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トップアスリートが追いかける次の目標ー宣教師としての奉仕

末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師として奉仕の推薦を受けられる年齢を引き下げることをトーマス・S・モンソン大管長が昨年10月に発表した際,早い時期(男性は18歳,女性は19歳)に宣教師としての奉仕に出ることは選択肢の一つであって,必要条件ではないと述べた。

この件に関し,ローンピーク高校男子バスケットボールチームほどふさわしい例はない。ソルトレーク・シティーから約30マイル(48キロ)南にあるローンピーク高校の男子バスケットボールは今シーズン27試合中26試合に勝ち,シーズンも終わりに近づいてきた今,合衆国で上位につける高校バスケットボールチームとして,『ニューヨークタイムズ』(New York Times)やNBCの『トゥデイショー』(Today Show)のようなメデイアから全国的に注目を集めている。このチームには別の理由でもユニークな特色がある。今年卒業する3年生5人が全員モルモン教会の宣教師として数年間奉仕活動に専念することを決めたのだ。18歳で伝道に行く生徒もいるが,後になって行く者もいる。

 

 

3年生のエリック・マイカは宣教師になる前にブリガム・ヤング大学(BYU)のバスケットボールチームで1年間プレーする計画を立てていた。モンソン大管長の宣教師として奉仕の推薦を受けられる年齢についての発表を聞いた後,マイカは19歳で伝道に出るという元々の自分の計画に従うことに決めた。その選択肢が自分の置かれた状況にいちばん合っていたからだ。

「そのことについてたくさん祈り,考えた結果,自分が元々計画していたとおりでよいと感じました。1年後に行くことが正しいと確信しています。発表がある前にも正しいと感じていましたが,今はそのことがもっと明確になったので,心が落ち着きました」とマイカは述べている。

次に紹介する3年生のニック・エメリーも19歳で宣教師として奉仕が始まる前の1年間,BYUでプレーする計画だった。しかし,2012年10月6日の直後にその計画を変えた。

「あの発表を聞いたとき,何となくほっとしました。というのも,ほんとうはすぐにでも伝道に行きたかったのですが,そのときにはそういう選択肢がなかったのです」とエメリーは述べている。彼は,ドイツのフランクフルトで宣教師となる。「最高の気分です。」

次に紹介する3年生のタロン・シャムウエイ,ブランドン・マイルズ,そしてコナー・ツールソンも大学入学前に奉仕する予定だ。シャムウエイはテキサス州で,マイルズはワシントンD.C.で,そしてツールソンは今年の夏に奉仕する予定だ。

モルモンの宣教師は自ら進んで自分の時間をささげ(若い男性が2年,若い女性が18か月),世界中の人々がイエス・キリストに近づけるよう助ける。それは勤労に対する価値観,粘り強さ,決断力が要求される務めである。この特質は高校バスケットボールチームの優勝者となるために必要とされる特質と似ている。

「自分が最善を尽くすことができる状況の中でどのように実際に自分を位置づけるのかということについて,両親からだけでなく,コーチからもたくさんのことを学びました。そしてわたしはそのことを自分の伝道のあらゆる場面で生かしていくつもりです。ちょうど自分が成り得る最高の人物となるように」とエメリーは述べた。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.