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2024年3月16日、令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた石川県七尾市・旧市街中心部の御祓(みそぎ)地区センター避難所にて、金沢ステークの会員らが炊出しボランティア活動を行なった。ハンバーグ弁当50食を避難所の皆さんや近所の方に提供した。
食材は金沢ワードが準備し、そこにステーク内の会員が加わった。1月1日の発災から2か月あまり、被災した七尾支部の会員はボランティア活動より自宅の復旧を勧められていたが、この日の奉仕には七尾支部から会員・宣教師が多く参加した。
被災地という環境もあって、炊出し活動では特に衛生面が配慮された。日本家政学会編集の「炊き出し衛生マニュアル」を参照し、服装面や調理方法、料理の提供方法などを考えた。調理時には、すべての参加者が三角巾やマスクで異物の混入を防ぐ衛生管理の下、食の安全を守りながら活動した。
3月時点で、七尾市の水道事情はかなり改善しており、 御祓コミュニティセンターでは水道から飲める水が出ていた。水道水が使えない状況を想定して味噌汁や炊飯用に飲料水を持参したが、必要なかった。コミュニティセンター内の調理室を使って、温かいご飯と味噌汁を提供することができた。
避難所の方々からは「大変おいしかった」との感想が伝えられた。その時外出されている避難所内の人のために彼らは何度も往復してお弁当を運んだ。 また避難所だけでなく、コミュニティセンターの近所の方も受け取り、用意した50食のお弁当は残らず被災者の方々の手に渡った。
自身も被災した七尾支部の平田姉妹は語る。「念願かなった奉仕の機会をようやく頂き、未だに避難所生活を強いられたり、不便な生活を過ごしておられる方々のお役に立てて嬉しかったです。初めての試みということもあり、色々と知恵を出し合って、楽しく参加させていただきました。」
小松ワードの宮木兄弟はこう話す。「金沢ワードが中心となり、ステーク内の他のユニットがバックアップする形で行われた今回の炊き出しには、3名の宣教師さんのお友達の方が参加してくださいました。 その内、お母さんと一緒に参加してくれた小学4年生の女の子は、健気にお弁当箱に一つずつ、おかずを詰めてくれました。 今回の炊き出しを通して、善良な方を『招く』ことができたと感謝しております。 ステーク内に被災地がある金沢ステークとして、今後も率先してこのような活動を実行して行きたいと思います。」
御祓コミュニティセンターからは教会に感謝状が贈られ、重ねてお礼の言葉をいただいた。
教会は2月初旬から避難所に、調理済みのおかず、嗜好品、ジュース・牛乳などの飲料、デザート類など品目を変化させながら提供してきたが、炊出しによる食事の提供はこの活動が初であった。現地の状況によって段階的に形を変えながら、教会が行なう様々な被災者支援は今も継続されている。◆