末日聖徒イエス・キリスト教会はコロラド州グランドジャンクションにおいて拡張した地域のビショップの倉を奉献した。教会は食糧や家財道具を買う余裕がない人々のために,それらを提供するため全米各地に同様の倉を100以上運営している。地元信者の指導者(ビショップ)は困窮している会員や他の人のために品物を提供するための取り組みを統括する。
新たな5,000平方フィート(約465平方メートル)のセンターは旧建物のおよそ2倍の大きさで,家庭貯蔵センターとしてだけでなく,倉庫と商品保管のエリアも収容している。家庭貯蔵センターは地域の会員が自然災害や経済的困難など,緊急時に備えられるよう原価または原価に近い価格で食品やその他の必需品を大量に販売している。新たなセンターは利用者や貯蔵のためにより大きなスペースを提供するとともに機能的な改良ができるように建てられた。
七十人のジョージ・F・ローズ長老が日曜日にこの施設を奉献した。また,その地域の地元市民や非営利団体の指導者が数多く出席した。ローズ長老は教会員が断食献金によってビショップの倉や他の教会福祉活動への支援を継続するよう奨励した。
教会は毎月,ある日曜日(通常第一日曜日)を断食の日に指定している。会員は2回の連続した食事,またはおよそ24時間,食物と飲料を断つことを求められる。また,会員は教会の福祉システムに対して,これらの食事のための食物に費やしたであろうお金を寄付するようにも求められる。このお金は断食献金と呼ばれる。
倉庫で入手可能な製品の多くは教会所有の施設で生産され,教会のボランティアがこれらの製品を生産する労働力の多くを提供している。貧しい人々を助けるために使用されるビショップの倉のための品物を生産するのを支援するため,教会の指導者は,日曜日の教会の集会で頻繁に,会員が自らの時間を提供する必要があることを伝えている。
教会の倉庫および福祉プログラムの詳細は以下のリソース(英語)を参照のこと――
教会福祉プログラムは人々が厳しい経済状況にあるときに自らを助けるのに役立つ
人道支援と福祉事業の基本――寄付金とリソースはどのように使用されるか
助けの必要な人にサービスを提供するための新たなビショップの倉の準備が整う