ニュースリリース

十二使徒のネルソン長老が岸田外相,谷垣法相を表敬訪問

十二使徒定員会会員のラッセル・M・ネルソン長老は,2013年のエリアレビューのための来日に伴い,3月1日に外務省と法務省を訪れ,岸田文雄外務大臣と,前自由民主党総裁の谷垣禎一法務大臣を表敬訪問した。

 

 

岸田外相

 岸田大臣との会談では,ネルソン長老は若い軍医として来日していた当時の経験を分かち合い,「岸田大臣が生まれて日本に来る前に,わたしの方が先に日本へ来ていたんですよ」と笑顔で話し始めた。当時の日本人の印象を語りながら,今でも日本は家族の強いきずなをもった国民であり,世界の模範になるべき国だと賞賛した。岸田大臣には「家族の像」が贈られ,家族の価値観を向上させるための意見が交換された。

 岸田大臣は会話の中で常に「ネルソン長老」と呼びかけ,教会が東北で行ってきた人道支援活動について興味深く耳を傾けていた。また,東北で教会員が携わった人道支援が合計で40万時間を越えていることに驚きつつも感謝の言葉を伝えた。被災した大学生に教会が奨学金を提供していること,自分の大学の後輩が奨学金の恩恵を受けていることには強く感銘を受けていた。

 

谷垣法相

 谷垣大臣はデビッド・A・ベドナー長老ジェフリー・R・ホランド長老とも面識があり,十二使徒との面談は今回で三回目になる。

 谷垣大臣は,法についての個人的な印象を語りながら「発展途上国に目を向けると,法を執行する上で,愛情が必要なのではないかと感じる」と言う。法による処罰を受けた人の再犯率の問題にも触れ,「法によって裁かれた人が更生していく段階で,愛情と祈りの力が必要になるのではないかと感じるときがあります」と話した。それに対してネルソン長老は,「人が更生していくには,内からの力,つまり,霊的な変化が必要であり,それがなければ人はほんとうに変わることはできません」と話し,「天からの力と助けを受けてください」とアドバイスした。

 谷垣大臣に贈られたのは「リアホナ」のレプリカである。「モルモン書の中に登場するリアホナは,人々が神の律法を守ったときに,進むべき正しい方向を指し示しました。同じように,このリアホナは,大臣が国の法律を尊び,リーダーとして正しい方向へ人々を導いてくようにという願いの象徴です」とネルソン長老は説明した。

 両大臣との面談は,終始穏やかで和やかな雰囲気の中で行われた。

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