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教会指導者,安息日をもっと遵守するように求める

末日聖徒イエス・キリスト教会の指導者は,世界中の会員に安息日をもっと遵守するように強く勧めている。地元や各地域で行われる今年の指導者訓練集会において,教会指導者たちは,より有意義な目的をもって安息日を遵守することによって神への信仰を強めるというテーマに沿って指導を受けている。

十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード長老は,教会の指導者が家族や個人に,安息日に何をするかについてあらためて考え,それに焦点を当てた取り組みをするよう強く勧めることの重要性を感じていると説明し,次のように述べた。「わたしたちが心から願っているのは,教会全体において,安息日に主を礼拝することに重点を置くことです。」

提案事項の中には,より幅広い人々が礼拝行事の計画に参加すること,日曜学校をはじめとする他のクラスも含む毎週の3時間プログラム集会の最初に聖餐会(中心となる礼拝行事)を行うことなどが含まれている。バラード長老は,提示されている変更は勧めであって,地元の必要に合わせることになると述べた。「常に柔軟性を持つ必要があります。全世界に広がっている教会はそれぞれが異なった状況にあるからです。」

中央初等協会会長のローズマリー・M・ウィクソム姉妹は,聖餐会を最初に行うことの重要性についてよく理解している。「母親の視点からすると,これはとても重要なことです。子供たちはまだ元気な状態だからです。そして,わたしたちが夫や妻,あるいはひとり親として,日曜日に聖餐会に出席するよう家族を備えさせるときに,その準備は……家を出る前に,礼拝堂のドアを通る前に,時には教会に向かう車の中でなされるものなのです。」

バラード長老によると,この問題に焦点を当てるために,4人の十二使徒と7人の七十人定員会会長を含む大管長会および十二使徒定員会による委員会が設けられた。バラード長老は,教会の女性指導者からの意見も取り入れられたことに言及し,次のように述べた。「わたしたちは教会員の信仰を強めることが急務であると感じています。世の中は少しずつ……ますます困難な状況になりつつあります。……わたしたちは,家庭における活動が,救い主の生涯とその教え,またわたしたちが従って生きるように天の御父が与えてくださった偉大な幸福の計画について学び,知ることに一層焦点を当てたものになるように望んでいます。」

七十人会長会のL・ホイットニー・クレートン長老は次のように述べている。「指導者たちは,教会員が教会や家庭において安息日をもっと遵守することに思いを向けるよう助けることを求められています。教会で安息日をより尊ぶことに焦点を当てるという側面の一つは,聖餐会を計画する責任のあるビショップリックが,今後の聖餐会に向けて提案された計画についてワード評議会で話し合うことです。」

ワード評議会は地元の集会における男性および女性の指導者で構成されており,女性や男性,青少年,子供たちのためのさまざまな組織を導き,個人や家族の必要について話し合い,彼らに仕えるための計画を立てます。

「ワード評議会の全てのメンバーが貢献することで,ビショップリックによって考えられた計画に霊的な洞察が増し加わりますが,計画を承認する責任はビショップリックが負うことになります」とクレートン長老は付け加えた。「今回の勧告には,かなりの柔軟性が認められています。わたしたちが望んでいることは,ビショップリックが聖餐会の計画を2,3か月前から提示し,ワード評議会のメンバーからの提案が得られるようにすることです。話者を誰にするかや特定のテーマ,また賛美歌についての提案もあるかもしれません。」

クレートン長老は安息日の活動として,奉仕活動をすることや聖文を読むこと,家族で時間を過ごすことなどが考えられると言っている。「わたしたちが望んでいることは,安息日が人々にとって家庭で喜びを感じられる日となることです。日曜日にそれぞれの家庭で行われることが大好きになってほしいのです。安息日はこの世から離れる時間です。他の曜日には常にわたしたちの目の前にある事柄,すなわち平日の仕事や全ての心配事から離れて,適切な休息を取るのです。そうすることによって,安息日には救い主に思いを向けることができるのです。」

ウィクソム姉妹は次のように話している。「安息日は主の日であると考えるなら,わたしたちが行うことは自然と主に関わることとなり,主のために行うようになるでしょう。しかしそれは,子供たちを車に乗せて祖父母や親戚などを訪問できないという意味ではありませんし,一緒に笑って過ごす時間を取れないという意味でもありません。」ウィクソム姉妹は安息日の活動として,日記を書いたり宣教師に手紙を書いたり,また教会がウェブサイト上で提供しているたくさんのリソースを家族と分かち合ったりすることを提案している。

「神はわたしたちにこの特別な日を,娯楽や日常の仕事のためではなく,職務からの休息と,肉体的また霊的な安らぎのために与えてくださったのです」と,十二使徒定員会のラッセル・M・ネルソン長老は4月の総大会の「安息日は喜びの日」という説教の中で述べている。「わたしは,次のことを理解するように主は望んでおられたと信じています。安息日はわたしたちに対する主からの賜物であり,厳しい日常生活からの真の休息と,霊的また肉体的に再生する機会を与えるものであるということです。」

安息日の礼拝と家庭における福音学習を改善するための訓練が,総大会の週に中央幹部(教会の上級幹部),地域七十人(巡回指導者)および中央補助組織会長会に与えられた。その訓練は今や年間を通じて行われる訓練として,地元の集会においても与えられつつある。

教会や家庭における安息日の礼拝を改善することに焦点を当てた訓練のための資料は,

今後予定されている指導者集会のために地元の指導者に現在配布中で,その中で教えられている原則が各ユニットの全ての会員に教えられることになっている。

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