過去100年間にわたり,末日聖徒イエス・キリスト教会はボーイスカウト・オブ・アメリカ(BSA)との結びつきを強め,実りある関係を築いてきた。
最近BSAは,BSAの会員と指導者の標準に関する方針を変更することを検討してきた。BSAが検討を終え,決議案を提出したのを受けて,教会は次のような声明を発表した。
「この数週間,BSAは会員の標準に関する指針を見直すという困難な課題に取り組んできました。彼らの言葉で言うと,この作業はBSA史上『最も包括的な聞き取り調査』となりました。
教会は方針の変更に影響を及ぼしたり,それを妨げたりするような活動は一切しませんでしたが,話し合いの経過を見守っていました。『BSAと現代社会が直面する最も複雑で困難な問題』に注意を喚起するために,BSAが思慮深く,誠実に努力してくださっていることにわたしたちは満足しています。
今回のBSAによる提案は,これまで検討されてきた懸案事項を含む多くの重要な問題を扱っています。たとえばBSAのすべての協力団体に同じ標準を求めることや,スカウト活動は(スカウト指導者ではなく)若人自身を益するために存在するという認識,プログラムに参加する若人が道徳的清さに関して同じ標準を持つこと,ボーイスカウトたちが自分自身の神に対する務めを尊重することを新たに強調することなどです。
わたしたちはこれらの問題を慎重に検討してくださったBSAに感謝しています。また,この新たな提案にすばらしい事柄が含まれていることに感謝しています。これらの方針は,若人の人格と指導性を養い,強めるうえで助けになることでしょう。わたしたちは今後も協力して若人を強めていきます。」