アメリカの公共ラジオ放送局であるNPRは末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師たちがユタ州プロボ市にある宣教師訓練センター(MTC)でどのように言語を学んでいるのかを解説した。
NPRの放送では標準中国語を学んでいるクラスに着目した。この若い男性や女性たちはたった9週間の訓練を受けた後,それぞれが奉仕する地域へと赴任するが,米軍がカリフォルニア州のモンテレーにある国防総省言語研修所で提供している標準中国語の訓練が64週間に及ぶことを考えれば,これはかなり短期間な訓練であると述べている。
教会はこんな短期間でどのように効果的に教えているのだろうか。それは,元宣教師である教師が教えるクラスでの集中指導,実際に自分で教える状況を設定して毎日行う練習,そして聖霊によって学ぶということにより可能になるのである。NPRのインタビューに答えたある宣教師はこう述べた。「わたしたちはすべて御霊により,御霊を受けて学ぼうと努めています。」
NPRは「ほかの宣教師たちに尋ねてもみんな同じように答えます。彼らと同じ宗教であってもなくても,結果をみれば歴然です。」と付け加えた。
プロボのMTCでは56の言語(そのうちの31の言語を学ぶ宣教師たちは最長の滞在期間である9週間の訓練を受ける)が教えられているが,教会はほかに14のMTCを運営しており,そこでは7つの言語が教えられている。MTCで言語を教える教師は,ネイティブ・スピーカーか,または宣教師としての奉仕を通してその言語を習得した者である。