ニュースリリース

アジア北地域のオンラインコンサートで元気を与え、
希望の光をともしたレキシー・ウォーカー&フレンズ

2020年6月27日、ユタ州アルパインにある録音スタジオ、ソラリュウムから、アジア北地域の青少年とYSAに向けたバーチャルコンサートが開かれた。レキシー・ウォーカー、アダム・ターリー、マディリン・ページの三人のミュージシャンのエネルギッシュな歌声をその場で聞くことができたのは30名ほどだったが、地域全体で16,853世帯がコンサートを受信した。FSYはじめ青少年とYSAの活動すべてが中止となった今年、アジア北地域会長会は、彼らの気持ちを引き立たせようと、また、楽しく、元気の出る活動を楽しんでもらおうと今回のコンサートを主催した。この地域に住む人であれば、個人、家族を問わず誰もが楽しめるよう招待されたコンサートだった。

 コンサートはフェイスブックとユーチューブで配信された。現在は日本語版をユーチューブのhttps://www.youtube.com/watch?v=r6IEwVbZt5Aで見ることができる。コンサートの開始は42:00から。

コンサートへの歓迎の言葉を述べる和田貴志長老は視聴するすべての人に向けて次のように語った。「健康と安全を考慮して『若人の力のために』はじめ、通常の活動が中止となった状況にあっても、若い皆さんは戒めを守り、主と交わした聖約を熱心に守っています。ほんとうにすばらしいことです。わたしたち地域会長会は、このコンサートが皆さんにとって霊感を感じ、#HearHim and Come closer to the Savior(主の声を聴き、救い主に近づく)への勧めをしっかり掴む機会となるよう願っています。」

「土曜日の朝、この場に来れて、皆さんにも参加していただけて、わたしたち、とってもうれしいです。これまで家にこもった毎日でしたからね。始めましょう。楽しみましょうね。」レキシーはこう言い、さっそくコンサートが始まった。

                                                    

舞台裏でのインタビューで、レキシーはアジア北地域が大好きだと話してくれた。東京、韓国のソウル、グアムでコンサートを開いた経験を持つレキシーは、6月初旬には、やはり地域会長会主催で開かれたオンラインコンサート、ブレット・レイモンドの「最初の光:回復の背景」にも出演した。「バーチャルじゃなく、直接青少年を前にして歌いたいわ」とレキシーは言う。「新型コロナウィルスが収まったら、真っ先に飛行機に乗ります!」

コンサート中、レキシー・ウィーカー&フレンズは、アジア北地域の青少年から質問を受けた。

ソウル南ステーク、ガンナム第二ワードのハヌエル姉妹はこう質問した。「才能を伸ばすための一番有効なテクニックは何ですか。また、つらさやストレスに対処する特別な方法がありますか。」

レキシーは答えた。「とにかくいっぱい練習して、明確なビジョンを持つことが才能を伸ばすために本当に必要だと思います。わたしの場合、とにかく練習です。何度も何度も繰り返して練習することで、緊張していても一定の質が保てます。」

    
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本番前のシンガーソングライター、レキシー・ウォーカー。© 2020 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved.
                                                

ハヌエル姉妹の二つ目の質問に対して、レキシーは泳ぐ練習をしていたときの経験を伝えた。途中で疲れてプールの反対側まで泳げないかもしれないと不安になってパニックになったらどうしようと心配するレキシーに両親は、そういうときは、くるっと仰向けになって水面に浮き、しばらく息を整えてから、泳ぎを続けたらゴールまで行けるでしょ、と言ったという。「人生もそれと似ていますよね。時には浮いている時間が必要です。ほんの少しの間、息を整えるんです。少し休んだら、また続けることができます。サタンはわたしたちを止めさせようとします。でもわたしたちはサタンよりよく知っていますから、止めません。わたしはそうやって乗り越えてきました。」

日本からはサイモンが、モルモン書の中で好きな話と、好きな理由を尋ねた。

「今、わたしたちは皆、アルマとアミュレクについて読んでいますけど、わたしはこの二人の主への信頼には深い霊的な刺激を受けます。過酷な状況の中でも二人は忠実でした。忠実だったからこそ聖文に記録されているんです。そこが好きです」とレキシーは答えた。

