信教の自由とは法的、文化的、制度的、哲学的な多面性のある複雑な事柄である。それはまた霊的側面も持つ。
末日聖徒イエス・キリスト教会の名誉中央七十人であるランス・B・ウィックマン長老は、2017年2月17日、信教の自由の霊的側面をテーマに、J・ルーベン・クラーク弁護士会のイベントで講演を行った。
ウィックマン長老は、末日聖徒の信教の自由へのアプローチは、イエス・キリストの贖いに対する理解と神が個人に与えた選択の自由という教会の基本原則に基づいていると説明した。
「宗教の自由は、個人個人の霊にもたらされるイエス・キリストの贖いによる恩恵が持続するよう助けます。それは、信仰における選択の自由を保護してくれるものです。そして、この選択の自由が燃え盛る炉のような苦難のなかで決意しなければならないという苦しい経験を引き起こすのです。つまり選択の自由は、私たちの永遠の行く末を決定するものとなります。人生の分かれ道であり、時には、キリストと戒めを選ぶか、それとは逆の道を行くかの分かれ目ともなります。選択の自由を行使することこそが、私たちのこの世での人生の究極な目的です」と、ウィックマン長老は語った。
ウィックマン長老は、末日聖徒にとっても他の宗派の人々にとっても、あるいは、無宗教の人にとっても、良心に従う心を維持することは非常に大切だと語った。「宗教の自由とは、キリストとキリストの福音を選ぶ権利を擁護することに重点が置かれているということを末日聖徒は理解しています。ですから、わたしたち末日聖徒にとって、その権利を尊重することで、他の人々がする異なる選択に対して寛容であるように駆り立てるのです。」
ウィックマン長老の講演、「るつぼ(坩堝):贖い、選択の自由、戒め」の全容は、
http://www.mormonnewsroom.org/article/lance-wickman-speech-j-reuben-clark-law-society-philadelphiaを参照。