ニュースリリース

アイリング管長がフロリダ州のヘルピングハンズを激励

教会指導者らネイプルズとジャクソンビルを訪問

ハリケーン・イルマによって被害を受けた地域での3日にわたる奉仕を終えた後の2017年9月16~17日(土、日)、末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会第一顧問のヘンリー・B・アイリング管長は、次にフロリダ州を訪れた。フロリダ州ではこの週末、約7,500人のモルモンヘルピングハンズのボランティアが、1週間前のハリケーンにより被害を受けた地域全体でがれき撤去作業を進めていた。

ハリケーン・イルマ後にフロリダ州でヘルピングハンズを激励するアイリング管長

カリブ海地域のプエルトリコとセント・トーマスを金曜日に訪問した後、アイリング管長は管理ビショップリックのディーン・M・デイビーズビショップと中央幹部七十人のヨーク・クレビンガット長老とともにフロリダ州のネイプルズを訪れた。ネイプルズはハリケーンの目が通過した場所で、最大風速は時速140マイル(約225km)にも及んだため、特に大きな被害を受けた。破壊的な暴風により、この地域は住宅、不動産、会社建物などが広範囲にわたり破壊された。

約1,000人のモルモンヘルピングハンズのボランティアががれき撤去作業を行うネイプルズの住宅被災地を視察中、アイリング管長は「自らも被災しながら、人々は人のために奉仕しています。屋根の上にいた男性は自宅の屋根の修理をしていましたが、彼の息子たちは他の人を助けに行きました。モンソン大管長がここにいらっしゃったら皆さんにお伝えしていた感謝の気持ちを、わたしがお伝えします。大管長はいつも人助けについて話されています。この地ではモンソン大管長が常にお願いしてきた奉仕の業が行われています。皆さんに感謝しています」と述べた。

ネイプルズの集会所で昼間に行われたディボーショナルにおいて、大勢のヘルピングハンズのボランティアを前にアイリング管長は「皆さんは異なる問題を抱えていらっしゃいます。みんなが同じ境遇というわけでは全くありません。今回のハリケーンが人生で直面した最大の試練である方もいらっしゃいます。そうでない方もいらっしゃいます。しかし、主を思い起こしてください。主は皆さんを愛しておられます。皆さんの前を行き、まさに今皆さんが直面している試練に対しても立ち向かえるように皆さんを備えられました。この試練にあって、皆さんは主の御手を感じられることでしょう。それが感じられるように、わたしは皆さんを祝福します」と語った。

 

午後になると教会指導者らは、フロリダ州ジャクソンビルのがれき撤去の作業現場を視察。ここは豪雨と記録的な高波によって浸水被害を受けた地域で、さらに多くのモルモンヘルピングハンズのボランティアが、浸水した家屋からのがれき撤去を行っていた。

2017年9月17日、教会指導者らはジャクソンビルで行われた聖餐会での話を最後に、フロリダ州の視察を終えた。

アイリング管長は集会に集まった人々に対し「皆さんの働きは素晴らしいです。この困難な中にあって、皆さんの多くは自分自身が被害を受けたことも忘れて、隣人を助けるために奉仕してくださっています。主がここにいればなさったことをしてくださり、皆さんは主の僕となってくださっています。わたしは皆さんの行いを褒めたたえます。そして、主も同じようにしてくださっています」と述べた。

デイビーズビショップは「ここ数日あちこちを視察し、多くを学び、また皆さんを抱きしめ、涙を流す理由のある人々とともに涙してきました。わたしたちの主の教会にどれほど多くの助け手がいるかを知り、非常に感謝しています」と述べた。

ハリケーン・イルマはアメリカ南部の数々の州に被害をもたらしたが、フロリダ州の被害が群を抜いて最大となった。報告によれば、フロリダ州だけでも30人以上が死亡し、被害総額は180億ドル(約2兆300億円)に上るとされる。

今日までに、教会はフロリダ州に向けて食料、水、救急支援用資材、がれき撤去作業用キット、衛生キットなどを積んだセミトレーラー29台を送った。

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