コンサートが始まって間もなく、レキシーは友人の一人を紹介した。「皆さんに友人のアダム・ターリーを紹介したいと思います。アダムはシンガーであり、ソングライターであり、プロデューサーでもあるんです。中学生の時から歌を書いているんですよ。メキシコで伝道して、帰還してからすばらしい活躍をしています。エレクトロポップをリリースして、最近もアルバムを出したばかりです。アダム、ようこそ!来てくれてとてもうれしいわ。」

アダムは歌を披露する前に、二人の視聴者からの質問に答えた。

ソウル西ステーク、金浦ワードのジュフーンが質問した。「アダム兄弟は伝道したそうですが、2年という長期間音楽から離れると、スキルを伸ばして名声を得ることが難しくなると思います。今、パンデミックのために教会は閉鎖されて、わたしたちは家で礼拝しています。わたしは家で一人で礼拝していて、信仰が弱くなっていると感じています。また、将来に不安を感じ始めています。韓国では男性全員に2年間の兵役義務があり、そしてさらに2年間、教会のための伝道があります。わたしにそれだけの時間の余裕があるのだろうか、20代で4年も時間が割けるだろうかと思うのです。あなたは同じように思ったことはありませんか。もしあるなら、そうした考えをどのように克服しましたか。」

この深い質問に、アダムは簡潔に、誠実に答えた。「あなたがどんな決断をしても、何があっても、神はあなたを愛して、関心をもっていてくださいます。」そしてメキシコへの伝道がどれほど大きな祝福をもたらしたかについて語った。「わたしのミュージシャンとしての重要な出来事はすべて帰還した後で起きました。わたしは大きく成長しましたが、それは伝道中、そして伝道後でした。あなたが正しい理由で行くなら、また、行きたいと願って奉仕するなら、祝福を受けます。」

 
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グアムのフランチェスカが二つ目の質問をした。「音楽業界にいながら、どのように福音の標準を守っていますか。」

「居心地悪いと感じたり、自分の標準に合わないためにその場にいたくないと感じたりする場面は色々ありました。大して立派じゃないけど、二つ助言があります。申し訳ないと思うことなく自分自身であることです。恐れず自分が信じていることを守り、これは自分には落ち着けない状態です、と伝えれば良いのです。そのとき『わたしはあなたより清い』という態度でなければ、人がどんなに協力的になるか、きっと驚きますよ。」

アダムは3曲のオリジナル曲「リワインド」、「ハートレス」、「ザ・プロブレム」を歌い、他にレキシーとデュエットで2曲歌った。

アジア北地域に行ったことがないアダムだが、近い将来コンサートツアーで訪問したいと思っている。今回、地域の青少年を元気づけるためのコンサートに参加できたことがうれしいと言う。「僕のファンには日本人が大勢います。それに、ラーメンが大好きです。」演奏後のインタビューで笑いながら語ってくれた。

レキシーは次の共演者を紹介する。「皆さんに会っていただきたいすばらしい友達がもう一人います。マディリン・ページです。とってもすてきなポップシンガーソングライターです。ザ・ボイスという有名なタレント発掘番組を見て彼女を知っている人もいるかもしれませんね。マディリンについて興味深いことがあります。彼女は子供時代の5年間、日本に住んでいたんですよ。彼女はこれまで数え切れないほどの歌を書いていて、今も、新しいアルバム制作に取り組んでいます。」

モンゴルのミシェルも質問した。「ミュージシャンとしてのキャリアを追求しながら、信仰をどのように保っていますか。」

「音楽を続けながら強い信仰を保つために、才能がどこから来たかをいつも自分に言い聞かせています。究極的にわたしの才能は神に与えられました。わたしの声、そしてこの声を分かち合う場があるのは、神のおかげです。これを忘れなければ、わたしは自分の行動を抑えることができ、標準をしっかり保ち、証を強く保つことができます」とマディリンは答えた。

                                                         

