これまで発表されたものに加え、末日聖徒イエス・キリスト教会、ソルトレーク神殿改装の完成予想図の追加発表が行われた。
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12月4日水曜日、12月末の神殿閉館に先立ち、教会代表者は記者発表を行い、改築初期段階について説明。また、工事期間中にテンプルスクウェアを訪れる人々へのサービス強化を発表した。
教会特別プロジェクト部担当責任者ブレント・ロバーツはこう話す。「わたしたちは、数週間後に迫った工事の準備に全力を尽くしております。今日公開する4枚の完成予想図を見ていただければ、この主の宮の改築に対する教会の丁寧で質の高い仕事が分かっていただけます。また、これからの数年間、この歴史的改築の様子を見に来る多くの人々をテンプルスクウェアにお迎えすることを楽しみにしております。」
工事初期段階
2019年12月29日に神殿が閉館されると、工事現場を安全フェンスで囲む作業が行われる。その後は、2020年1月半ばの南訪問者センター全体と南テンプルスクェアの一部取り壊し、神殿南側の像、樹木、噴水の撤去、春には神殿北側の増築部分の取り壊しと続き、教会オフィスビルディングプラザの改築が開始されるのは2020年後半となる予定。
神殿改築では、この歴史ある建造物の老朽化した機械、電気、配管の交換工事が行われ、さらに、大規模地震に耐えるよう耐震設備の大幅強化が図られる。他の部分に関する詳細な説明と完成予想図は2019年4月に行われた記者会見の場で発表されている。内装、外装の完成図もこれから公開される予定となっている。
歴史的神殿改築ディレクターのアンディ・カービーはこう語る。「この神殿はわたしたちの宗教の礼拝場所として、最も清く神聖な場所であり、建築基準は高く設定されています。同時に、資材の再利用など、環境に配慮する努力も惜しみません。」
ソルトレーク神殿の改築に欠かせないのが、注意深い歴史への配慮である。建築に40年を要して1893年に奉献されたこの建物は保存され、個所によっては当時のデザインと雰囲気がそのまま復元される。
教会歴史キュレーターのエミリー・アットは言う。「この神殿の保存と復元には、最新技術と当時の建築技術の両方が必要です。このプロジェクトは、神殿を未来の人々のために安全で機能性に富み、利用しやすく、美しくすると同時に、昔の職人たちの技術に光を当て、敬意を表するものになるはずです。改築計画のあらゆる段階において、昔の石、壁、しっくい、木材、金属それぞれの専門家と協議してきました。これらの専門家の手によって、この歴史ある建物に必要な仕事の大部分が完成されるでしょう。」
改築の完成は2024年を見込んでおり、その後一般に公開され、再奉献される。
訪問者に向けた新しいサービス
テンプルスクェアは改築中も一般訪問者に開放される。2020年1月1日から、カンファレンスセンターがテンプルスクェアを訪れる人々の主な訪問場所となる。毎日午前9時から午後9時までガイドの案内なしで内覧でき、またガイドつきの見学は40か国で行われる。イエス・キリスト像、ソルトレーク神殿の断面模型、様々な神殿調度、工芸品が展示され、ソルトレーク神殿の歴史を紹介するビデオが上映される。
訪問者が改築工事の様子を見ることができるよう場所が設けられるほか、カンファレンスセンターのバルコニーと屋上からも見ることができる。また、訪問者の対応にあたるボランティアと専任宣教師が待機しており、これも訪問者への新しいサービスの一つとなる。
テンプルスクェアのクリスマスイルミネーションは、改築中も規模を縮小して続けられる。
「テンプルスクェアは一年を通し365日開いています。訪問者へのサービスも工事の進行に合わせて変化し、有意義な経験をしていただけます。わたしたちの目標は、来てくださる方たちが歓迎されていると感じ、神殿の改築や教会について関心のあることを話していただくことです」とテンプルスクェア訪問者担当マネージャーのタナー・ケイは語る。
改築中利用できる他の神殿
神殿は末日聖徒にとって「主の宮」であり、地上におけるもっとも神聖な礼拝所と考えている。教会の集会所(礼拝堂)とは異なる建物である。日曜日の礼拝行事や週日の活動は各地の集会所で行われ、誰でも参加することができる。一方、神殿の第一の目的は、教会の忠実な会員のために神聖な儀式を行うことにある。儀式には、家族を永遠に結び固める結婚の儀式や、生きている間に受ける機会のなかった亡くなった先祖に代わって行うバプテスマなどがある。
これまでソルトレーク神殿に参入していた教会員は、近隣のバウンテフル、ドレーパー、ジョーダンリバー、オーカーマウンテンにある神殿に参入することができる。ソルトレーク神殿で奉仕者として働いていた人たちは、それぞれの任から解任されるが、他の神殿での奉仕を割り当てられることもある。
神殿地域ディレクターのリッチ・サットンは言う。「ソルトレーク神殿は広い地域で、また、多くの教会員の心の中に特別な位置を占めていることをわたしたちは知っています。ここに来る皆さんに歓迎されていると感じていただきたいと思っています。ここに来て、この美しく神聖な建物の扉が未来の世代の人々のために再び開かれる日を楽しみにしながら、工事の進行を見てください。」