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年明け間もない2023年1月5日に、アジア北地域会長会のジェームズ・R・ラズバンド長老を迎えて、福岡ディストリビューションサービスストア(以下福岡DSS)の奉献式が行われた。奉献式は松永 正行(まつなが・まさゆき)兄弟(アジア北地域サポートサービス部 配送マネージャー)の司会で始まった。
船便で送られてきた陳列棚は税関通過に時間がかかり、予定を過ぎた12月16日に到着した。松永正行兄弟、工事責任者の中園 誠(なかぞの・まこと)兄弟(施設部プロジェクトマネージャー)は胸をなでおろした。しかし、アメリカ仕様のため、さらに年末で多忙な時期と重なって設置する業者がなかなか見つからなかった。切迫した状況の時、中園兄弟の胸にある思いが浮かんだ。奉献式でその思いを話した。「本当に簡単なことで、当たり前のことですが、主を信じてみようと思ったのです。祈りました。そして業者を探し続けると、最後の最後に日程を調整してくれる業者が見つかり、通常は1週間ほどかかる工事がわずか数日で終わりました。人の目から見て不可能と感じることも主の目から見ると可能となるのです。」
福岡DSSは神殿から歩いて数分。通りの信号を渡った反対側のビルの1Fにある。ストア内には陳列棚が並び、そこには神殿衣裳、付属品、ガーメント各種、教会出版の書籍類が置かれた。壁にはイエス・キリストの絵画が掛けられた。解体され、ガランとした無機質な空間が、約半年ほどで明るく霊的な雰囲気のある美しい部屋となった。
ラズバンド長老はストアについてこのように話した。「通りすがりの人々が一番大切なものを見ることができると気づきました。それはストアが救い主イエス・キリストの家で、イエス・キリストを信じる人たちが来る施設だということです。人々がストアの前に立った時、『ここにイエス・キリストを信じる人がいるかもしれない。ちょっと覗いてみようか』と思うかもしれません。このことが一番大切なことです。」またガーメントは聖なる聖句を思い起させるものとして第一ペテロ2:9(しかし、あなたがたは、選ばれた種族、‥‥神につける民である)を引用して続けた。「ガーメントがあるからといって他の人からそれほど離れているわけではありません。しかし同時にほかの人と違っている点があることにも感謝しています。それは私たちが神につける民であるということです。ガーメントは神殿の聖約を思い起こさせるだけでなく、私達が聖約の民だということも思い起こさせます。聖約を尊び、守ることにより生ける神につける民になることができます。そして暗闇から驚くべき光に招き入れて下さったイエス・キリストに従うものとなります。このストアに御霊があり、聖霊があることで私達は光を感じるのです。」
奉献式には、ほかに福岡神殿会長会、メイトロン、メイトロン補佐の姉妹たち、福岡伝道部の原会長夫妻、ストアクラークとして応対する姉妹たちの出席があり、一様に「神殿の近くに福岡DSSがあることで、会員の皆様に祝福があり、またこの場所を訪れる会員でない方々にも心の中に救い主の光をともすことでしょう」「今までストア開設を心待ちにしていらっしゃった会員たちが、もっと安心して神殿での聖約と儀式に必要な備えができるようお手伝いをしたいと思っています」と嬉しそうに話した。