ニュースリリース

世界中で新型コロナウィルスの支援に取り組む末日聖徒たち

教会は57か国でプロジェクトを支援

                  

2020年4月15日更新

末日聖徒イエス・キリスト教会大管長会は、パンデミック状態となったコロナウィルス感染症に対して世界中で進めている取り組みを発表した。現在多くのプロジェクトが進行中であり、教会は資産資源とボランティアを投入。現場で働く医療従事者のため、特に必要とされているマスクや機材を生産している。

2020年4月14日(火曜日)に発表された手紙の中で大管長会は、「神はわたしたちの祈りをお聞きになり、祈りにこたえてくださると知っています。苦しみを和らげ、困っている人たちの世話をすることに『熱心に携わる』ようにと」わたしたちは教えられてきました(教義と聖約58:27参照)」と述べている。

さらに、「教会がこれまでに承認したコロナウィルス救援プロジェクトは、57か国で110に達し、そのほとんどが、信頼できるパートナーとの共同プロジェクトです。パートナーとなっているのが、人道支援機関、保健省、病院などで、それぞれ、教会所有の食料、衛生用品、個人用防護用品、医療器具、資金、その他必要品を最も有効に活用できる場所で利用することを認めています」と付け加えている。

その一つの例が、教会のビーハイブ衣料施設での作業変更がある。ビーハイブ衣料施設は、ブラジル、メキシコ、パラグアイ、フィリピン、ユタにあり、普段は宗教用衣装を製造している。しかし今回、それを一時休止して、医療現場で必要なマスク(全ての地区)と医療衣(ユタのみ)を製作することとなった。

末日聖徒チャリティーズの会長で、中央扶助協会会長会のシャロン・ユーバンク姉妹は言う。「それぞれの地域が何を必要としているか知り、それに応えるために、わたしたちは努めて政府や地域の指導者と協力し、扶助協会と家族を動員してプロジェクトを支援しています。」

ユーバンク姉妹はさらに言う。「パンデミックか否かに関わらず、末日聖徒チャリティーズがパートナーシップを結んでいることは大変幸運です。これまで時間を掛けて信頼関係を築いてきましたから、パンデミックが発生しても、一から始める必要はありません。どのように協力し合えばいいか、よく分かっていますから。」

世界に向けたプロジェクト

「コロナウィルスがパンデミック状態となった当初から、世界で広範囲に救援と支援を行ってきました」と語るのは、末日聖徒チャリティーズのディレクターを務めるショーン・ジョンソン。パンデミック発生と共に始まった教会の世界的な取り組みを説明してくれた。

ジョンソンは言う。「わたしたちは、これが、世界中の人々が未だかつて経験したことのない難題であると分かっています。しかし、人々の苦しみを少しでも軽くするために、多くの信じられないほどすばらしいパートナーとともに働けるのは、光栄なことです。」

手がけたプロジェクト:

教会は、アフリカ、アジア、ヨーロッパと南アメリカのプロジェクト・ホープと協力体制を結び、年明けに最初の寄付として、マスクと防護用品を中国に送った。

教会の人道支援機関は全ヨーロッパに向けて、医療機器と個人防護用品を、また、ハノイのファーザーランド・フロントと協力してベトナムにマスクを送った。さらには、現在コロナウィルス検査を実施できない発展途上国で援助が進められている。

また、末日聖徒チャリティーズは、食料を初めとする援助物資を世界中に供給してパンデミックに対応している。ルワンダ、スーダン、タンザニアに対しては、セイブ・ザ・チルドレンとともに援助を提供。ウクライナへのプロジェクトも進んでおり、アドベンティスト・ディベロップメント・アンド・リリーフ・エイジェンシー(ADRA)と共に、個人用防護用品を送り、ADRAとは他にも、セルビアに緊急食料を送るプロジェクトにも参加している。

ユタでは、医療従事者のために500万枚の医療用マスクを作ろうと、末日聖徒チャリティーズ、インターマウンテン・ヘルスケア、さらにユタ大学ヘルスの3団体からなる混合活動に参加するよう、扶助協会が姉妹たちを組織している。

大管長会の手紙には以下のようにある。「教会員の皆さん、皆さんのお住まいの地域で機会があれば、そして、政府の方針と個人の事情が許す限り、これらの、またその他の支援活動に参加するようお勧めします。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.