ニュースリリース

「宗教の自由は市民の懸命な努力の上に成り立つ」と教会指導者が語る

中央幹部七十人がカトリック、イスラム教徒、ユダヤ教徒、その他の宗教信者と共にデトロイトのカンファレンスに参加

宗教の自由の擁護は最高裁判所の裁判官、地元議員、または地元のシナゴーグのユダヤ教ラビだけの責任ではない。この問題については、専門性の高さにかかわらず、各個人が何かしら行動を起こすことが可能であると、末日聖徒イエス・キリスト教会中央幹部七十人のボン・G・キーチ長老が語った。

宗教の自由は市民の懸命な努力によって擁護されると教会指導者が語る

2017年11月7日(火)、デトロイトにある聖ペトロ・パウロ・イエズス会教会にて、キーチ長老は「『宗教の自由の擁護は市民の懸命な努力によって可能である』と、この問題に関与した人々は何度も言っています。わたしたちすべてがこれに関わり、努力する必要があります。権利を守るために立ち上がること、そして理にかなった妥協点を見出すことを人任せにしておける時代はとっくに過ぎ去りました」と述べた。

 

宗教の自由に関する1日カンファレンスにおいて、キーチ長老は同じ宗教のクリスチャンだけでなく、仏教徒、シーク教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、その他の宗教の信者から成る聴衆に対して講演し、宗教の自由を擁護する方法として教会が確立した方法を分かち合った。この方法は、すべての宗教の自由が平等に創造されたわけではないという考えに基づいている。

教会の中央法務が2016年7月に初めて分かち合った核となる優先順位の高い自由には、信仰の自由、礼拝の自由、言論の自由、伝道の自由、教義決定の自由、そして会員の標準の自由がある。この核のすぐ横にある自由には、信じる宗教を理由に罰を受けることがなく、また宗教的信念を反映させる標準に基づいて非営利宗教団体が職員を雇用することに対し罰を受けない自由がある(重要ではあるが多元的世界では重大な意味を持つとは考えられていない宗教の自由についての詳細は、キーチ長老の話のスクリプトを参照)。

今回のカンファレンスで、デトロイトのアレン・ビグネロン大司教も講演を行った。ビグネロン大司教は、宗教の自由の擁護には国会議員のみならず、一般市民の努力も必要であるというキーチ長老のコメントに賛同の意を表し、両親が日々の生活で子供を真理に導くことが特に大切であるとも語った。

大司教は「両親は自分が持つ善悪の知識を子供に分かち合いたいと望むことから、宗教の自由は両親にとって重要です。子供に衣食住を提供することが親にとって重要な役割であるとともに、親の責任の中で最も重要なものは、子供に真理、そして本当に良いものと悪いもの、本当の失敗と成功は何であるかを教えるということです」と述べた。

専任の教会指導者に召される前、25年にわたり弁護士として働いていたキーチ長老は、宗教を信じる人々が宗教の自由の擁護を実現させるために3つ行動を起こすようにと語った。

  1. 情報を得る。ホームページreligiousfreedom.lds.orgにアクセスし、自分の地元地域、学校、州議会でどのような問題が話題になっているのかを学ぶ。
  2. 関わる。話し合われている問題が自分にとって重要であることを示すために、投票することで政治家に自分の思いを知らせる。
  3. 信仰を持つ者としての模範となる。自分の宗教の最良のものを周りの人に見てもらえるようにする。近隣住民に親切にし、地域の一員として地域に貢献する。

「皆さんが送っている信仰に従った生活が良いものであると人々が理解できれば、皆さんは尊敬され、宗教の自由が脅かされていることについて話すときに、より耳を傾けてもらいやすくなるでしょう」とキーチ長老は語った。

火曜日のカンファレンスは、ブリガム・ヤング大学のJ・ルーベン・クラーク法律協会、ミシガン・カトリック・カンファレンス、デトロイト大学マーシー法律学部の共催により行われた。

キーチ長老の講演の全文を読む。

末日聖徒の宗教の自由についての考え方についてさらに知る。

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