2023年9月23日から始まった沖縄神殿のオープンハウスに合わせて、世界中から多くの人たちが沖縄に集まっている。その中に、かつて1990年〜1996年の6年間だけ存続した、「日本沖縄伝道部」の宣教師たちが特別な思いを持って集合していた。
30年ぶりに沖縄に集まることについて、多くの宣教師たちはかつて流暢に話していた日本語を使う機会が少なく忘れてしまっていることに不安を感じながらも、「あの暑い中、共にキリストの福音を宣べ伝えた仲間たち」に会えることの喜びを持って、50歳の記念旅行として、結婚25周年のお祝いとしてなどの理由とともに、家族を伴い参加する者もいた。
30年ぶりの沖縄は、空港をはじめとして、街並みや生活習慣まで大きく変わっているように映ったが、変わらない空と海の青さ、太陽の日差しの強さ、先祖を大切にする習慣、人々の優しさと共に、神殿オープンハウスがスタートした23日の午後、当時のままの場所に変わらないままで建つ普天間ワードに27名の帰還宣教師とその家族を合わせて約60名が集った。また、オンライン上でも、今回は来日できなかった8名の帰還宣教師たちも交流する機会を得た。
リユニオンでは、かつての同僚と熱い抱擁を交わし、同じエリアで奉仕した思い出深い友人たちと互いの近況を確認し、当時の思い出、再び訪れた沖縄への思い、神殿が建設されたことへの感謝が語られる中で、1993年7月から1996年6月まで、日本沖縄伝道部会長として奉仕したカール&コニー・ポープご夫妻が、この度は健康上の理由もあり沖縄には来日はできなかったが、ビデオメッセージという形で参加された。
- Reunion04.jpg
- Reunion2.jpg
- Reunion1.jpg
- Reuinion5.jpg
- Reunion03.jpg
- Reunion6.PNG
- Reunion7.PNG
- Reunion8.PNG
1 / 2 |
メッセージの中で、ポープ元伝道部会長は「私たちの天の父である神が存在することを知っています。実に生きておられます。私たち一人ひとりを知っておられ、私たちの声を聞いてくださいます」と証し、「わたしたち一人一人が真実で忠実であること、教会にとどまること、戒めを守るように」と当時と同じように、かつての宣教師たちに励ましを与えた。
特別なリユニオンを結ぶにあたり、讃美歌189番「神の子です」を歌う光景は、全員が日本語を覚えて歌っていること、まさに私たちが神の子である、という永遠の真理の証として、参加者の心に清い御霊を与え、深く印象付ける場面となった。
今、この帰還宣教師たちは、これから奉献される沖縄神殿において、多くの救いの儀式が行われることを期待しながら、今回沖縄のステーク会長会や神権指導者、会員や友人の助けを借りてようやく繋がることのできた会員や友人たちの情報を持ち帰り、引き続きコンタクトを持ちながら、数年後、沖縄で再びリユニオンが計画されていることを期待して、いつの日か彼らと共にこの沖縄神殿に参入することができるように切に願っている。
まさにキリストの福音を伝える伝道の業は終わらず、引き続き、人々をキリストの身元に導く働きを続けることが、自分たちの責任であることの意味を学んだリユニオンとなった。
この度の2023年10月の半期総大会にて、ネルソン大管長より大阪に、日本に5つ目の神殿が建設される発表がなされたが、かつてそれぞれの地域で奉仕した宣教師たちと現在奉仕している宣教師、地元の教会員が一つとなり、神殿を中心にイスラエルの集合の業がさらに進められることを期待し、さらに喜びを感じている。
日本沖縄伝道部(6年間)
1990年7月1日組織
1990年7月~1993年6月 エバン・A・ラーセン 伝道部会長
1993年7月~1996年6月 カール・T・ポープ 伝道部会長
1996年6月30日閉鎖
かつては100人を超える伝道部だったが、現在は日本福岡伝道部の一部となり、