全国女性大会で話をするためにフィンランドを訪れた末日聖徒チャリティーズ会長のシャロン・ユーバンク姉妹は、「わたしたちは神を愛し、隣人を愛しなさい、という二つの大きな戒めを守ることでイエス・キリストに従おうとしています」と語り、さらに「わたしたちは、信条、政治的信念、国籍、考え方に関わらず、大変な苦労の最中にいる方たちに仕えたいと願っています。これは、苦しみを和らげ、安心感を与え、尊厳を高め、家族を強める業です」と述べた。
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2019年9月21日、末日聖徒イエス・キリスト教が主催するこの集会はタンペレ市にあるタンペレ大学で開かれ、600名以上の出席者を数えた。地元の参加者が多い中で、遠くはバルト海沿岸地域やロシア西部から参加した姉妹たちもいた。
教会の中央扶助協会会長会第一顧問のユーバンク姉妹は基調演説の中で、女性はどのような状況にあっても奉仕することができると話した。
「どのような状況にあっても、どんな時期でも、人生に何が起きていようとも、皆さんは主に仕えることができます。行き詰まり、解決策が見いだせないと感じている人、つらい時期だと感じている人、そんな皆さんを励ましたいのです。元気を出してください。主は共におられて、困難から抜け出せるよう助けてくださいます。」
大会主催者でありヘルシンキの扶助協会会長のライジャ・ピニ・ケンパイネンもこう語った。「姉妹の皆さんに愛を感じていただきたい、疑問があっても、一人ではないと感じていただきたいと思っています。人生のあらゆる局面にいる全ての人、全ての女性の心に訴えるために、今回、色々な分科会を設けました。」
同じく大会主催者でタンペレの扶助協会会長のアナ・マリア・ムホネンは、「1年前に大会の本格的計画が始まり、それからの丸一年、実行委員会の12人は懸命に働いてくれました」と語った。
地域社会における奉仕
この大会がきっかけとなって、女性がそれぞれの地域で奉仕する方法を見つけられるようにと扶助協会指導者たちは願っている。
ユーバンク姉妹は「扶助協会とは、個人と家族のための人道活動です」と聴衆に語った。
ケンパイネン姉妹は、官民の機関だけでは社会が求める全ての要求にこたえることはできなくなっているとして,次のように言った。「わたしたちは教会として、扶助協会として、自分たちの住む地域が抱える多くの疑問や要求にこたえることのできる第三のセクターです。」
大会出席者ミリ・シルベノイニンは、「力を合わせ、助け合うことが大切だと思います。そうしてわたしたちは互いの経験から学ぶことができます」と言う。「ここで感じた一致に、そして、異なる人たちが一堂に会することができたことに感謝しています。わたしたちはそれぞれ違っていますが、でも、皆仲間です。」
別の出席者リーサ・グラントはこう話してくれた。「ここには若い女性から、人生経験豊富な年輩の女性までいます。それでも皆がつながっていて、家族のような気持ちです。わたしはこれまで少しですが、移民のお手伝いをしてきました。わたしにとって大切な人たちです。でも、もっと別なことができないかと考えていました。……奉仕をするのに特別な組織の一員である必要はないんですね。もちろん扶助協会は別ですけど。誰でも良いことができます。」
大会に参加した扶助協会会員のエミリア・コイフィストも言う。「力強い女性の集まりです。わたしたちは小さなことを通して、変化をもたらすことができます。人道活動をするのに、大きなことをする必要はありません。」
教会の人道活動の監督責任者であるユーバンク姉妹は、首都ヘルシンキで、フィランド難民委員会、SOS-Lapsikylä(両親からの扶養を受けられない児童の支援を行う非営利団体)、Martat(家政学協会)など、難民を支援する幾つかの機関との面談に臨んだ。地元の扶助協会指導者たちも、そうした機関との協力関係を求めてユーバンク姉妹に同行した。
伝道の経験
今回の旅はユーバンク姉妹にとって、教会の専任ボランティアを務めた国を再び訪れる機会でもあった。
「伝道を終えて帰還したのは1986年ですから、本当に長い年月が経ってしまいました」と姉妹は振り返り、語った。「わたしの愛する国と人々の元に帰ることができ、強い思いを抱いているこの文化と国で奉仕ができて胸がいっぱいです。」
ムホネン姉妹は、ユーバンク姉妹がタンペレ市でも伝道したことに、また、伝道中の写真を見せ、フィンランドの会員から学んだことを話してくれたことがうれしかったと言う。「ユーバンク姉妹の影響力が世界の各地に及んでいることが分かります。それに、この地の人たちは姉妹の人生と経験の一部になっているのですね。」
フィンランドには約5000人の末日聖徒がおり、30のユニット、そしてフィンランド・ヘルシンキ神殿に集っている。
「神殿は女性にとって大きな祝福です。神殿に参入する女性だけではなく、彼女たちが仕える地域に住む全ての人々にとっての祝福です」とユーバンク姉妹は語る。
「フィンランドの末日聖徒は、神殿に参入する会員が大変多いことを大変誇りに思っていると思います。フィンランドに神殿があるという事実に何か神聖なことがあるのです。会員たちは非常に忠実です。」