ニュースリリース

教会、在浜松ブラジル総領事館への表敬訪問を行う

2021年3月30日、末日聖徒イエス・キリスト教会は在浜松ブラジル総領事館への表敬訪問を行った。
  
在浜松ブラジル総領事館は、ブラジル連邦共和国が東京、名古屋に続いて静岡県浜松市に設置した第三の領事館で、静岡県を管轄している。教会からは、静岡ステーク*1・鈴木幹仁ステーク会長、名古屋東ステーク豊橋ワード*2・石井哲志長老定員会会長、教会福祉自立サービス部・菅原憲嗣兄弟*3の3名が訪問した。 
 
現在、約20万人のブラジル人が日本で生活しており、愛知県、静岡県は在日ブラジル人の人口が全国で1番目と2番目に多い。このたびの訪問は、静岡ステーク会長会が日本とブラジルの交流を推進する組織、日伯(にっぱく)交流協会に所属している縁から実現したものである。
静岡、愛知両県の教会にもブラジル人会員が多く在籍しており、静岡ステークでは、オンラインでのポルトガル語の聖餐会「アミーゴ会」が定期的に開かれている。また、2021年4月から開始したセミナリー*4において、静岡、名古屋、滋賀、京都、神戸、群馬それぞれの地区に住むブラジル人を対象としたポルトガル語のクラスが開講されている。
 
総領事館では、対応にあたったバッホス・デュヴァウ副総領事に向けて、教会全体の説明、人道支援の説明とブラジル人支援の取り組み事例について紹介を行った。
取り組み事例は、愛知県豊橋市での豊橋ブラジル協会と連携したブラジル人の困窮家庭への食糧支援と、2静岡県浜松市の国際交流協会と連携して行われた、パネトーネを配りながら緊急時の支援先について周知するイベント、群馬県のブラジル人学校(日伯学園)と連携したクリスマスパッケージプレゼントについて紹介した。
続けて、教会が提供する教育に関する事例(ポルトガル語セミナリー、BYU-Pathway*5)が紹介された。
最後はマタイ22:39「……自分を愛するようのあなたの隣人を愛せよ」を引用し、教会が隣人を愛することを大切にし、実践する組織であることを伝えた。
 
デュヴァウ副総領事からは、訪問および在日ブラジル人に対する取り組みに対する感謝の言葉とともに、今後も様々な機会に教会と在日ブラジル人の連携を期待する旨の発言があった。また、青少年に高等教育の扉を開くBYU Pathwayに関して強い関心があり、パンフレットを総領事館に置いたり、何らかの方法で在日ブラジル人に伝えたりすることもできると思う、とのことであった。
 
副総領事との歓談の後、ガルシア・アウデーモ総領事への挨拶、写真撮影を行った。総領事からは本国ブラジルでの末日聖徒イエス・キリスト教会の存在は大きいこと、在日ブラジル人の青少年世代の健全な育成に非常に関心があることが述べられた。
 
訪問は終始和やかな雰囲気のもとで行われ、聖句を紹介した際には副総領事も聖書から引用して応じる場面もあった。
この度の訪問が、日本のブラジル人コミュニティーと教会のさらなる連携につながるきっかけとなることが期待される。
  
 
*1 ステーク 地元の会員の集まりである「ワード」が集まって構成される, より大きな地域的組織
*2 ワード ワードとは,地域の教会が管轄する一定の地理的範囲「教区」を意味する
*3 兄弟・姉妹 教会では,すべての人が神の子供たちであるとの教えから,男性を兄弟(Brother),女性を姉妹(Sister)と呼称する
*4 セミナリー 中学3年生から高校3年生までの青少年が、毎日聖文を用いてキリストの教えを学び合うプログラム
*5 BYU-Pathway 教会が公式に運営する教育組織「Pathway worldwide」が提供する、英語と福音の学習を軸とした教育プログラム。オンラインで提供され、成績優秀者はブリガムヤング大学アイダホ校にて単位を取得することが可能。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.