ニュースリリース

クリスマスの季節をタバナクル合唱団クリスマスコンサートで彩る

ゲストアーティストのケリー・オハラおよびリチャード・トーマスがメインパフォーマンスを飾る

2019年12月12日(木)の雨の晩,ソルトレーク・シティーのカンファレンスセンターは何千もの人々で溢れかえっていた。本年度のクリスマスコンサートを開幕するオープニングイベントに出席するためだ。

ブロードウェイの歌手および女優として高い評価を受けているケリー・オハラと,有名俳優リチャード・トーマスが,テンプルスクウェア・タバナクル合唱団,テンプルスクウェア管弦楽団,そしてベルズ・オン・テンプルスクウェアとともに,20周年を迎える年次コンサートを行った。

      

 「最高の招きを受けました」と,トニー賞受賞歴のある女優オハラは木曜朝に開かれた記者会見で語った。「このチャンスに飛び上がらない人はいないと思います。わたしは単に今年依頼を受けた運の良い一人だったわけですが,実現のために山を動かしたいと思いました。ここにいられること,そしてわたしの家族も観にやって来ることを嬉しく思います。」

        

「会場〔カンファレンスセンター〕はその大きさにもかかわらず実にくつろげる空間です」と言い添えるのは,今年ナレーターを務めるトーマスである。

エミー賞受賞歴のある俳優トーマスは,評判のテレビドラマ「わが家は11人」(原題:“The Waltons”,1971年-1981年放送)のジョン・ボーイ・ウォルトンとして主役を演じたことで有名である。

「本年度のわたしたちのコンサートは,お二人の卓越した才能を見事に反映した形となります」と語るのは,合唱団の音楽監督を務めるマック・ウィルバーグである。「彼らと共演することは喜びであり,実のところ夢でした。」

「どのような信仰の持ち主であっても,美しい音楽は美しいですし,思いやりや親切心,望みの表し方はすべて同じでしょう」とトーマスは言い添える。「様々な人々を一つにし感謝する,このようなプログラムは,より良い生活を目指す個人の決意となります。」

「音楽は人と人とを結びつけるすばらしいものです」とオクラホマ州で育ったオハラは同意する。「教会やクリスマスの季節になると聖歌隊で歌って育ってきました。これらの特別な曲は,常に,それがわたしの目的だと思わせてくれるものでした。」

「末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者が美しい会場を提供してくれ,〔コンサートに〕ライトを灯し,このようなコンサートや経験を味わえることは,ここワサッチフロント地区にとってすばらしい祝福です」と語るのは,合唱団団長のロン・ジャレットである。

加えて,グラミー賞にノミネートされたアーティストが,イエス・キリストの降誕を祝い,“A Cradle in Bethlehem”(「ベツレヘムのゆりかご」)や“Baby of Bethlehem“(「ベツレヘムの幼子」)を披露した。

オルガ二ストのリチャード・エリオットが「ジングルベル」のパロディ“Mashing through the Snow“ のアレンジバージョンで聴衆を沸かせた。エリオットは,地元ブルーグラス・バンドのコールド・クリークとともに演奏した。

コンサートの伝統にのっとり,トーマスがルカ2章からクリスマスの物語を語った。

オハラ,トーマス,ベル奏者,ダンサーやトランペット奏者も合唱団に加わり,コンサートの夕べを締めくくる伝統曲“Angels from the Realms of Glory”(「栄えある王国より遣わされし天使」)を演奏した。

「アメリカのホームクリスマス」

ウィルバーグと音楽助監督のライアン・マーフィーは,「アメリカのホームクリスマス」と題する3日間に渡る夜公演を指揮する。公演は,音楽,ダンス,物語,ビジュアル効果が盛り込まれている。

コンサートは,合唱団と管弦楽団による19世紀のアメリカの民衆の賛美歌“Star in the East,”(「東に輝く星」)の演奏によって開幕した。

合唱団,管弦楽団,トランペット隊,ベル奏者がそれぞれの才能を結集し,伝統的なクリスマスキャロル“In dulci jubilo”(「イン・ダルチ・ジュビロ」)を披露。トランペット隊は「メサイヤ」の「ハレルヤ・コーラス」にも登場し,ベル奏者は“Tree of Life”(「命の木」)でも鐘の音を響かせた。

オハラが選んだ曲には,”Mary’s Little Boy Child”(「マリアの幼子」)や“Birthday of a King”(「王の誕生」)が含まれていた。その他,作曲家リチャード・ロジャースやオスカー・ハマースタインが手掛けたミュージカル「南太平洋」より”A Cockeyed Optimist”(「ばかげたのんきもの」),ミュージカル「王様と私」より「口笛吹いて」(原題:“I Whistle a Happy Tune”),映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「わたしのお気に入り」(原題:”My Favorite Things”を披露した。

高く評価された出演者たち

オハラはブロードウェイのミュージカルやコンサート,メトロポリタン歌劇場で演じてきた。トニー賞に7回ノミネートされ,「王様と私」のアンナ役が評価され,2015年,ミュージカル主演女優賞を受賞。“The Accidental Wolf”でもエミー賞にノミネートされた。

「わが家は11人」(原題:”The Waltons”)での評判に加え,トーマスはスティーブン・キングの「IT」のテレビミニシリーズ版に出演し,「ジ・アメリカンズ」シリーズではFBI特別捜査官フランク・ギャド役を演じた。「偽りの花園」(原題:The Little Foxes”)での好演が評価され,2017年にはトニー賞にノミネートされた。

合唱団の年次クリスマスコンサートには,360名の合唱団,150名の楽器演奏者,30名以上のベル奏者,60名の俳優とダンサーらの総勢600名のキャストが出演した。

追加公演は,金曜日および土曜日の夜に開かれる。無料チケットはすでに配布済みだが,参加を希望する場合はキャンセル待ちの列に並ぶことが出来る。

2019年コンサートの模様は,PBSおよびBYUtvで翌年のクリスマスシーズンに放送される。

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