ニュースリリース

ファミリーサーチ,写真やストーリーの共有など新たな機能を追加

電子技術のおかげで,家族歴史活動がより簡単で身近なものになってきています。4月16日に開設された新しいFamilySearch.orgでは,家族歴史の探求における双方向性が増し,ほかの人との協力作業がいっそう進めやすくなっています。新たに組み込まれたソーシャルメディア,写真,ストーリーなどを使って,利用者一人一人がこれまで以上に独自の家族歴史の作成を体験することができます。

末日聖徒イエス・キリスト教会が無償で提供する世界最大規模の系図組織「ファミリーサーチ」は,ウェブサイトの改訂に伴い,一人一人がほかの人とオンラインで協力し合いながら,それぞれの系図を作成できるようになっています。家族の写真やストーリーを編集したり,共有したり,インタラクティブ扇形チャートを作成したり,いつでもオンラインサービスにアクセスしたりできます。しかもすべて無料です。今回のサイト機能の拡張は,自分は系図の探求者でも系図の専門家でもないと考えている人々,特にソーシャルメディアなどのデジタル部門に精通している青少年に向けて,家族歴史について幅広くアピールすることを意図したものです。

 

「かなり多くの人がすでに家族歴史にかかわっています。ただ,自分ではそれに気づいていないのです。」ファミリーサーチ・シニアマーケティングマネージャーのポール・ナウタ兄弟はそう語ります。「わたしは今日のソーシャルネットワークをすべて注意深く見ていますが,それらは家族歴史を始めるための実質的な足がかりです。人々は日々自身の行動や興味を持っている事柄を分かち合っていますし,それを友人や家族が見つけて興味を示したり,自分自身の考えを分かち合ったりしています。これらは皆,家族歴史なのです。しかし,これまでのFamilySearch.orgには,人々が先祖との関係を築き,そこから霊的な促しを受けたり,興味を抱くようになったりする場を提供するためのツールが備わっていませんでした。」

現在,それが可能になったのです。無料で一般公開されているFamilySearch.orgの新しい機能には,次のようなものがあります。

 

ファミリーツリー

ファミリーツリーでは,一人一人がオンラインで連携し,家族歴史を管理し,分かち合うことができます。利用者はほかのオンライン利用者が各自の家系にすでに提出した9億以上もの名前の中から情報を見つけます。またファミリーツリーには,利用者が系図表の中で,円滑に上下・左右に移動したり,拡大・縮小したりできるクリックアンドドラッグ機能が付いています。利用者はFamilySearch.orgに掲載されている数十億の人名にアクセスして,系図の欠けた部分を埋める助けを得ることもできます。

 

写真とストーリー

写真とストーリーのオプションでは,利用者が先祖の写真やストーリーを保存することができます。写真で人物を特定し,利用者の系図表にあるそれぞれの先祖のプロフィールにリンクすることができます。写真やストーリーは,フェイスブックやツイッター,グーグルプラス,ピンタレスト,Eメールを通じて,円滑に分かち合うこともできます。

各利用者は5,000枚もの写真をアップロードでき(画像制限5メガバイト),各ストーリーを100ページにわたって掲載できます。

ファミリーサーチCEOのデニス・ブリムホール兄弟によると,写真やストーリーは重要です。「その一つ一つが,勤労の価値,人生の浮き沈みへの対処,選択による影響力などに関する古来の原則について,先に亡くなった人々からの教えをわたしたちに伝えてくれるからです。」

インタラクティブ扇形チャート

インタラクティブ扇形チャートは,中央に利用者の名前を記したカラフルな輪の中に,先祖の系譜を表したものです。輪の各層が別々の世代を表しており,情報が入手できれば6世代まで層を広げられます。扇形チャートの利用方法は様々です。例えば,ナウタ兄弟によると,扇形チャートを子供一人一人のために印刷し,チャートの中央に子供それぞれの名前を記して,彼らが何世代にもわたる大家族のつながりの中に自らを見いだせるようにしている両親もいます。

扇形チャートの中に自らを見いだすことは「あなたを変えます」とナウタ兄弟は述べています。「自分より先に亡くなったこれらの人々すべての働きのおかげで今の自分があることを理解できるからです。自分が独りではないと気づき,人生に新たな意味や展望を見いだすのです。」

ファミリーツリーウィザード

これは,家族歴史に不慣れな人のための機能です。ファミリーツリーウィザードは新たな利用者に,生存している先祖や亡くなった先祖について尋ねたうえで,その情報を反映させて系図表を作成します。

ライブヘルプのページ

ファミリーサーチは,毎日いつでも電話やウェブチャットを介し,個人の探求に役立つ製品や支援を無料で提供する世界規模のオンラインコミュニティーを構築しています。数週間のうちに,当ウェブサイトは現在の言語のほかにスペイン語,フランス語,ドイツ語,イタリア語,ポルトガル語,ロシア語,中国語,日本語,韓国語の9言語で利用可能になります。

ファミリーサーチについて

毎月,300万の人々が自身の家族歴史に関する情報をさらに得るために,ファミリーツリーの記録やリソース,サービスを利用しています。1894年以来,ファミリーサーチとその前身である歴代サイトは,世界中で系図記録の収集,保存,公開に積極的に携わってきました。利用者はFamilySearch.orgで,あるいは132か国にある4,600以上もの家族歴史センター,ならびにその中心となるユタ州ソルトレーク・シティーの家族歴史図書館を通じて,ファミリーサーチのサービスやリソースに無料でアクセスすることができます。

人々が先祖とつながるのを助けるというファミリーサーチの方針は,家族がわたしたちの生活の中心を成すものであり,家族のきずなはこの世を超えて継続するというモルモンの信条に根付いています。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.