「好きな若い女性の活動は何でしたか。」こう尋ねたのは、日本のあやね姉妹。

「手芸とか作ることが好きでした。アート的な物なら何でも。今アーティストになりましたけど、物作りとは切っても切れない関係だと思います。」間を置くことなくマディリンは答えて、さらに言った。「ガールズキャンプでキャンプファイヤーを囲んで行った証会が好きでした。わたしのユース時代の一番霊的な経験で、今になっても、人生のとても大切な霊的経験です。」

                                                           

マディリンは自作の2曲「ブリード」と「ボディ・イメージ」を歌い、「ボディ・イメージ」では姉妹のキャシディ・ページがデュエットの相手を務めた。マディリンとレキシーのデュエットによる曲も数曲披露された。

                                       

                     

   マディリンは「レキシー・ウォーカー&フレンズ」に参加できたことを非常に光栄だと感じ、本番前のインタビューで語った。「このコンサートで歌えることは、わたしにとって大きな意味があります。世界中の人々に歌を届けるということだけでもすごいことなのに、同時に、ここユタで、人数は少なくてもスタジオのお客様を前に配信できるのですから。今この時期に人々を鼓舞し、喜びを与えられることに参加できて感謝しています。」

今回のオンラインコンサートを通じて、レキシーは神戸の水野拓人と韓国京畿ステークのウーリ・ヤンという新しい二人の友達と出会い、一緒に歌うことができた。拓人とウーリのパートは事前に録画され、その映像を見ながらレキシーがライブで歌うという形が取られた。

ウーリとレキシーは「ラブストーリー」という曲を韓国語で歌った。

                                                              

      

コンサートを終え、レキシーと「シーズン」をデュエットした拓人が今回の経験について少し話してくれた。「今、コロナウィルスのことがあって、ほとんどの人が友達と会えなかったり、普段の生活ができなかったりしていると思います。こんな時にぼくは、少しですがこのコンサートに関わることで音楽を通して皆さんを励ますことができて、また、ぼく自身の心を平安にすることができました。それがとてもうれしいです。それにこのコンサートで、ぼくの宗教を友達に知ってもらえて、また、自分の使命につながる良い機会になりました。」

                                                                       

レキシー・ウォーカーは友人を紹介しながら歌い、デュエットし、合間に青少年からの質問に答え、しかもその間中、フェイスブックやユーチューブには「いいね」や多くのコメントが寄せられるという、活発なやりとりのあるコンサートとなった。ある視聴者は、「こんなコンサートが見られるなら、コロナウィルスもそう悪くありませんね」と言い、コンサートが世界中に配信されたことへの感謝の気持ちを伝える人々もいた。。

レキシーは青少年を励まして言った。「少しですけど皆さんと触れ合えてとっても楽しくて、もっと一緒に過ごす時間があれば良いのに、と思います。時々人は難しい状況を経験しますし、難しい選択に迫られることがありますが、わたしがどのようにそうした状況が分かるかお話しできる時間が欲しいです。サタンは皆さんのような人たちに会ったことがないですよ。わたしは、新型コロナウィルスによって生まれた時間を有効に活用できると知っています。重要でないことを心配せずに、本当に大切なことに焦点を当てることができます。ですから、不安な気持ちやストレスが忍び寄って来たと感じても、そんなものに自分の気持ちをくじけさせないようにしましょう。」

                                                                 

          

コンサートの中で、崔長老は視聴者にこう呼びかけた。「今年は、FSY もYSAも開くことができません。わたしたちは皆さんを愛しています。地域会長会は皆さんを愛しています。ステーク会長会は皆さんを愛しています。ワードの指導者は皆さんを愛しています。そして、天のお父様は皆さんを愛しておられます。レキシー・ウォーカーのコンサートは皆さんの力となるでしょう。コンサートを通し、音楽を通して皆さんは天父の声を聴くでしょう。心で美しい声と音楽を聴き、最後には天父の声を聴くでしょう。不安と恐れに囲まれているとき、生ける預言者は、主の声を聞くための完全な方法を与えてくれます。#HearHim」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.