ニュースリリース

ハリケーン「フローレンス」後に近隣で奉仕活動を行うノースカロライナ州の末日聖徒ら

9月中旬に米国の南東海岸に上陸したハリケーン「フローレンス」による被災地の清掃作業を手伝うために、今週末ノースカロライナ州の30ワード以上からの末日聖徒のボランティアが集まった。河川の記録的な大規模氾濫により、被災地の多くの住宅はまだ浸水したままである。

 

「水が十分に引くまで待つつもりです。4フィート(約1.2メートル)浸水しました。まだ水が引かないので、家に戻って浸水した家財を外に出すことができません。カビが生えないように、家から出したいのですが」とノースカロライナ州ニューバーンで被災し、現在友人宅に滞在中のバーバラ・ブルックスは述べた。

バーバラの夫ロジャーは、今回のハリケーンによって2011年に東海岸を襲ったハリケーン「アイリーン」の時よりも、大きな被害を自宅に受けたという。そして、「今回は家の中まで被害を受けました。前回よりも大きな被害です」と語った。

ボランティアらは2018年9月22~23日(土、日)に支援活動を行った。日曜日、教会員は作業服のまま礼拝行事に参加し、その後、大勢の被災家族の支援に出向いた。教会の集会所は、アウターバンクスからオーシャンアイルのハリケーン被災者を支援するための司令センターとなった。

「近所を車で回ると…何年もかけて買い揃えた家財が浸水し、それが道路際に運び出されているのを目にすると涙が出ます」とニューバーンで被災し自宅が浸水したジャネット・エクランドは話した。ボランティアの一団は、エクランドの家から家財やがれきを運び出し、損傷を受けた自宅の修理に数時間を費やした。

「過去には自分自身が被災者となったことがあります。けれども今回はわたしたちが自分たちの時よりも大きな被害を受けている他のワードの人々のために助ける番です」とキンストン・ステークの扶助協会会長であるケリー・テイラーが話した。同ステークはグリーンビルからハーカーズ・アイランドまでの広範囲のエリアをカバーしているステークである。

「教会本部から支援物資を受け取りました」とハーカーズ・アイランドワードのビショップBL・マーコムは述べた。

マーコムビショップは、支援物資には衛生用品と食料品のキットが入っていたといい「被災地の人々に提供できる清掃用具と清掃キットを入手しました」と話した。清掃キットには雑巾、洗剤、漂白剤、マスク、ゴム手袋、ブラシ、スポンジ、ごみ袋、バケツなど、浸水した家屋の清掃作業に必要な物が入っている。

マーコムビショップは、ハリケーン「フローレンス」によって大多数の世帯が被災し、その中に教会員の家も入っていると報告する。

「助けに来てくださった人々に感謝しています。教会と教会がわたしたちのためにしてくださることに心から感謝しています。木が被害を受けたことは知っていましたが、屋根が飛んで家の中が水浸しになっていることに気が付きませんでした」とシー・レベルに住むレナ・レスペスは述べた。ボランティアらは彼女の家の天井と2階のカーペットをはがし、損傷を受けた屋根の修理をした。

「主ならきっと外に出て、人助けをされるでしょう。わたしたちは主の人々に仕え、できることを行って手助けをしているのです」と末日聖徒のボランティアであるコートニー・マシューズは説明した。

「出て行って人助けすることは、神の御業です」と末日聖徒の隣人と共にボランティア活動を行ったハーカーズ・アイランドのジェームス・ガスリーは付け加えた。

「ここはとても小さいコミュニティです。いろんな宗教を信じている人がいますし、経歴なども異なります。そんなみんなが一丸となって支援活動を行ってくださることに感謝しています」とハーカーズ・アイランドの末日聖徒ラエ・ガスリーは語った。

そして「まだ電気が付かず、電力の復旧がいつになるかもわかりません。でも、祈ることができ、コミュニティ内外からの支援をいただけて、圧倒される思いです」と続けた。

ガスリーの13歳の息子ケールは、ハリケーン後の清掃作業を手伝っており、「たくさんの屋根に防水シート掛けています。木を切り倒し、枝を動かしています。また、たくさんの庭の後片付けもしました」と語った。

ビショップマーコムはすべてのボランティアに感謝の意を述べ「わたしたちはハリケーンに何らかの備えを行うこともできますが、…被害を受けてしまった今は、奉仕とミニスタリングを行う機会です」と話した。

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