末日聖徒イエス・キリスト教会の使徒が教会で154番目となる神殿をカウボーイステートで奉献した。十二使徒定員会の会員デビッド・A・ベドナー長老は2016年10月30日(日)ワイオミング州スターバレー神殿を奉献した。
ベドナー長老と、同席した七十人のウリセス・ソアレス長老、C・スコット・グロー長老、ラリー・Y・ウィルソン長老、ウィルフォード・W・アンダーセン長老は、神殿の外壁にある礎石のまわりにセメントを詰める最後の作業を行った。
「神殿も周辺の景観もとても素晴らしい。シンプルで穏やかで。動揺、混乱、混沌が存在する世の中にあって、神殿のように美しい場所は、この地上で平安と心の穏やかさを得られる究極の場所であり、それゆえに、訪れる誰もが非常につよく印象づけられ、祝福されるのです。」
最初のセメントをこてで礎石に詰めた後、ベドナー長老は、「次はスターバレーガールがセメントを詰める番です」と妻にこてを渡し、「さあ、どれだけ上手か見てみましょう」と言った。
ベドナー長老の妻スーザン・ベドナーは、「わたしはここで育ちました」と説明し、「過去・現在に起こった、そして、未来に起こるであろうすべてのことに感謝しています。この地における神殿建設のために、どんな準備がなされてきたかを間近で見守る機会をいただきました。そして、それぞれの家庭や家族で子どもたちが神殿について教えられている様子を見る機会にも恵まれました。」
定礎式について説明する十二使徒定員会デビッド・A・ベドナー長老。ワイオミング州スターバレー神殿にて。妻のスーザン・ベドナー、故L・トム・ペリー長老夫人、バーバラ・ペリー(中央右)はともにワイオミング州出身である。二人は神殿の奉献をともに喜び合った。2016年10月30日。 2016 by Intellectual Reserve, Inc. All rights reserved. | 1 / 24 |
ベドナー長老は故L・トム・ペリー長老夫人、バーバラ・ペリーが礎石にセメントを詰める様子を見守りながら、聴衆に向けて次のように語りその場の雰囲気を和ませた。「ペリー姉妹はここにいるわたしたちの誰よりも、定礎式の経験があります。ワイオミングで一番の経験者です。」
奉献式に先立ち、末日聖徒の青少年たちの多くが文化の祭典に参加し、ワイオミング州の過去の遺産と教会歴史について披露した。祭典はスターバレー高校で開催され、ワイオミング州スターバレー神殿の完成を祝った。神殿ではワイオミング州とアイダホ州に住む1万6千人の会員たちが奉仕することになる。
末日聖徒の神殿は、教会員が日曜の礼拝のために集まる通常の集会所や教会堂とは異なる。神殿は、「主の宮居」と捉えられ、結婚やバプテスマ、その他の儀式によって、家族を永遠に結びつけ、イエス・キリストの教えを実践する場と位置づけられいる。現在、153の神殿が世界中で稼働中であり、25が建設中である。