに、乗客に福音を分かち合う機会があったことについて話した。その経験から、わたしたちが口を開けば、御霊が話すべき言葉を与えてくれることがわかったという。
YSAカンファレンスの計画委員会のメンバーとして、神奈川ステーク(神奈川ワード)の坪井湧基兄弟は、兄弟姉妹らと共にカンファレンスの計画に携わった経験について、「神の愛を感じ、もっとイエス・キリストに焦点を当てて生活しようと決意させてくれました」と話した。彼は友人に福音を分かち合うことを、自分の上司が従業員に美味しいおやつを分かち合っていることに例えた。自分の持っているものが友人を大いに喜ばせることができるとしたら、福音を分かち合うことに喜びを感じるはずであると。
カンファレンスの終わりに行われたディボーショナルは、インスティテュート聖歌隊「Little Witnesses」が美しい歌声の披露によって始まった。東京北/南調整評議会を管理する地域七十人の伊藤彰記長老は、このディボーショナルをワークショップとして開き、カンファレンスのテーマに基づいてYSAに交流と証をシェアする多くの機会を提供した。そして、以下のことを行うように呼び掛けた。
- 自分の改宗談をシェアしてください。
- 人生において主を優先した経験をシェアしてください。
- 自分の人生を変えた聖句をシェアしてください。
カンファレンスの終わりに伊藤長老はYSAに対し、今回会った人たちの名前を書き留め、お互いに連絡を取り合うようにと励ました。そして、「イエス・キリストの真の弟子として、主が自分の人生にどのような影響を与えたかについて、雄々しく証しなければなりません。信仰を持ってそれを行うならば、主の光をより完全に受けることができます。またイエス・キリストは神の子どもたちすべてのためにご自分の命を犠牲にされ、その後復活し、主の贖いの力によって、不完全なわたしたちは清められ、強められます」と証した。
カンファレンス委員会は、今回の参加者が、現在インスティテュートのプログラムに参加していない人を含めた彼らの友人(教会員やその他の人々)に、インスティテュートで一緒に学ぶように励ましを与えることを願っている。
次のYSA東京カンファレンスのセッションは11月3日~5日に予定されている。次回の開催場所も同じく国立オリンピック記念青少年総合センターである。さらに、同時期に福岡および京都/神戸/大阪地域でも追加のYSAカンファレンスのセッションが開催される。