3月25日(土)、建設中のイタリアローマ神殿の尖塔に天使モロナイ像が設置された。これは神殿が間もなく完成することを意味する。
末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿の尖塔に見られるこの13フィートの銅像は、モルモン書に登場する古代の預言者モロナイをモチーフしている。モロナイは、イエス・キリストの福音を世に知らしめた預言者である。
地域七十人のアレサンドロ・ディニ・シアッチ長老は、「今日、私たちはローマ神殿建設において、目に見える進歩を体験しました。この偉大な節目を迎えられたことに喜びを感じます。同時に、現場の方々が建築の完成を目指して大急ぎで作業する間、わたしたち教会員は、自身を霊的に整え、神殿が奉献された後、神聖な儀式に携われるように準備しなければなりません」と語った。
教会神殿部の担当幹部であるラリー・ウィルソン長老は、この歴史的な日に際し次のように述べた。「この永遠の街は、礼拝の場所として、その美しさと歴史において、よく知られています。キリスト教の歴史を誇るこの地に、神聖な神殿を建設できたことに喜びを感じています。」
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クルーたちはクレーンを使って150フィート以上の高さにまで銅像をあげ、その後、定位置に設置した。銅像は22カラットの金箔で覆われている。作業員は銅像の繊細な表面を傷つけないよう、手袋をはめての作業であった。
ローマ神殿の建設は2010年10月23日、教会の預言者、トーマス・S・モンソン大管長による、伝統的な鍬入れ式とともにに始まった。
神殿奉献前にはオープンハウスが開催され、建物内部と敷地が一般に公開される。ローマ神殿は、イタリアとその周辺国にいる2万5千人の会員によって利用される。現在、世界中で155の神殿が稼働中であり、ヨーロッパには、12の神殿が設けられている。